名作映画のリメイク、オマージュがいま熱い!

特集

50〜60年代の傑作ミュージカルへのオマージュがちりばめられた『ラ・ラ・ランド』、1960年代の大ヒット作『荒野の七人』のリメイク『マグニフィセント・セブン』など、話題作が続々と日本公開。名作、傑作は何度でも蘇る!

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ここ5年ほど、ハリウッドでの旧作・外国作品のリメイクが定番化したことには、ふたつの理由がある。ひとつめは、すでにファン獲得の実績を持つ手堅いエンターテインメントであること。1960年の大ヒット作『荒野の七人』(これがすでに日本映画『七人の侍』のリメイク!)のリメイク『マグニフィセント・セブン』はこの流れの作品で、キャラクター総出演、痛快なドンパチで楽しませてくれる。もうひとつは、よりリアルな表現を可能にした技術の進歩。ディズニーアニメの実写版『美女と野獣』は、まさにそんな作品。アニメだからこそ表現できた擬人化されたティーポットや燭台などの活躍を、最新技術によってどんなふうに見せてくれるのか楽しみだ。

旧作にインスパイアされながらも、こうした作品と一線を画すのが『ラ・ラ・ランド』。『シェルブールの雨傘』を思わせるカラフルな世界観、『ロシュフォールの恋人たち』さながらの若者たちの陽気な群舞、『雨に唄えば』のジーン・ケリーにも似たライアン・ゴズリングの立ち姿、往年のスターコンビ、フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースを想起させるタップダンスなど、50~60年代の傑作ミュージカルのイメージが目白押しだが、それ以外にも名作映画のタイトルや80年代の音楽ネタが満載。

こうした多岐にわたるオマージュをちりばめた作品は、かつてクエンティン・タランティーノの出現で大流行したが、誰もが愛さずにはいられないラブリーな『ラ・ラ・ランド』が大ヒットすれば、この流れに再び注目が集まるかも!

文/渥美志保(映画ライター)

『ラ・ラ・ランド』

ロサンゼルスを舞台に女優の卵と売れないピアノ弾きの恋を描くミュージカル。50年代を彷彿させるカラフルな世界観、ライアン・ゴズリング&エマ・ストーンの顔合わせ、切ない余韻を残す楽曲などすべてが魅力的。

監督・脚本/デイミアン・チャゼル
出演/ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド
2016年、アメリカ映画 128分
配給/ギャガ、ポニーキャニオン
2月24日より、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開

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『マグニフィセント・セブン』

20世紀初頭のアメリカ西部の無法地帯を舞台に、悪徳資本家による暴力の支配に耐えかねた町の人々が雇った7人の活躍を描く、痛快アクション。『七人の侍』を翻案した西部劇『荒野の七人』のリメイク。豪華なキャストも話題。

監督/アントワーン・フークア
出演/デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン
2016年、アメリカ映画 133分
配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
丸の内ピカデリーほか全国にて公開中

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『美女と野獣』

森で孤独に暮らす野獣が、そのもとを訪れた美女ベルの愛によって呪いを解かれるまでを描く。ディズニーの劇場用アニメを、エマ・ワトソン主演で実写化。ドラマ「ダウントン・アビー」のダン・スティーヴンスが野獣役に。

監督/ビル・コンドン
出演/エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンズ
2017年、アメリカ映画 上映時間未定
配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン
4月21日より、TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開

*『フィガロジャポン』2017年3月号より抜粋

 

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