人気ドラマ『ユーフォリア』シーズン3、シリーズ史上レビューで最低スコアに! 「まるでフェティッシュポルノ」と酷評。
シドニー・スウィーニーのわんわんコスプレシーンに大ブーイング。人気ドラマ『ユーフォリア』シーズン3に酷評レビューの嵐。
「ユーフォリア」シーズン3のプレミアに登場したゼンデイヤ。(2026年4月7日、ロサンゼルス)photography: Ruters/ Aflo
現地時間4月12日から米HBOで配信スタートした、人気ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』シーズン3が、メディアからもSNSユーザーからも、ものすごい不評だ。
2019年に配信スタートし、ゼンデイヤやシドニー・スウィーニー、ジェイコブ・エロルディ、ハンター・シェーファーなどのスターを世に送り出したこのドラマ。シーズン1&2ではリーマンショック以降に生まれ、パパ活やドラッグにハマるZ世代のダークな高校生活を描いて人気を博した。4年ぶりとなるシーズン3では、登場人物たちの5年後の姿を描いている。
しかし配信早々からファンたちは「不快で恥ずかしい、屈辱の儀式」と嘆き、米「New York Post」は「ユーフォリア3は混乱した災害」、「コスモポリタン」は「私たちにユーフォリアの新たなシーズンは必要なかった」、「ユーフォリアのキャストもユーフォリアをもう必要としていない」とメディアのレビューでも酷評。一体何がそんなにファンたちを失望させているのか。
登場人物たちは全員、大学に進学せずにそれぞれの人生を歩んでいるのだが、ドラッグ依存症だったルー(ゼンデイヤ)はドラッグの売人になり、ネイト(ジェイコブ)と結婚しようとしているキャシー(シドニー)は結婚式の花代のためにアダルト向けSNSのOnlyFansで犬や赤ちゃんのコスプレ動画を配信している。
ゼンデイヤが風船に詰めたドラッグを潤滑剤に浸して飲み込んで密輸すると、それを大便によって排出し、ストレーナーでドラッグを取り出す。これだけでもグロいけれど、同じストレーナーに茹でたパスタを上げる。この時点でかなり悪趣味だとファンたちは大ブーイング。
また、セクシーな犬のコスプレをしたシドニー・スウィーニーにジェイコブが「お前は悪い、悪い犬だ」と言ってシドニーが「ワン!」と答えるシーンに関しては、「これはジェイコブにとっても恥ずかしいシーンだけど、シドニーはなぜこんなものにOKを出したの? 恥ずかしめの儀式にしか見えない」、俳優たちは一部のシーンにノーと言えないの?このショーは誰かの病んだファンタジーが現実になったかのように書かれている。サムはただ、どこまで限界を試せるか見たいだけだと思う。ショーは気持ち悪くて見ていて不快」と非難轟々。
乳首にはアイスクリームやコカインが塗られ、フェイ(クロエ・チェリー)は我慢できずにオナラをし、部屋は豚の糞まみれ。そんなショッキングなシーンの連続で、「Telegraph」は「ユーフォリアは、いまやキモい老人のミソジニー的な妄想のようだ」とバッサリ。「New York Magazine」は本作のクリエイターであるサム・ロビンソンのことを「ユーフォリア3はサム・ロビンソンのクリエイティビティの欠如を示すモニュメントだ」、と辛辣にこき下ろす。
中には「私にパープルとグリッターだったユーフォリアを返して」と悲痛な叫びをポストするXユーザーも。
前作までに深掘りしてきた人間関係は置き去りにされ、「ハイスクールドラマだと思ってたら、麻薬カルテルの話? 困惑してる」という意見も見られる。
「怠惰な脚本。不条理のために深さを犠牲にしている。ゼンデイヤ、エロルディ、スウィーニーにとって、『ユーフォリア』は彼らをスターへと導き、そして現在、才能に合わない作品へと彼らを呼び戻した。『ユーフォリア』シーズン3で、キャシー(シドニー・スウィーニー)が「いま、何が起きているの?」と叫ぶ。そして、そのセリフはこの作品を要約している。他のシーンを見るたびに、我々には同じセリフが浮かぶのだ」とは、「New York Magazine」の評。
という具合にあまりにも不評なので、逆に気になって私もU-NEXTで視聴してみた。しかし名作とまでは行かないとしても、ゼンデイヤはじめキャストたちの魅力で、グイグイ引き込まれて配信済みの2話まで一気に観てしまった。確かに女性たちは性的に搾取されているか消費されているかで不快な面はあるけれど、華のあるZ世代スターたちの演技は見応えがあるものだ。私はシーズン1の鬱展開で離脱したためユーフォリアファンというわけでではなく、この作品に思い入れがあるわけではない。だから普通に娯楽作品として楽しめたけれど、作品ファンたちが今までと違う世界観に戸惑い、失望する気持ちも理解できる。
ちなみにエンタメレビューサイトの「ロッテン・トマト」では、ユーザーの満足度がシーズン1が80%、2が78%、3が57%と、今作がシリーズ史上最低スコアとなっている。 というわけで、賛否両論の『ユーフォリア/EUPHORIA3』、私はこのまま視聴を続けてみる予定。
- text: Moyuru Sakai