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パリで夢を見ている

6月オープン!ギャラリーペロタン東京で「ピエール・スーラージュ」展 開催

BONJOUR ! 

今日は今年6月7日に六本木にオープンしたのフランスの現代美術アートギャラリー、ペロタンに母と行って来ました。ギャラリーペロタンはパリを皮切りに香港、ニューヨーク、ソウルにギャラリーがあり、フランスの現代美術のギャラリーとして多くの人々から知られています。村上隆をはじめとする日本人のアーティストの個展も開催されたことがあります。

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今回オープニングを記念して展覧会が企画されたのは、現在97歳のフランス人現代抽象画の巨匠・ピエール・スーラージュの「黒」のシリーズを追求した近年の作品です。

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ガラス越しから展示中の作品を見ることができます。開放感があります。

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ギャラリー内のスーラージュの作品は2011年から2017年に制作された8点の絵画が展示されています。

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ギャラリーの方に「写真撮影できますか」と伺ったところOKでした。室内の天井全体に蛍光灯があるおかげで、綺麗な写真を撮ることができます。澄み切った白の壁に、スーラージュさんの漆黒の絵画が映えていました。

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スーラージュさんは画家としての活動初期に日本で作品展が開かれた後に大きな評価を得たこともあり、日本には特別な思いを抱かれているそうです。1951年には高島屋のサロン・ド・メ展にて展示されました。

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こちらの絵画は「絵画、155cm x 222cm、2011年」です。とても大きな作品です。

私はスーラージュさんに特別な思い入れがあります。私はフランスに留学する前に母とのパリ旅行で、すでにスーラージュさんの作品を見たことがありました。2009年にポンピドーセンターで行われた展示です。(詳しい詳細はこちらから/ポンピドーセンターの過去に行われた展示のアーカイブス。仏語のみ)

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アクリルの黒で描かれたカンヴァスに、何が語られているのか。それは、見ているひとが自由に解釈することができます。

スーラージュさんは「絵画は構成であり、複数の形(線、着彩した表面)が作る関係全体の上に、自分が与えたいと思う意味が与えられ、また意味を取り去っていくものなのだ」という言葉を残しています。

 

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黒の世界に見えるもの、それは見ている人の「鏡」のような存在かもしれません。黒の世界の静寂から、あなたは何を読み取るのでしょう。

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印象的なのは、軌跡です。白いカンヴァスが黒く塗りつぶされたあとに残された跡。正面、左右から見ても光の当たり方、作品との距離感で見えた方が変わります。

もし六本木ヒルズ近くにいらっしゃる際は、ぜひペロタン東京にいらしてみてはいかがでしょうか。黒のどっしりとした重厚感と存在感のある絵画は、忘れられない経験として、きっと心に残るはずです。抽象画で何が描かれているかわからないと感じてしまうかもしれませんが、ピエール・スーラージュが絵画を制作していた時の集中力や息遣いが、残された 「跡」から感じ取れます。

 

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素敵なアートの体験ができますように。

 

A très bientôt,

♡ピエール・スーラージュ展
会期: 2017年6月7日(水)〜8月19日(土)
♡ギャラリーペロタン東京
住所: 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1階
開館時間/11:00~19:00(火~土曜)
URL: www.perrotin.com 入場料はありません

矢内 美春

1990年生まれ。現在パリの大学院で近現代美術史、アートマネージメント専攻する傍ら、パリのギャラリーでインターンをしている。「Girls Artalk」アートライターとしても活動中。

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