26人の本読み賢者が選ぶ、年末年始に読みたいとっておきの本。
Culture 2025.12.22
知りたい、深めたい、共感したい──私たちのそんな欲求にこたえる本を26テーマ別に紹介。各テーマの選者を手がけた賢者の言葉から、世界が変わって見えてくる贅沢な読書体験へ!
選者01:荻上チキ(評論家)
テーマ:日本社会のいまを知る。

日本社会は、多様なルーツを持つ人々によって構成されています。そもそも「日本人」はどこから来たのか。「日本人」とは誰を指すのか。どんな歴史を経験したのか。他の国とどう向き合っていくのか。挙げた本は、そんな思索を深めてくれます。人は、他者との調整を重ねながら生きていきます。自分とは違うところもある隣の人と、手間暇かけて歩み寄る。仮に折り合えなかったとしても、越えない一線を確保する。そのためには、過去の理解、他者の理解が有用です。読むと世界の風景が、少し変わる。そんな読書体験を、ぜひ味わってください。>>本をチェック!
選者02:夜馬裕(怪談師・作家)
テーマ:怖い。

深淵をのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいている――。これは哲学者ニーチェの有名な言葉だが、「怖い本」から感じられる、恐怖、憎悪、陰鬱、悲哀、絶望といった胸をざわつかせる情緒のすべては、それを読む自らの心、そして自分を取り巻く現実世界の投影でもある。怖い話を通じて、私たちは自らを含む人の悪意や醜さ、人生の辛苦に触れているのだ。正しく美しい物語だけでは、傷ついた心は救われない。人の世で生きる苦痛を癒やすには、恐怖と悪意の物語のほうが役立つ時もある。そんな「怖い本」の奥深い魅力をぜひ堪能いただきたい。>>本をチェック!
選者03:平松洋子(作家)
テーマ:読むだけでお腹が空いてくる。

「食」は個人的な物語であると同時に、時代や社会とダイレクトに繋がっている。また、食べることは生命維持のために欠かせない営みであり、悲喜こもごもの感情を生み出す。だからこそ、「食」について書けば、おのずと人間の佇まいが色濃く立ち上がり、心を動かされるのだ。その醍醐味を味わうための六冊を、日記、自伝的小説、ノンフィクション、随筆、戦争文学など異なるジャンルから選んだ。いずれの本にも、「食」を扱うからこそ現れるリアルな人間の姿があり、「食べる」と「生きる」の本質を語り掛けてくる。>>本をチェック!
選者04:小林エリカ(作家・アーティスト)
テーマ:子供の頃の視点を取り戻したい。

我が身を振り返っても、子供だからといって純真無垢で天真爛漫なだけではなかったし、色々考えていたし、案外、大人に気も使っていたような気がする。だから、私は、子供だからといって、いやに上から目線で何かを教えてこようとするひとだとか、可愛いものやなまぬるいものばかりを与えてくるひとのことは、おおいに警戒している。翻って、子供だからといっても手加減なしに、誠実に、ひとりの人間として向かい合ってくれるようなひとや作品に出会うと、その真摯さに、私は胸打たれてしまうし、いつだって、そういう本に出会いたい。>>本をチェック!
選者05:角田光代(作家)
テーマ:ひとり旅のおともに。

ひとり旅にはかならず本を持っていきます。たいてい、その旅先が舞台の小説やエッセイを選びますが、ぴったりのものが見つからない場合は、「旅」を描いた作品を選びます。今回選んだ六冊は、ミランダ・ジュライ以外、みな旅に取り憑かれた作家たちの作品になりました。ミランダ・ジュライの一冊は、旅ではないけれど、でも、旅を強く想起させるドキュメンタリーです。それぞれの作家にとって旅とはなんなのか。それぞれの作家と会話しながら旅ができると思います。旅を終えて帰ってきたとき、実際に目にした光景と、作家の描いた光景が混じり合っていることがあって、そのささやかなカオスも、私の旅の一部です。>>本をチェック!
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選者06:村井理子(翻訳家・エッセイスト)
テーマ:家族やパートナーとの関係性に悩んだら。

