パリ7区☆Tomy & Co
「最近、新しいレストランでオススメありますか?」と聞かれたなら、ここ!
この秋パリ7区にオープンしたレストラン“Tomy & Co”(トミー&コー)。
行きたいと思いながらなかなか縁がなかった1区にあるレストラン“Pirouette”(ピエルエット)。そのピルエットでシェフを務めたいたTomy Gousset(トミー・グセ)さんがオープンしたお店と知り、行きたい!と思っていた矢先、パトロール中に偶然お店前を通りかかり、そのままお店へ。
「来週のディナーの予約をお願いします!」
とてもサンパな店員さんが予約ノートに記入してくれたのですが、もう既に私の名前は最後の方?!
その場ではコンファームについて何も言われなかったのですが、当日にレストランから予約確認の電話もありました。ってことは、予約でいっぱいなのかな?まだオープンして間もないのに、と思って出かけると、
あっという間に満席。
客層は皆さん地元風。
燻製バターと外カリ、中もっちりのパン。つくづく思う、フランスのパンとバターは美味しい!
さて、ディナーのメニューはコースとアラカルトがありました。こういう場合、私の知る限りフランス人はコースメニューを選ぶよりはアラカルトにすることが多い傾向です。
「なんで?」と以前友人の一人に尋ねると「食べるものは自分で選びたい。選べないコース料理は…。」と。確かにその気持ちもわかる、コース料理だと特に無くてもいいかも的な料理も入っていることもあるし。。
アミューズが可愛く登場♡
パルメザンチーズのグジェール、中にはガーリッククリームがたっぷり。上にはイエローズッキーニのスライスとハーブオイル。
おいひ〜(●^o^●)
ソムリエいわく、「フランス以外のワインも合わせるのでワインペアリングも楽しいですよ」と言うのでワインはペアリングコースに。
そして肝心のお料理、今回はアラカルトで食べる気でいたのですが、メニューを見ると気になるものが色々。初めて来たお店だし、ちょっとずつ色々いただいてみたい気分に心変わり。
と言う訳で、コースメニューになりました。
前菜は仔牛の舌と蕪のタルトレット。
ケールのパウダーとピリっと効いた粒マスタードがアクセントで淡白な仔牛舌とマリネされた蕪の美味しさを引き立てる。
2つ目の前菜は、ブロッコリーのピューレとスペック(生ハム)に温泉卵載せ。
上からはフライドオニオンとクルトン。
メニュー記載通りというか見たままの料理なのですが、ストレートな美味しさ!!
魚料理はcabillaud(カビョー 鱈)、火入れは絶妙☆
鱈の下の葉ものはほうれん草のような葉野菜。
そこにアサリやムール貝などで作ったソースを添えて完成。
肉料理は、マッシュポテトと秋トリュフを添えた鹿肉。
これ、黒トリュフでは?と思ったけれど、黒トリュフは季節的にはもう少し後。夏でもなく白でもなく、秋トリュフ。確かにサマートリュフと黒トリュフの中間的な感じ。
マッシュポテトの中にも秋トリュフ☆
しかも、鹿肉にカカオソースというのがちょっと新鮮で、合わせていただいたスペインワイン(銘柄失念)がとてもカカオっぽい赤ワインで、合う合う(#^.^#)
そしてコース料理の一皿一皿はボリューム的には比較的軽めなので、ここまで食べても余裕の完食(*^^)v
一つ目のデセール?かと思ったら、バスク地方の羊チーズ・Ossau Iraty(オッソー・イラティ)。
「オッソー・イラティ」には「黒さくらんぼ」が定石。しっかりめのレアチーズケーキのような味わいで、ちょっとだけバスク特産のPiment d'Espelette(ピマン・デスペレット 赤唐辛子)のパウダー(しかもこれはちょっと燻製されたいた!)をつけると、更に美味しい大人チーズの味わいに♬
最後に乳白色なデセールの登場。
ホワイトチョコ系かと思いきや、ライムとマルメロ(西洋花梨)のデザートで、パリっと崩してみると中はフィナンシェとマルメロのアイスクリームという構造。
サン・ドミニク通り界隈は元々グルメエリアとして有名ですが、このレストランの向かいは、あのRestaurant David Toutain(レストラン ダヴィッド・トゥタン)。
(ダヴィッド・トゥタンの記事⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/7david-toutain.html )
Tomy & Co(トミー&コー)のオープンで益々活気づく7区のグルメエリアです。
☆おまけのパリはBelle et Bonne☆
「レ・アルが変わっていた…」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1339.html
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