Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜/KEICO
秋のフロリレージュ
この夏、パリのレストラン“ES”(エス)の本城シェフとのコラボレーションディナーも記憶に新しいところですが、3連休初日の夜、川手シェフの“Florilege ”(フロリレージュ)へ行ってきました。
秋っぽいしっかりめのシャンパンで乾杯☆
今回の日本もあっという間だったね〜と、あれこれ振り返りながらのディネ。
ふわ〜っと煙を漂わせて登場、ほうじ茶の茶葉の中から出てきたのは焼き芋。
こんなに可愛い焼き芋は初めて♥︎
でも、そこは単純な焼き芋ではなく、焼き芋を模した創作アミューズでした。
イワシの上にアンチョビを練り込んだパスタ、下には玉ねぎアイス、甘いドライトマトがアクセントになって
素敵にまとまった一皿に思わず唸るッ。
美味しい!
こちらにはオーストリアの白ワイン。
と言う訳でこの日もお酒はワインペアリングコース。
オーストリアのワインが登場する度に
夫「もーすぐスキーだな♬」(ご機嫌)
K「・・・・。」(すぐ、なんてとんでもないよ…と心の中でつぶやく)
ちょっと和を感じるスッポンのフランと唐揚げ。
お酒はシェリー酒。
夫「今日のお客さん、みんな若いな〜。全員20代?」(コの字型カウンター席なので丸見えなのです)
K「全員20代ってことはないでしょ…でも私達が最高齢っぽい…」
夫「間違いなく。。」
K「えー、あの人より私老けてるの?」
夫「うん」
K「うんと言うな…優しい嘘をつけてこそオトナの男!」
夫「オレ、嘘はつけないからー」
コーヒーパウダーがほんのり香るカボチャのニョッキとフォアグラ。
ニョッキと言っても細長くロングパスタ状というのがユニーク。
お酒はモンスーン。
この日本酒、私の中では最近赤丸チェックの1本。
牛肉のタタキ、スープ仕立て。
ジャガイモのピューレの白とバジルオイルのグリーン、牛肉の赤と彩りも綺麗。
この一皿は川手シェフ提唱の食材の無駄を減らすサスティナビリティー重視の料理だそう。
ワインはオーストラリアのグルナッシュ。
揚げたオカヒジキの中には牡蠣、その上にはフレッシュなオカヒジキ。
温度差を楽しむ「ヘテロな」料理としてサーヴされました。
揚げたオカヒジキって美味し〜。
ワインはスペイン、テンプラリーニョ。
パリパリ鱗が美味しい甘鯛。
土鍋で炊いたカブの付け合わせもイケる!
ワインは、シャサーニュ・モンラッシェ。
肉料理はシャモ、こちらを他のお客様とシェアで。
赤ワインはポマール。
瞬間冷凍されたレモンソルベソース(左手前)のスッキリした酸味がシャモにとてもよく合っていました。
チーズはヨーグルトを纏った自家製ブラータ。
パイナップルのラビオリが甘塩っぱくて、クセになる美味しさ。
甘く濃厚な新米のリ・オ・レと栗。
これからの季節、最後は濃厚デセールがしっくりきます♥︎
ワインペアリングはソムリエさんの個性が出るので面白く、お料理のどのへんの特徴に合わせて選んでいるのかは参考になることも多く、お手頃ワインはメモって自宅用に買ってみたりするので最近はワインペアリングでいただくことが多いです。
今回の発見は、シェリーがわりと和食っぽい出汁味や生姜に合うということ。
この日はバースデーディナーのカップルが多く、素敵なフラワーボックスがデザートと一緒にサーヴされていました。
皆さん幸せそうで、感激の言葉と笑顔に溢れた夜でした。
そんな幸せな空気もちょっとお裾分けしていただいた感じで、ハッピー&満腹になりました。
いよいよパリに戻る荷造りです。
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