家族、友人、恋人、職場、学校など、私たちが生きていくうえで関わり合いを持たなければならない人や場所は多い。そこにSNSが加わる現代は、人付き合いなしでは成り立たない。特に、切りたくても切れない家族やパートナーとの関係性は、日常生活に支障が出るほど悩まされることもある。問題解決のヒントが必ずしも書籍のなかにあるとは限らないが、考えるきっかけとなる言葉は多くあるだろう。>>本をチェック!
選者07:小林久乃(エッセイスト・編集者)
テーマ:孤独死が怖い。ひとりで生きるとは。

選書テーマと同じく自身も独身、子なし、賃貸住まいの私も、間欠泉のように噴き上げてくる不安と闘いながら生きている。今回は昭和、平成、令和とそれぞれの元号で自分らしく、孤独と老いを解釈している諸先輩方の著書を選んだ。紙に並んだエスプリの伝わる言葉の数々に、都度救われてきた。ひとりで生きること、死んでいくことは至って普通のこと。もちろん誰かと生きていくことも素晴らしい。誰の人生も否定しない6冊を繰り返して読むたびに、未来は裏切らないと安堵して深呼吸。読者の皆様にとって、お守りになることを願わんばかり。>>本をチェック!
選者08:申真衣(GENDA取締役・モデル)
テーマ:もっとお金を稼ぎたい。

お金を稼ぐことは簡単でも楽でもない。それを知る出発点は、資本主義社会の構造や経済の仕組みを理解することにある。情報があふれる現代は安易な成功法に飛びついてしまいがちだが、土台となる知識がないことで誤った選択をしてしまう危うさがある。今回選んだ3冊は、いずれも「すぐに役立つテクニック」ではなく、時代を超えて通用する思考の基盤に必要な情報を与えてくれる。資本と労働の関係、感情とお金の繋がり、そして社会の中でどう自分を位置づけていくか。異なる切り口で、お金と向き合うための確かな足場を築いてくれる。>>本をチェック!
選者09:羽生祥子(著作家・メディアプロデューサー)
テーマ:2025年、読むべきビジネス書。

ビジネスに役立つ本は、「ビジネス書コーナー」には置いていない場合が多い。もちろん業務上スキルアップが必要な実用書(決算書の読み方とか、ビジネス英語とか)は、パパッと買ってパパッと読んだらいい。だけど、長く仕事に役立つエッセンスというのは、歴史とかテクノロジーとか心理学とか宗教とか、そういうものに秘められている。間違っても「てっとり早く身につけよう!」と思わないこと。深遠な世界の多彩な知識を、断片でもいいから求め続けていくことが、結局はビジネスに生きるんじゃないかな。私のとっておきの5冊を紹介!>>本をチェック!
選者10:柚木麻子(作家)
テーマ:フェミニズムについて、あらためて知りたい。

「あ、あの本フェミニズムだったかもしれない...!」そう思うことが、年々増えてきている。小学生の頃、夢中になって読み漁ってきた、図書館のアメリカの少女小説シリーズだったり、2000年代には存在した、元気いっぱいな恋に仕事に奮闘するヒロインの翻訳小説を主に出しているレーベルの文庫だったり。その時は飲み干すように読んで、自らの養分としてきたそれらが、フェミニズムを学んだ四十代になってページをめくると感じ方が違ってくる。今回はそんな夢中で読んだ後で、抵抗する力がむくむく湧いてくる6冊を!>>本をチェック!
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選者11:山崎ナオコーラ(作家)
テーマ:結婚してもしなくても。

せっかく生まれてきたのだし、周りの人とちょうどいい距離感をつむいで生活を楽しみ、自分の人生を作っていきたい。その方法の一つが「結婚」なのだろうか。「結婚」という言葉は、時代によって意味が変わるし、同じ時代の作家でも使い方が違っている。つまり、もっと自由に言葉を使って、自分らしい「結婚」を探ってもいいのかもしれない。今の自分の周りにある人間関係の中の、ちょうどいい距離感の人を大事にすることだって、たぶん、ある種の「結婚」だ。あるいは、自分と「結婚」をして、孤独に生きるのも、きっと素晴らしい人生だ。>>本をチェック!
選者12:竹本祐子(エッセイスト・作家・翻訳家)
テーマ:断然犬派!

