パーク ハイアット 東京「梢」でアートな食事を。

Gourmet 2017.07.05

新宿の喧騒を抜けて辿りつくパーク ハイアット 東京。ホテルに入ると目に留まるのはアート作品の多さです。23年前の開業時よりアートを重要なエレメントとして位置付けるパーク ハイアット 東京で、今年開催しているのは多彩なアーティストとのコラボレーション企画「マスターズ オブ アーツ」。2回目となる今回は、書家の中塚翠涛氏と日本料理「梢」の料理長大江憲一郎氏によるコラボレーションが展開されます。

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コラボレーションでは、中塚翠涛氏による書が描かれたうつわに、大江憲一郎氏がスペシャルな料理を盛り付けます。鮎や鱧、アワビや海老に、夏野菜など旬の食材で彩られる季節感あふれる和食は、目で味わう楽しさを改めて教えてくれます。

今回、コラボレーションのために焼かれたうつわは100枚以上。唐津焼と有田焼、岡本作礼氏をはじめとする名工により大鉢、大皿、向付などが作陶されました。実際に窯まで行き、絵付けをした中塚氏は「釉薬や土により、実際に筆入れしたときと仕上がりの違いに最初は戸惑いました。でもうつわと自分の相性を考えながら、筆となる道具を選び、文字が自由に動くことをイメージしながら、一文字ずつ描いていきました」。と製作時のエピソードを話しています。
こうして出来上がったうつわは、ひとつとして同じものは無く、どれも唯一無二の作品に。うつわ単体としての素晴らしさと同時に、食材が並べられたときに完成度が高まるような美しさを感じます。

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このコラボレーションが楽しめるのは7月15日(土)~31日(月)までの期間限定です。開催前日には中塚翠涛氏によるライブパフォーマンスも楽しめるスペシャルディナーも予定されているので、お早めにご予約を。料理はコースのほか、アラカルトでも楽しめます。今回焼かれたうつわは、全品販売されるそうなので、お食事で出てきたうつわを記念に購入することも。

大胆に絵付けがされたうつわには、撮影時期に旬を迎えたホタルイカと蚕豆の先付けが。(写真は実際の料理とは異なります)

モダンでシックな有田焼のうつわは、合鴨の鮮やかな色を引き立てていました。(写真は実際の料理と異なります)

黒唐津の流線的なうつわに描かれている文字は「無」。

薪窯で焼き上げられた古典的な唐津大皿に象嵌で描かれた「日々是好日」。

「梢」の店内には期間中特別に、中塚氏の作品も飾られます。

「一期一会」や「朝」をテーマにした作品も。

40階に位置する店内からは、都会の大空の眺望が楽しめます。

中塚翠涛 Suitou Nakatsuka
岡山県倉敷市出身。古典的な書をもとに、さまざまなジャンルの題字やロゴ制作に携わる。主な作品にユネスコ「富士山世界遺産」や松竹映画『武士の献立』、著書『30日できれいな字が書けるペン字練習帳』(宝島社)がある。2016年には、フランスで150年の歴史を持つソシエテ・ナショナル・デ・ボザールにて「金賞」「審査員賞金賞」をダブル受賞した。



●マスターズ オブ アーツ「書と料理」
期間:2017年7月15日(土)~7月31日(月)
時間:昼席 午前11時30分~午後2時30分(L.O.午後2時30分)
   夜席 午後5時30分~午後9時30分(L.O.コース午後9時/アラカルト午後9時30分)
料金:昼席 ¥7,500~、夜席 ¥13,000~
   ※いずれの料金もサービス料・消費税別
予約/問い合わせ先:
パーク ハイアット 東京 40階 梢 tel;03-5323-3460


「マスター オブ アーツ スペシャルディナー」
日時:2017年7月14日(金)、午後6時30分
料金:おひとり様25,000円(税・サービス料込)
※料金には料理と飲み物代が含まれます。
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