Parisienne file.vol 4 Fiona Torre フィオナ・トゥール/ファッションフォトグラファー
パリジェンヌこそミニマリスト、厳選マストアイテムは?
パリジェンヌファイル
パリジェンヌってほんとうに各人各様。
好きなものや愛用アイテムがそれぞれに個性的で、独自の魅力に溢れています。
だからこそ、面白い!そんな彼女たちのフィルターを通じて、リアルなパリジェンヌのライフスタイルをお届けする連載。
今回は、ファッションフォトグラファーのフィオナに、宝物、パリジェンヌのマストアイテム、そして手土産を3回にわけて紹介してもらいます。
まずはマストアイテム。
「パリジェンヌって、ミニマリストが多いわ。着心地のいい服に、お気に入りのジュエリーをひとつか二つだけ。そして外出する時は、バッグと靴と赤いリップでディティールを作るの」。フィオナのおしゃれもとてもシンプル。そこに、ビニールのオーバーサイズトレンチや、若手ブランドのプチバッグなど個性的なアイテムをチョイスして、素材で遊びを加えるのが最近のお気に入り。自分に似合うものを知り、堂々と着こなしてこそ、パリジェンヌのアティチュード。
【赤いバッグ】トカゲがデザインアクセントのバッグは、友人であるデザイナー、アメリー・ピシェールのもの。毎回ルックブックの撮影も担当している大好きなブランド。「軽くて、収納力抜群。それにスタイルを選ばないから、仕事でもプライベートでもOKな優れアイテムなの」
【ゴールドのアクセサリー】アクセサリーは断然ゴールド派!というフィオナ。パールとゴールドチェーンのネックレスは、フランス人アーティストのジャスティン・クランケで、シック&パンクなエスプリにひと目惚れして購入。そのほかのピアスとブレスレットは、パリ11区のチャイナタウンで見つけたヴィンテージだそう。
【ワンダナイロンのトレンチ】ビニール素材のトレンチは、大好きなブランド「ワンダナイロン」の 15/16秋冬コレクション。70年代を想起させるセクシーなイメージの素材なのに、メンズっぽい構築的なシルエットのオーバーサイズで、シック&ラフさがお気に入り。
【メゾン・ルイ・マリーの香水】「香りは毎日の気分アップに欠かせない」というほどの香りラバー。 ディプティックを長年愛用していたが、同じ香りの人が多いので、 最近変えたというフィオナ。 今は、LA発の「メゾン・ルイ・マリー」のパルファンが好きで、 ほのかなジャスミン系のKandillを愛用中。
ファッションフォトグラファー
南仏出身。トゥールーズのボザール(国立高等美術学校)を卒業。その後、パリのエコール・ド・リマージュ・ゴブランで写真を学ぶ。2013年よりフリーランスのフォトグラファーとして活動スタート。ジャルーズやロフィシャルなどのモード誌の他、ファッションやビューティ広告で活躍中。
photos:MANA KIKUTA, realisation:HIROKO SUZUKI