「人間の最良の友」といわれる犬たち。実は人間をよく観察している。その証拠に人間の声に敏感に反応し、ほめられたとわかれば喜び、叱られればしょんぼりする。尻尾や耳が心の動きを反映して、瞳も顔も見事なほど感情豊かに思いを物語る。人間のように虚勢をはることも、ウソをつくこともない。だから、犬好きの人間は犬との暮らしをやめられない。彼らの無垢な心に癒やされ励まされ、今日も生きていく。作家は犬との暮らしから多くのものを得て、作品へと昇華させる。>>本をチェック!
選者13:花田菜々子(蟹ブックス店主・書評家)
テーマ:笑える!

本を読むのが好き、と言うと、ときどき「すごい」「えらい」と的外れな褒め言葉をいただくことがあります。本には何か立派なことや難しいことが書いてあると思われているんですね。実際には「くだらない」「しょうもない」も、本ならではの得意ジャンル! しかも本で味わう笑いは、著者と自分のふたりで思いをひっそり共有できたような距離の近さを感じられて格別です。大人になると「昔は好きだったのに、最近本が読めていない」と悩む声もよく聞くのですが、そんなときこそまずは気楽に笑える本で読書復帰チャレンジをするのもいいかもしれません。>>本をチェック!
選者14:小川哲(小説家)
テーマ:考察&伏線回収が見事な本。

個人的に「伏線」という言葉はあまり好きではない。「伏線」を辞書的な意味で「後の展開のためにあらかじめ仄めかされた記述」と考えるのであれば、美しい文章はすべて「伏線」で成り立っているからだ。何気ない会話や描写は、その作品を構成する副次的な要素や象徴的なモチーフとなっているはず――と言いたい気持ちを抑えてなるべく企画の趣旨に合いそうな作品を選んだ。ここで僕が挙げた本を読むのもいいが、あなた自身が好きな本にどのような「伏線」があって、どのような「考察」が可能かを改めて考えるのも、きっと素晴らしい読書体験になるだろう。>>本をチェック!
選者15:長田杏奈(ライター)
テーマ:キレイになりたい。

無心に愛でられる星や花とは異なり、人の見た目となると途端に話は複雑になる。絶対的な「キレイ」の正解に囚われると、世にはびこる美/醜を測る無粋な眼差しやコンプレックスを煽るメッセージに振り回されやすくなり、美は単純に快く幸せなものではなくなってしまう。そこで、知らぬ間に凝り固まった美意識をぐい〜んと引き伸ばし、「キレイ」とのほどよい距離感を探る6冊を紹介。歴史、データ、学問、アートの力で「キレイ」を俯瞰するフレームを、白か黒かで割り切れない個々の語りを通して複眼的な視点を手に入れよう。>>本をチェック!
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選者16:原田いず(翻訳者)
テーマ:いま読みたい韓国文学。

青々とした緑、厳しい残暑、うだるような熱帯夜......。本を通じて「夏」の感触を伝えるとしたら、皆さんはどんな作品を選ぶでしょうか。今回は、ここ数年で翻訳された韓国文学の中から新旧織り交ぜて、この季節に読みたい5作と、特集にちなんで「本」にまつわる1作を選びました。抑えていた欲望がほとばしる初夏の庭、旧習に縛られる息苦しい夜、寒さに震えながら夢想する暑さ、涼しげで憂鬱な異国の川辺、冷たい水に流されていく粘ついた熱。それぞれの感触で私たちを惹きつける、韓国文学の「夏」をお楽しみください。>>本をチェック!
選者17:武田砂鉄(ライター)
テーマ:男の現在地を考える。

