カルティエが新作を発表! 究極のエレガンスを宿す、ジュエリーウォッチ3選。
4月14日にスイス・ジュネーブで開幕した「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ ジュネーブ2026」。数多くのメゾンが参加し、新作を披露する世界最大級の時計見本市だ。今回は、カルティエが発表したアイテムの中から、フィガロジャポンが注目する3つの新作コレクションをレポート。
メゾンのコードやダイヤモンドを重ねた「ベニュワール」
まずは、カルティエがジュエラーの視点で生み出したウォッチ、「ベニュワール」。1958年にオーバルシェイプの時計として誕生して以降、アイデンティティを継承しながらも刷新され続け、2023年にブレスレットがバングルになった斬新なモデルが登場。シグネチャーである曲線美、ロゴ、サファイアに彩られたリューズなど、このモデルのコードを包括したジュエリーウォッチへと進化を遂げた。

そんなベニュワールの新作では、メゾンの象徴的なクル ドゥ パリをモチーフに再解釈。バングルからケース、ダイアルなど、至るところに採用することで、リズミカルな構造とボリュームを際立たせ、幾何学的なオーバルシェイプのデザインに昇華。素材にも質感や遊び心を加え、ゴールドで仕上げたブレスレットがダイアルと強い一体感を生み出す。細部までこだわりを詰め込み、モチーフが曲線に寄り添うように再構成。クルドゥ パリの加工に取り入れられてきたメゾン独自のサヴォアフェールを駆使し、創造性の可能性を押し広げた革新的な一本となっている。


ダイアルに100個のブリリアントカット ダイヤモンドが散りばめられた、ダイヤモンドモデルも展開。石留めの最高峰の技術を要するスノーセッティングに、パビリオンを逆向きにしたケースにはダイヤモンドの先端をわずかに丸めたリバースセッティングを採用。全体に一体感のある立体的なボリュームを生み出しながら、眩い光の揺らめきを演出する魅惑のタイムピースとなっている。
ラグジュアリーを極めた「ミスト ドゥ カルティエ」
新作の「ミスト ドゥ カルティエ」は、カルティエに受け継がれるジュエリーの視点とウォッチメイキングの技術が融合したファインジュエリーウォッチ。1930年代初頭からクリエイティブディレクターを務めたジャンヌ・トゥーサンのもとで生まれたジュエリーウォッチの系譜を受け継ぎながら、膨刻的かつ華やかで独創的なフォルムに。ラインの相互効果からモチーフの細工、素材の美しさまで、多様な技術が凝縮され、大胆な創造性に富んでいる。

クラスプのない流麗なフォルムが神秘的な佇まいを醸し出す。交互に繰り返す曲線やドーム型のガラスの膨らみ、そしてパヴェセッティングのダイアルを囲むオニキスのあしらい、ダイアルに配されたトライアングルインデックスの幾何学模様、ブラックラッカーの紋様といった要素が芸術的な調和を生み出している。
ブレスレットにはビーズセッティングを採用し、サイズの異なるストーンを用いて奥行きやボリュームを表現。この緻密な構造を作り上げるため、石留めには30時間もの時間を要し制作。そしてダイヤモンドとコントラストを描くブラックラッカーのラインは、スイスのメゾンデメティエダールの職人がひとつずつ手作業で仕上げたもの。伸縮性のあるブレスレットで、なめらかに手首に馴染むのも魅力だ。

ホワイトゴールドにダイヤモンドを敷き詰めたモデルも展開。曲線とフォルムの角度によって表情を変えるモノクロームが、一層ディテールを際立たせる。ストーンの効果で光を集め、圧倒的な美しさを放つ神秘的な時計となっている。
芸術性に磨きをかけ一新した「トーチュ」コレクション
1912年の誕生以降、メゾンを代表する特別な存在である「トーチュ」からも新作が登場。曲線と直線を呼応させた特徴的なフォルムで、時計愛好家たちから愛され続けているタイムレスなウォッチだ。今回はメゾンのクリエイションスタジオによってデザインが一新され、ボリューム感と斬新なプロポーションで丸みとエレガンスが際立つウォッチに進化。ラインはよりしなやかで、驚くほどなめらかな感触も魅力だ。

カルティエウォッチの伝統的なコードと新しいコードを融合しさらに洗練を際立たせた最新デザイン。例えばダイアルには、象徴的なローマ数字を残しながらも伝統的なギヨシェ彫りに代わり、立体感をもたらすスタンピングのモチーフを施した。また1922年の歴史的なウォッチにオマージュを捧げ、従来のレイルウェイ ミニッツトラックはドットのラインにアップデート。X(10時のサイン)の中にはカルティエのシークレットサインが配する細やかなこだわりも。
ポリッシュ仕上げのイエローゴールドに加え、ダイヤモンドをセットしたピンクゴールドとホワイトゴールドも展開。エレガントで繊細なダイヤモンドウォッチは、ケース経33.4×26.7mmのスモールモデルと26.1×20.9mmのミニモデルも用意。シックでミニマルな佇まいが手元に華やかな輝きを放つ。

1910年代からカルティエを代表するバゲットカット ダイヤモンドを纏ったプレシャスなイブニングウォッチもお目見え。プラチナ製ラージモデルのベゼルには46個のバゲットカット ダイヤモンドが敷き詰められ、リバースセッティングのブリリアントカット ダイヤモンドをあしらった八角形リューズまで広がっている。ブレスレットのホワイトゴールド製アルディロン バックルにも32個のダイヤモンドを配置。合計3.41カラットにも及ぶダイヤモンドに、最も薄型のムーブメントのひとつであるキャリバー 430 MC メカニカルムーブメントマニュファクチュールを搭載し、洗練を極めたジュエリーウォッチとなっている。ストーンの輝きを最大限に引き出すメゾンの卓越した技術が凝縮された、至高の輝きを放つ一本だ。

新たにコレクションに加わる「トーチュ」パンテールメティエダール ウォッチも見逃せない。ウォッチに描かれたのは、雨のカーテンの向こうから静かな眼差しを投げかけるようなパンテールの姿。シャンルベエナメルの技術でパンテールと雨のカーテンの間に奥行きを演出。微小な空洞を彫り込み、その中に半透明のエナメルパウダー、金泊、銀箔をあしらい、降り注ぐ雨に見立てている。わずかに膨らんだエナメルの雨の立体感は、パンテールのモチーフとのコントラストを生み出し、その姿はまるで絵画のよう。

15種類を超える異なる色調が使われ、36回以上の焼成を重ねている。ダイアルのエナメルの制作には80時間、ケースのエナメルには50時間、パンテールの瞳のセッティングには3時間が費やされている。メゾンデメティエダールの職人たちが受け継いできた熟練の職人技の真髄を物語る逸品だ。

同コレクションはエメラルドの瞳を持つホワイトゴールドと、ツァボライトの瞳を持つイエローゴールド2種類のモデルで展開。それぞれシリアルナンバー入りの世界100本限定で登場カルティエを象徴する特別なタイムピースだ。
カルティエ カスタマー サービスセンター
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