ふわり、和のエスプリ香る麗しショコラ。

世界のセレブリティシェフやパティシエ、ショコラティエも注目する和の心や食材の数々。いまや「umami(旨み)」も世界に通ずる食のキーワードとなり、かつてないほどの日本ブームが席巻中だ。おいしいもの、美しいものを知り尽くすTOKYOパリジェンヌが選びたい、“和とパリのフュージョン”を感じるショコラとは?

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ヴォヤージュ・オ・ジャポン(左)12個入 ¥6,048、(右)6個入 ¥3,132。器に盛ったショコラは手前から時計回りに、高知産ユズが香るガナッシュにフレッシュなミントをプラス「Yuzu Menthe」、ユズの酸味とバジルの苦みを融合させた「Yuzu Basilic」、ほうじ茶とレモンのプラリネに日本の伝統文様“七宝柄”をあしらった「Kyoto」。販売期間:2/1(水)~14(火)、なくなり次第終了。
うつわ:POTPURRI for SALON ゴールドラインプレート(S)¥1,404

伝統文様で表現した日本へのオマージュ。

パリのブティックではウィンドウに登場するやいなや、パリジャンのハートを次々に射抜いたという「アンリ・ルルー × 千總」のコラボレーションボックス。ブランド誕生40周年、日本上陸10周年を記念した雅なボックスは、1555年創業の京友禅の老舗「千總(ちそう)」との出会いで生まれたファン必見の限定版。日本の“旅”のモチーフである御車に、四季の花々をあしらった古典柄「花車」は、「アンリ・ルルー」が掲げる今シーズンのテーマ“Voyage au Japon(日本への旅)”をオリジナルに描きおろしたものなのだとか。

ボックスの中には、2代目シェフ、ジュリアン・グジアンが日本へのオマージュを込めて、こちらも「千總」とのコラボで日本の伝統文様を描いた新作「Kyoto」「Yuzu Menthe」と、日本限定「Yuzu Basilic」の3種を軸に仕立てたボンボン・ショコラコレクションをしたためて。雅な和のエスプリを忍ばせた、今年ならではのショコラをぜひギフトに。

HENRI LE ROUX|アンリ・ルルー 伊勢丹新宿店
東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 本館地下1階=カフェ エ シュクレ
tel.03-3352-1111(大代表)
営)10:30〜20:00
休)施設に準ずる

アンリ・ルルーお客様相談窓口
フリーコール 0120-033-340(月〜金 10:00〜18:00)
www.henri-leroux.com

≫次のページでは、フランスの職人から伝えられた繊細なトリュフを紹介。

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風味は全9種。シンプルかつベーシックな「ノワール」にはじまり、京都宇治から届く挽きたての抹茶を練り込んだ「抹茶」、香ばしさとふくよかな甘みがクセになる「ほうじ茶」、茎茶のまろやかな甘みが心地よい「甘緑茶」など、日本茶との繊細な出会いを表現した3種はどれも必食。ブランデーやジン、京都産純米酒などと絶妙に融合させた芳醇なフレーバーは、お酒とのマリアージュを愉しみたい。「トリュフ9個詰め合わせ(1段)」¥4,860
うつわ:POTPURRI for SALON 八角プレート〈S〉(参考商品)

愛おしいほど繊細な口どけ感。

他のどんなトリュフとも違う、味わったことのない風味・食感・口どけ。京都発のショコラトリー「牟尼庵(むにあん)」の代名詞ともいえる「牟尼庵トリュフ」は、シェフショコラティエ熊谷伸子さん自身が「衝撃だった」と述懐するほどのインパクトをもって、フランスの職人から伝えられたトリュフショコラのレシピをもとに誕生。こだわりのクリームを最適な温度で合わせるため、極寒の工房で職人がひとつひとつ手作業で空気を含ませがら成型し、「氷のように眠らせる」ことで完成する。

この繊細なショコラの真のおいしさを味わうたったひとつのルールは、寒い時期であれば24度前後の室温に置いて約10分、クーベルチュールの温度がベストな状態で食すこと。口のなかでふわりと滑らかに溶け出す独特な食感に心を掴まれ、はかないショコラの旅に翻弄される。ひとつとして同じかたちのトリュフが存在しないのは、手作りの証。大切な人への贈りものにも、自分へのご褒美にも選びたいひと品。

牟尼庵| munian 松屋銀座店
東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座 B1階 和洋菓子売場
tel. 03-3567-1211(大代表)
営)10:00~20:00(変更の場合あり、松屋銀座に準じる)
www.munian.net

≫次のページでは、抹茶好きのための抹茶ショコラを紹介!

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皿上:宇治抹茶のお濃い茶ショコラをドライフルーツやナッツ、黒豆で彩った「お濃い茶マンディアン」(6個入)¥1,620、皿下:2種の宇治抹茶タブレットで石臼を象った、抹茶好き、ショコラ好きに贈る新作「石臼タブレット」(6枚入)¥1,620
うつわ:POTPURRI for SALON 八角プレート〈L〉(参考商品)

奥深いお濃い茶の風味に目覚める。

“茶を知り尽くした宇治の茶匠がパリの街へ”をコンセプトに、京都・宇治の老舗「辻利」が提案するバレンタイン限定「辻利ショコラコレクション」。歴史あるパリの街からインスパイアされて誕生した〈宇治抹茶×ショコラ〉の香り高く奥深い味わいのコレクションは、昨秋パリで開催されたチョコレートの祭典「サロン デュ ショコラ」でも初出展を叶えたばかり。

そのコレクションに新たに加わる2017年の新作が、旨み豊かな抹茶の風味をシンプルに表現した「石臼タブレット」と「お濃い茶マンディアン」だ。なかでも茶匠厳選の宇治抹茶を贅沢に使用した濃い茶とサクサクと食感豊かなプラリネ、2種のタブレットを交互に組み合わせた「石臼タブレット」は、抹茶づくりに欠かせない石臼を象ったプレゼンテーションも秀逸。抹茶ショコラの世界からさらに一歩奥へと極めたい、そんな“抹茶好きのための抹茶ショコラ”が楽しめるのはこの時期だけ!

辻利|tsujiri
●問い合わせ先:
片岡物産 お客様相談室
0120-941440(フリーコール)
〈今月のうつわ〉

POTPURRI|ポトペリー

東京・清澄白河の工房でオリジナル陶器製作を手がけるブランド「POTPURRI(ポトペリー)」がライフスタイルブランド「SALON adam et ropé」のために製作する器コレクション。ほんのりと有機的なフォルムにシンプルなゴールドラインで個性を表現するコラボレーションシリーズ第一弾「GOLD line plete」、和洋どんな食材/料理にもオリジナルのテイストをプラスするシリーズ第二弾「八角プレート」(近々発売)など、シンプルなラインとほど良いクラフト感がさりげなく融合する器コレクションが評判。

●問い合わせ先:
ジュンカスタマーセンター
0120-298-133
http://salon.adametrope.com/

photos:TETSUO KITAGAWA, texte:AKARI MATSUURA, collaboration:SALON adam et ropé

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