Parisienne file.vol.7 ルシリア・シュネル/ギャラリーアソシエート

バレンタインデーを盛り上げるパリジェンヌ流おしゃれ。

パリジェンヌファイル

パリジェンヌ流バレンタインデーの過ごし方

レトロなニュアンスに少しだけ今のムードを添える着こなしが大好き! というルシリア。そしてファッション同様、ヴィンテージ家具やデザインオブジェなど独自の感性で心地いいインテリア空間を作るのが得意なパリジェンヌです。
今回は、そんな彼女の多角的な視点で切り取る世界観をご紹介します。

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バレンタインデーまであと数日。日本では女性から男性へチョコレートを贈るのが一般的ですが、フランスの女性たちはどんな風に過ごすのでしょう?
「最近のパリはショーウィンドーにハート型のデコレーションを飾るなど、『恋人たちの日』として人気が定着してきました。でも、私がティーンエイジャーだった当時の南フランスの男の子たちはマッチョなタイプが多くて、素敵な思い出なんてほとんどありません(笑)。ここ数年は、仲良しの友達宅に集まって大勢でディナーというのが定例。今のところ、私にとってのバレンタインは、恋人とのロマンティックなイベントではなくて、大好きな仲間とわいわい過ごす日。だから、ファッションだけはいつもよりおしゃれをして出掛けます。背伸びせずに自分らしいスタイルで気分をアップするのも、バレンタインデーの楽しみなんです」。

おしゃれなパリジェンヌのバレンタインスタイルは?

【フレアシルエットのパンツ】ZARAで買ったコットンストレッチのパンツは、少しだけフレアになったシルエットと裾のギャザー切り替えがお気に入り。シンプルな白シャツや、タートルニットと組み合わせて、60年代風ファッションに仕上げます。

【ZARAのバレリーナシューズ】「バレリーナシューズは何足もコレクションするほど、昔から大好きなアイテム。でも、フラットは足が疲れるから、私にとっての理想は5~6cmヒールです」。シルバーの光沢感がシンプルなスタイルに華やぎを添えてくれます。

【セリーヌのバッグ】去年11月のお誕生日に友人からプチ・サプライズで贈られたセリーヌの「トロッター」。仕事の時はもちろん、特別な日のコーディネートにもマッチするから最近のお気に入りだそう。

【ループピアス】「普段はあまりアクセサリーはつけないけれど、このピアスはコロンとした丸いフォルムが気に入って買いました」。シルバーのループピアスは、&アザーストーリーズで購入。あえて片耳だけにつけるのがルシリアのおしゃれなこだわり。

Lucillia Chenel/ルシリア・シュネル

ニース出身。2010年に渡米し、NYとLAのファッションデザインオフィスでインターンシップをスタート。2012年、パリに戻り、スタイリスト、モードブランドのコンサルティング、アートディレクターとして活躍。2016年8月にミッドセンチュリー家具とオブジェを扱うギャラリー「Ultra Moderne」を友人とともに立ち上げる。

photos:AYUMI SHINO, realisation:HIROKO SUZUKI

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