ビーツとフルーツを使った、ルビー色のポテトサラダ。
ホームパーティレシピ 2017.01.13
あけましておめでとうございます。ワクワクがいっぱいの2017年になりますように。
クリスマス、お正月……イベント続きではありますが、2月にはバレンタインがやってきます。今回はバレンタインでも使えそうなルビー色のポテトサラダをご紹介します。
このサラダのルビー色は「ビーツ」という野菜の鮮やかな赤色を生かしています。ビーツは、アメリカやヨーロッパで、ビタミンや鉄分を多く含んでいる食材として(「飲む輸血」ともいわれているとか)さまざまな料理に使われているようです。
先日、鎌倉の朝市でビーツを手に入れようとしたら、小さ過ぎるものばかりで、あまりよい状態のものが店頭に出ていませんでした。「ビーツの季節はもう終わりですか?」と、農家さんに聞くと「TVでビーツが話題になったみたいで、いますごく売れているの。毎日売り切れ状態。欲しいなら朝7時半に来なさい」と言われました。なるほど。通常8時オープンの市場ですが、7時半にはレストランの方が大量のビーツを買い占めていらっしゃいました。
今回のサラダの味付けは、基本的に「すし酢」のみですが、ビーツ、ポテト、ブドウ、ザクロ……個々の素材の味が重なり、深みが生まれます。私のお料理レッスンでもお伝えしたレシピです。「色鮮やかなだけでなく、おいしい!」「すし酢だけとは思えない味!」とのうれしい声をいただいています。
今回はブドウとザクロを使いました。フルーツを使うと華やかさだけでなく、味にも深みが出ます。料理に砂糖をほんの少し加えるとコクが出ておいしくなりますが、砂糖の代わりにフルーツの甘味を生かしてみてはいかがでしょうか?
★ ルビーサラダ★
【材料】
○サツマイモ 150g
○ジャガイモ 150g
○ビーツ(小) 125g
ブドウ 10粒(種なし・半分にカットする)
ザクロ 適量
すし酢 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
スダチの絞り汁 1/2個分
【作り方】
- ○を圧力鍋で火入れする(圧がかかったら25分ほど火入れする)。
- ○に竹串を刺し、すっと通ったら、熱いうちに○の皮をむき一口大にカットし、すし酢とオリーブオイル、スダチの絞り汁で合わせる。
- フルーツと合わせて完成。
【ポイント】
- お好みで、マスタード、クミンシードを入れてもおいしい。
- ボリュームを出す場合は、ハムやソーセージ、松の実を入れるとよい。
- お好みで、ルッコラやクレソンを入れてもよい(写真参照)。
- 生のビーツが手に入らない場合は、缶詰を使ってもよい。
- ザクロの種類によっては、種が大きく口当たりの悪いものがあるので注意。

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5