さあ、あなたを待つフランスへ
いぬパリ
こんにちは、吉田パンダ@日本に一時帰国中です。3月に入ってからブリュッセル、パキスタンとテロが続き、嫌になってしまいますね。犠牲者の方々のご冥福と、世界の平穏を心からお祈り致します......。前回につづき、いぬパリ・ヴェネツィア編をお伝えしようと思っていたのですが、その前に今回は急ぎのお知らせ。
キーーーン......まもなく、エールフランス293便の搭乗手続きを開始致します......。
はい、ここは広尾のフランス大使館。今までビザセクションにしかお世話になっていなかったワタクシが、ついに本館にお呼ばれすることになったのです!!
どれどれ、まずは庭でもお散歩しようかの。ついにワシも大使に呼ばれるようになったか......←誰?
というのはもちろん妄想で、今日はフランス観光開発機構による、フランス観光キャンペーンの記者発表会がここ、広尾の大使館で行われました。その模様をお伝えします。入り口にある屏風絵は、ノルマンディーのりんごの教会を手がけた、田窪恭治さんの作品。以前撮影に訪れたこともあって、どこか懐かしい印象。
さて、Figaro.jpの名代として、敏腕記者パンダも後ろの方からこっそり参加。初めての記者発表会です。壇上に立つはエール・フランス日本支社長の、ステファン・ヴァノヴェルメール氏(舌を噛まないように)。何人かの方が壇上でお話されたのですが、このステファン氏、マイクの持ち方が美しかった。握りしめるわけではなく、まるでワイングラスでも持っているかのよう。さすがおフランス! こんなところにもエレガンスが、と一人納得していました。いや、お話もちゃんと聞いていましたよ。
今までにないプロモーション展開、フランスの魅力としてスポーツ、グルメ、美しい村、世界遺産等々の説明があった後、2016年の観光大使の発表です。ちょ、前に出られない......観光大使については、後ほどお伝えしましょう(あっさり)。
こちらは観光PRポスターのうちの一枚。ミディ・ピレネー地方、水辺の断崖絶壁に寄り添うようにして立つ中世の町、サン・シル・ラポピー。「フランスの最も美しい村」にも登録されている小さな村のひとつです。ちょっと行ってみたい。自分だったら、という視点で話を聞いていて、この村を訪ねてからミディ運河で船を借り、自転車を積んで一週間を過ごすのもいいなと脳内計画を立てていました。のんびり、ゆっくりな旅がいい。
さあ、一通り話を聞いたあとは、今回ピックアップされた2つの地方(ノルマンディー、ミディ・ピレネー)のグルメを味わいます。そうこなくっちゃ。
ソーセージと牛肉のポトフ。まだ肌寒いのでありがたや。
右のド派手なおじさまがこねているのは、アリゴです。ジャガイモとチーズを混ぜて、もっちもちなんです。アリゴはオーブラック地方だろ、とか、そういうツッコミはご容赦下さいまし。
カスレ。豆と肉を煮込んだフランス南西部の郷土料理。これを最初に食べちゃうとお腹いっぱいになるので、後にしましょう。
「どのようにお切りしましょうか、マダム」
仔羊の腿肉ロースト。「骨ごと頂くわ、ムッシュー」とお答えしましょう。
デザートにはりんごのクレープをどうぞ。
ビュッフェのあとは、今年のフランス観光大使のお二人、フリーアナウンサーの中村江里子さんとプロロードレーサーの新城幸也さんに、フランスの魅力についてお話を伺いました。多様性があって、訪ねる度に新しい魅力に出会えるフランスが好きだという江里子さん、文字通り「身体を張って」フランスに触れ、季節の移り変わりを風と大地から感じるという新城さん。お二人の話を聞いていると、フランスを訪れてみたくなります。いや、住んでいるんですけど、もう一度発見したくなるというか。自分もよく「パリの魅力は何ですか、フランスのいいところは」と聞かれますが、一言で答えるのは難しいですね。フランス観光開発機構、在日代表のフレデリック・マゼンクさんは「フランスには魅力を絞って語ることができないほど、全てがある」と仰っていました。自分だけのフランスに出会うために、旅に出てみませんか?
と、何となく綺麗にまとめてみる記者発表会レポートでした。フランス観光開発機構では3月25日〜5月10日まで、フランス旅行を伝える体験レポーターを募集しています。こちらもぜひご参加下さい。Mさん、僕もスローツーリズム体験レポーターとして如何でしょうか〜←ちゃっかり。次回のいぬパリは再びヴェネツィアから。どうぞお楽しみに。