フランスvs日本の美容クリニック
春になり美術館で一斉にエクスポジションが始まり、オルセー美術館に行ってきました。
予想どうりすごい人で、モネやゴッホの作品は人の頭の隙間から見ただけで終了。ところで、見たかったのは、メインの展示ではなく隅で行われている動物の写真展の方。こちらはひっそりとしていてゆっくり見ることができました。動物の連続写真で有名なエドワード・マイブリッジの作品もあり面白い内容でした。やっぱりピュアな動物の姿は可愛い!
ふと隣の部屋を覗くと、目に飛び込んできたのは、神々しく輝くギュスターヴ・クールべの「世界の起源」。
そこで思い出したのが、先日のフランス人の女友達たちとの会話。
40〜50歳代の友人たちはこまめにケアして、常にきちんとチケ・メトロにしていると聞いて「!!!!」。友人の中には離婚してから2年以上パートナーがいない人もいるので、彼氏がいる、いないに関わらず、基本の身だしなみということらしいです。ちなみにフランス人に一番人気があるのが、チケ・メトロと呼ばれるメトロのチケットのように小さな長方形で、次いでハイジニーナです。21世紀に「世界の起源」状態はありえなーい(笑)
最近デリケートゾーンや脱毛について記事(知られざるフランス女性のアンダーヘア脱毛事情 パリジェンヌの常識!デリケートゾーンケアとは?)を書かせていただいたり、フランス人のデリケートゾーン事情については職業柄一通り知っているつもりでしたが、ビキニラインの脱毛に関してはやはり日本人ゆえどちらかというとナチュラル志向だし、サロンでもクラシックタイプしか受け付けていないので脱毛事情に取り残されていたのかも?!
触発されて、日本人がチケ・メトロだと海苔が貼りついたようなので、もうちょっとナチュラルにしてもらおうかと思い、早速美容クリニックへ相談に行ってきました。
日本の美容クリニックの待合室だと壁に向かって座るようになっていたり、パーテーションがあって他の患者さんと接触しないように配慮されていますが、フランスは思いっきり患者さんが輪になって座ります。いじった感アリアリのお顔の女性ばっかりが集まっている雰囲気にちょっと緊張します(^_^;)
待っている間に記入する質問シートの項目を見て、「おお〜!」と思わず目を見張りました。(ご興味ある方はフランス語を訳してみてください。)そしてスタッフに結構な大声で「〜のために来院ですね!」と呼ばれて、ケロッとしているフランス人の精神のタフさも凄い。
色々とフランス女性の勉強になった貴重な経験でした。
ARCHIVE
MONTHLY