Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

悲しみのイレーヌ☆ピエール・ルメートル

ミステリー・サスペンスが読みたい!

そこでマダムAさんに教えてもらったのが、フランス人作家・Pierre Lemaitre(ピエール・ルメートル)の作品。

ピエール・ルメートル1951年、パリ生まれ。

作家に転身する以前は主に図書館員を対象に文学を教えながら連続テレビドラマの脚本家として活躍していたそう。そして2006年、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第1作・Travail soigné(邦題・悲しみのイレーヌ)で小説家デビュー☆

この作品でコニャック・ミステリ大賞など4つのミステリ賞を受賞!

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(ネタバレなあらすじは割愛)

主人公は、ヘビースモーカーだった母のせいで身長が145センチと極端に小柄なカミーユ警部。

そんな容姿もあって、どこか屈折した性格のカミーユ。

彼の部下のルイは対照的に育ちの良いおぼっちゃまで何から何までスマートなお金持ちなイケメン刑事。

ドケチな男だけれど粘り強い捜査のベテラン刑事・アルマン、カミーユの上司でここぞという時にはカミーユの味方で理解のあるル・グエン。

そんな個性豊かな登場人物のキャラクターたちがカミーユを中心にパリを背景に起こる残忍、凄惨な殺人事件の犯人逮捕に挑む。

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最後の数十ページは、どうか間に合いますように!!死なないで!救って!と祈りながら一気に読み進み、いただいたヨックモックのクッキーを食べる手も止まりました。

食べてる場合じゃなかった…。

そして読後はちょっとした脱力感というか無力感をな感じながら冷めたコーヒーをゴクゴク飲みながら余韻に浸りました。

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そして今日、「悲しみのイレーヌ」の続編を購入☆

カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズは3部作で、第2作『その女アレックス』は、フランスでリーヴル・ド・ポッシュ読者大賞ミステリ部門(2012年)を受賞し、他にも国内外で数々の賞を受賞しています。

本作の訳は橘明美さん☆ 

更にピエール・ルメートルは、6冊目の小説、第一次世界大戦をテーマとした『天国でまた会おう』で、あのゴンクール賞も受賞したと知り、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの後に読んでみたくなりました。

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ところで、読書のお供はやっぱりスイーツ。

この夏すっかりハマり気味なのがスーパー「成城石井」のオリジナルスイーツたち。。

今日はプレミアムチーズケーキのアソートセットを買ってしまいました(^u^)

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濃厚フォルマッジオとマンゴー&ラズベリーチーズケーキからいただきま〜す♬

この秋はスイーツをお供にフランス人作家の作品をあれこれ読んでみたい!

À demain(^^)/

おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆

今日は、「狙ってるニャ
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KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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