Carré de chocolat × KEY COFFEE プロが教えるマリアージュを体験。

Gourmet 2017.09.20

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キーコーヒーとカレ・ド・ショコラのマリアージュを、コーヒー鑑定士が提案！

ひとり時間のための贅沢チョコレート、カレ・ド・ショコラ。一緒に楽しむものがあれば、そのおいしさはさらに広がる。今回はカレ・ド・ショコラに合うコーヒーを、キーコーヒーの藤田靖弘さんがセレクトした。

「チョコレートの原料であるカカオ豆とコーヒー豆は、どちらも熱帯地域や赤道付近で栽培された植物の種子であり、焙煎します。そのためフレーバーにも共通することが多く、基本的に相性がいいんです」

　そのマリアージュへのアプローチはさまざま。フレンチミルク×マンデリンのように、ミルク感とスパイシーさという相反する味わいで双方を引き立てたり、ベネズエラビターとキリマンジェロのように、苦味と酸味がシンクロして融け合ったり。「コーヒーはハンドドリップ以外にも、味わいが濃厚に感じられるフレンチプレスや、香りが立つサイフォンなど抽出方法で味も香りも変わる」ため、豆の種類だけにこだわらず、いろいろ試してみるのも楽しい。まずはプロ考案の6つのペアリングで、深まるおいしさを体験してみて。

French MILK|フレンチミルク
濃厚なフランス産ミルクがカカオの風味と融け合い、まろやかな中にキレのある味を実現。

&トアルコトラジャ：フローラルなトップノートから、レーズンやオレンジのような甘酸っぱさ、カラメルのような甘さを感じる。長いアフターテイストまで、味の波長がミルクのコクとピタリと合う。
&マンデリン：深いコクとなめらかな苦味を持つ個性的な味わい。双方のクリーミーな口当たりがマッチし、マンデリンのスパイシーさがミルクの風味を引き立てる。リフレッシュしたい時におすすめ。

Venezuela BITTER|ベネズエラビター
ベネズエラ産カカオ豆が生み出した、まろやかな苦味と濃さが大人の味。

&キリマンジェロ：キレのある酸味と深いコク。適度な苦味がチョコレートの苦味とシンクロする。赤ワインのような風味も感じられるコーヒーなので、ビターなチョコとゆっくりと楽しめば、一日の疲れが癒されそう。
&有機栽培ブラジル：ローストナッツのような香ばしさと、甘味のある柔らかな口当たりが際立ち、まろやかな風味がビターなカカオ感を優しく包み込む。ビターチョコが苦手な人こそ、このペアを試して。

Madagascar WHITE|マダガスカルホワイト
贅沢に使ったマダガスカル産バニラのコクと、甘やかな熟成香にうっとり。

&グァテマラ：アーモンドやブラウンシュガー、ベリーのような豊かな風味を感じる。口に広がるホワイトチョコのミルク感が、グァテマラのすっきりとした酸味とバランスよく絡まる。
&氷温熟成珈琲モカブレンド：果実のような甘い香りを持つ、口当たりのよいブレンド。ホワイトチョコのリッチなミルクと、モカのストロベリーのような華やかな香りとが相まり、イチゴミルクを思わせる味わいに。