ベトナムで食べるなら、フレンチ? 正統ベトナム料理? #03 ホイアンの老舗でしか食べられない、絶品ベトナム麺。

ベトナムへの旅でもっとも楽しみなことのひとつが、その豊かな食文化。フレンチの影響を受けたファインダイニングと、地元食材やスパイスを味わえる正統派ベトナム料理の中から、世界のグルマンたちを魅了するレストランをご紹介。

「Cao Lau」90,000ドン。日本の伊勢うどんがルーツという説もある。店によって醤油風味 やカレー風味などさまざまだが、絡めて食べるのが主流。ライムの酸味でさっぱりとした味わいに。奥にあるのは、ベトナム風お好み焼きの「BanhXeo」100,000ドン

 

【ブラザーズ・カフェ 】

ホイアンの街で長年愛され続けている高級老舗レストラン、ブラザーズ・カフェ。街から少し外れたトゥボン川沿いにあり、ガーデンテラス席には爽やかな風が吹く。ここで出している、うどんのような麺料理「カオラウ」は絶品。カオラウはホイアンにあるひとつの井戸の水からしか作ることができないといわれている麺で、弾力が強くてコシがある。一部のレストランでのみ出されるメニューのため、ここのカレー風味の一杯は根強い人気。ほかにも揚げ春巻きや揚げワンタンなどのホイアン名物も品のよい味付け。おすすめしたい地元の料理が揃っている老舗だ。

「FriedWonton」120,000ドン。豚肉とエビのすり身を包んだ名物。トマトやパイナップルを混ぜたソースにつけて食べる。

 

トゥボン川に面したテラス。ホイアンは水害が多い地域で、2013年にも被害を受けたが、現在このエリアは再生し木漏れ日も美しい。庭の緑には鮮やかな色のアオザイが映える。