男性優位社会を検証する『マチズモを削り取れ』という本を出してから、ジェンダーに関する原稿を書いて欲しいとの依頼がやたらと増えた。そこには、「男性も考えるべき」との視点があったはずだが、そもそも「男性も」ではなく、「男性が」ではないのだろうか。この社会で男性が下駄を履かされてきたのは事実。それさえ認めない人もいるし、むしろ、男性が差別されている、との議論に持ち込む人も少なくない。なぜ、不平等であるという前提さえ嫌がるのだろう。この6冊は、様々な角度からその前提を問う本です。>>本をチェック!
選者18:山崎まどか(コラムニスト・翻訳者)
テーマ:大人の恋。

出会って、惹かれて、ハッピーエンドを迎えるというだけが恋愛小説ではない。そもそも恋愛における幸福な結末とは何なのだろうか? 人と人の間に生まれる不思議な炎みたいな感情を描いた物語が好きだ。火が灯る瞬間を鮮やかに描いたものや、その炎が姿を変えながら長く燃える様子、消えてなお熱が残る状態。ここに挙げた小説は、ロマンスの形態がさまざまであること、恋愛小説の形もあらゆる可能性を孕んでいることを教えてくれる。恋愛に興味がないという人にとってもおもしろいはずだ。自分自身と他者との間の思わぬ絆を探ってみたくなる。>>本をチェック!
選者19:辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
テーマ:あえて嫌な人、嫌な気分を読む。

ポジティブで良いことばかり書かれた本より、嫌な人や事象についての物語のほうが読み応えがあるのは、自分の内側の闇と共鳴しているからでしょうか? 武田砂鉄氏の本は「嫌な気分」を知的に昇華。寺島知裕氏についての本は、当時のサブカルを経験してきた身として、過ぎていった嫌な風潮を安全な場所から俯瞰して見られます。田中俊行氏収集の呪物の本は、間接的に見るぶんにはネガティブなエネルギーを食らうことがありません。実際呪物展に行くと体調が悪化したり電化製品が壊れたりしますが......。やはり本で疑似体験するのがベストです。>>本をチェック!
選者20:坂本美雨(ミュージシャン)
テーマ:やっぱり猫が好き。

14年連れ添った愛猫サバ美を亡くしてこの8月で1年になる。サバ美は人生の大変動の時期を共にし、支え合ったパートナーだった。最後の半年はしっかり介護をさせてもらい、徐々に身体の機能が落ちていくなかでも生命力の輝きを毎日放っていた。私の腕の中で息を引き取った最期は、本当に命を生き切った、美しい姿だった。介護の時間は、サバ美を自分の中に染み込ませていく時間で、この期間に愛おしい存在の身体がなくなることを覚悟し、魂のつながりのようなものを得たのだと思う。だから喪失感を超えていまもサバ美と一緒に生きることができている。そんな、猫と共に生きることの喜びを感じる6冊です。>>本をチェック!
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選者21:福岡伸一(生物学者・作家)
テーマ:自然と環境、何が起こっているの?

自然と環境を考える上でキーワードとなるのは、動的平衡と利他性だと考えています。動的平衡とは、生命が、絶えず分解と合成を繰り返しながら、エントロピー増大の法則にあらがっている営為を指します。動的平衡において、生命は絶えず他者から物質やエネルギーを得ながら、同時に他者に手渡しつづけています。ストックよりもフロー、が生命の原理です。つまり動的平衡は利他性に通じます。人間だけが地球の支配者のように利己的に振る舞い、フローよりもストックを優先しています。これが地球環境に負荷をかけているのです。>>本をチェック!
選者22:紅甘(俳優・文筆家)
テーマ:弱くてもいいじゃないか。

