旅のエキスパートが愛用する、マストアイテム。#03 ホテルジャーナリスト、せきねきょうこの旅グッズ。

Travel 2017.05.22

「フィガロジャポン」7月号「人生って……旅のようなもの。」特集にちなんで、旅慣れたひとたちに、必ず持って行くマストアイテムを聞きました。人気連載「ホテルへBon Voyage」でもおなじみのホテルジャーナリスト、せきねきょうこさんにとって旅の必需品とは?

目を守りつつ、ファッションアイテムとしても楽しめる。
せきねきょうこ(ホテルジャーナリスト)

年間相当な勢いで飛行機に乗り、国内外を問わず旅をしています。徐々に年齢を重ねますと、さまざまなところに旅によるダメージも出てきます。現在、私自身で最も注意しているのが肌の乾燥と、陽射しによる目の過労です。特に視力は普通によいのですが、取材中に外で受ける強い太陽の陽射しによってすぐに白眼が赤くなったり、涙が出たり、時には痛みが出たりします。特別な病気ではないのですが、目が異常にデリケートなのです。そのためになるべく悪い紫外線を除け、紫外線をカットする機能がついた眼鏡やサングラスが欠かせません。どうせサングラスをかけるのなら、その日の洋服に合わせ、ファッションアイテムのひとつとして考えようと思いました。

170620_travel_accessories_sekine.jpgシャネルやヴェルサーチなど、さまざまなブランドのバリエーションに富んだせきねさんの愛用サングラス。

荷物がかさばるのも嫌なのですが、取材旅には少なくとも3本はサングラスを携帯し、とっかえひっかえしながら気分を変えることで、目を守りながら気分的にも楽しもうと思っています。グラスの色も茶系、ダーク、薄い色、温かい赤味の色などと揃え、フレームもドレッシーな雰囲気から、カジュアル、個性派まで持ち歩きます。仕事柄ホテルにいることが多いのですが、館内では、朝、午後、夜など時間によって1日に何度か服や靴を替えることを面倒と思わずにやっているように、外での取材時なども、ひとつの楽しみとしてサングラスも変えています。サングラスは顔の一部ですし、人に与える印象も違ってきます。目を守ることが第一の目的ですが、いまのところサングラスは10本くらいを使い分けています。

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せきねきょうこ Kyoko Sekine

ホテルジャーナリスト。スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。 世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。 スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。 ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com

photo et texte : KYOKO SEKINE

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