お祝いはAbysseで☆
K「今度の日曜日、誕生日祝いどうしようか?あなたの好きなお店はみんなお休みだけど。」
夫「だよな〜。でも別に特別なお祝いもいらないし…。」
K「じゃ、私がなんか作ろうかな♬ 新作に挑戦!」
夫「それはいいな・・・」
肯定ではなく、否定のイイ。速攻私の手料理を拒絶(=_=)
夫「帰国したばかりで何かと疲れてるだろうし。だから無理しなくていいよ。」
K「別に無理じゃないけど。」(食い下がるケーコ)
夫「でも頑張らなくていい・・・」
ここ数年、誕生日に私の手料理を拒み続ける夫。
その理由は何年も前の誕生日に私が作った料理が辛過ぎて汗が止まらなくなって、汗かきのオレになんでこんな料理なんだ?!と喧嘩になったから?
夫「あ、ここがあった!最近どんどん美味しくなってると思う一軒♡」
ということでお邪魔したのが、南青山にあるシーフード専門のフレンチレストラン“Abysse”(アビス)。
毛ガニの海藻タルトにはアプリコットが隠し味的に潜み、雲丹の冷製スープにはレモンタイムのオイルが効いて夏らしいアミューズでスタート☆
ピンクの泡がフォトジェニックな続くお料理は、タコと夏野菜の一皿。
このピンク色はビーツでした。
思えばこちらのレストランにはこれまで家族や友人たちと来ることが多く、夫と2人で行くのは稀。
なのでなんだか新鮮♬
鮎。
鮎と言えば頭から丸ごと、その内蔵の苦味も一緒にいただくことが多い魚なので、こうして綺麗におろされ、焼き目も美しい演出にまず驚き、添えられたグリーンのものを食べたら「これ、美味しい!鮎に合う合う!」と興奮させられたのがメロンのピクルス!
葉はマリーゴールド。
鮎の塩焼きと言えば「たで酢」。
その「たで」をパウダーにしちゃってるあたり、さすがお魚専門レストラン!(^^)!
色鮮やかなツユムラサキの下には、白いソーセージ。
K「ブーダン・ブラン?」
夫「違うと思う…。」
boudin blanc(ブーダン・ブラン)は、好きな料理の一つ。
白い肉 (豚や鶏) をベースに、パン、牛乳、脂肪を混ぜて加熱して作られるソーセージで、黒トリュフ入りとか美味しいのです!(↑Traiteur Ferret Michaux オフィシャルサイトより)
豚の血と脂を入れて作られる黒ブーダン(boudin noir)よりクセが無くて食べやすいし。
閑話休題☆
で、この料理はやはりブーダン・ブランではなく、ハモのソーセージでした。
今シーズンの初ハモ♡
ゴロゴロと肉厚で弾力抜群のアワビに茄子を合わせた乳清スープ仕立て。
アワビ好きにはたまらない…♡
メイン料理は、マナガツオ。
マナガツオを聞いた途端に私はいつもちょっとネガティブスイッチが入ってしまう…。
というのは、以前某レストランでいただいたマナガツオが臭くて、脂っこくて(>_<)
強烈に美味しい思い出よりも不味っ!と思った方が私の場合は記憶に残りやすいかも。。
人にされたイイことよりも、嫌なことの方が長々と心に刺さってたりするし。。
でもいただいたこの西京焼風のマナガツオは臭みなど全くなく、とても美味しかったです。
マナガツオの美味しい印象を上書き保存!
一皿目のデセールは、パッションフルーツの「わらび餅」をココナッツとキャラメルローストのパウダーでいただく(^u^)
もうこれは一言、感激!!!な美味しさ。
これ、何個でも食べれそ〜〜。
プルンプルン、そしてもっちり。
誕生日だからと言ってデザートにデコレーションなどをしてもらうのを極端に嫌がる夫なので、予約時に誕生日であることは伝えていなかったのですが、
K「やっぱ誕生日って言っておけば良かった。これ、もっと欲しい♡」
夫「せこっ!」
2皿目は、蜂蜜のパンナコッタを梅酒とオゼイユのソースで。
美しい…。そして美味しかった。
あれ?ここまで来てようやく気がついたのは、このレストランのシグネチャーディッシュとも言われる濃厚なスープ・ド・ポワソン(魚貝スープ)がなかったこと。
目黒シェフによると、暑い季節ということもありしばらくお休みしてみることにしたのだそう。
それはそれでちょっと残念な気もしたものの、新しい挑戦を続け、進化し続けるアビスのお料理からは益々目が離せない!
夫「いや〜、いい誕生日だった♡」
と、かなりご満悦だったけれど、来年はゲリラ的にケーコの手料理バースデーを画策しよう。。
À demain(^^)/
☆おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆
今日は、「ローマが心配…!」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1591.html
<info>
Abysse(アビス)
東京都港区 南青山4丁目9−9 TMIビル1F
03-6804-3846
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