強い人ってなんだろう、と考えてみると、それは単に「強くならざるを得なかった人」なんじゃないかと思えてきます。そういう人ほど、弱い自分を痛いほどにわかっている。でも私は、自分の弱さを隠したり、嫌ったり、憎んだりするんじゃなくて、いっそ楽しんでほしいと思う。強い自分がやっぱり好きでも、つかの間のバカンスみたいに、弱い自分を楽しむ。弱さは嫌悪すべきものだなんて、いったいだれが決めたんですか。弱さを育んで、満喫して、なにが悪いんですか。そう開き直ってふてぶてしく生きてゆくためのガイドブックを選びました。>>本をチェック!
選者23:瀧晴巳(ライター)
テーマ:病にかかった時に救いになる本。

20代の終わりに初めて入院した。それまで頑張ればどうにかなると思って、頑張ることでどうにかしてきた私は、その時、頑張ってもどうにもならないことと向き合うことになった。身体のことは焦っても、ジタバタしても、本人の意思ではどうにもならない。嘆き、落ち込み、絶望も底をつき、私はついに諦めを知り、頑張ることを手放した。そうしたら、それまで知らなかった新しい景色が開いていった。大きなものに身を委ねるような、回復を待つ時間。ふがいないと思うかもしれない。でも何もできない時だからこそ見えてくる優しさ、美しさ、切なさがある。それを知ることは、それまで見えていなかった自分の人生のもう半分の豊かさを知ることだった。>>本をチェック!
選者24:いしいしんじ(作家)
テーマ:音が聞こえる!? 名曲を読む体験。

小説を書くとき音楽はかけません。からだの輪郭が揺れてまっすぐ線が引けない気がします。本を読むときも微妙です。本のなかで念願の再会がかないそうなのに、真横でトニー谷のそろばんが鳴っていたのではだいなしではないですか。基本、音楽をきくときには音楽に、本を開くときには本に集中します。けれど、音楽がきこえてくる本なら一石二鳥。ページをめくる音にハミングをかさね、すきとおったピアノやヴォーカルの音色を耳と目の両方で味わえます。音をよみ、文字をきく。音楽にまつわる本には、そんなひそやかな楽しみがつまっています。>>本をチェック!
選者25:住吉智恵(アートジャーナリスト)
テーマ:絵画の世界へ没入する。

子どもの時分、絵本や漫画と同じくらい文学の虜になった。アンデルセンの『絵のない絵本』は題名通り、書き手と読み手の空想の力が合わさることで、一編の物語が無限の絵画的イメージを獲得する文学の喜びを祝福する。『インド夜想曲』は西洋と東洋の異なる人間観を炙り出す珠玉作。そして原田マハの筆致による棟方志功像は筆者自身も悩んだ「視力問題」を想起させ、なぜ彼があれほどゴッホに憧れたのかを理解する助けになる。ゴッホの震えるメンタルと志功の揺れる視界と熱量が互いに共振するイメージを想像で掴むのである。>>本をチェック!
選者25:栗野宏文(ユナイテッドアローズ上級顧問クリエイティブディレクター)
テーマ:お洒落になりたい。

目の前の誰かが"素敵"に見えるのはどういう時だろう。爽やかな挨拶? 笑顔? 或いはその誰かが活けた花の組み合わせが新鮮であったりする。そこには当事者の"意思"が見える。わたしたちは他者の発するものを受け、反応し、関係を構築する。自分も何かを発する。声で態度で......そして見かけで。何かを発するには自分を知り、他者に想いを馳せ......発信の"核"となる意思や意識を持ち、磨くことが必須だ。たとえば本との付き合いは"核"の充実においてとても大切だ。本を選び、読み、思考する行為は服を選び、組み合わせる行為へと繋がる。>>本をチェック!
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*「フィガロジャポン」2025年9月号より抜粋




