一人旅におすすめのホテル7選。絶景スパやおこもり時間を満喫できる日本全国のご褒美宿。

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誰かのスケジュールに合わせず、誰かの好みを気にせず、ただ自分のために時間を使う、一人旅。温泉、スパ、絶景、美食——何を優先するかも、いつ部屋に戻るかも、すべて自分次第。そんな旅にふさわしい宿が、2025年以降も続々と誕生している。北海道から沖縄まで、いま行きたい最新ホテルを7つピックアップ。

北海道|インターコンチネンタル札幌

札幌の緑に抱かれる、おこもり滞在

インターコンチネンタル札幌の外観。

2025年10月、北海道初となるインターコンチネンタルホテルが誕生した。ロケーションは、豊平川と中島公園に挟まれた緑豊かなエリアだ。インターコンチネンタル札幌は、複合商業ビル内の9〜14階に位置する全149室。札幌という大都市の中心部にありながら自然の気配をすぐ近くに感じることができる。

インターコンチネンタル札幌の客室のひとつ。

北海道の豊かな自然から着想を得たカラーとマテリアルで構成された館内には、水盤を配したロビー、暖炉の備わるファイヤーラウンジ、緑に囲まれたラウンジエリアが連続的に広がり、日常を離れた静謐さと心地よい寛ぎが共存している。

客室のアメニティにはインターコンチネンタルグループ統一のBYREDOを採用。手を洗うたびに広がるベルガモットとフローラルの香りに心がほぐれる。ホテルに1室のみのセレニティスイートは約160㎡の広さにキッチンとウォークインクローゼットを備える。クラブラウンジアクセス付き客室の宿泊者が利用できるClub InterContinental(クラブ インターコンチネンタル)、朝食からイブニングカクテルまで時間帯ごとに豊かな表情をみせる。ラウンジを利用できる部屋を予約して、おこもりを決め込むのも心安らぐ時間だ。

インターコンチネンタル札幌のフローティングサウンドバスの様子。

宿泊者が無料で参加できるウェルネスプログラムも充実。早朝7時30分から始まるフローティングサウンドバスでは、プールの水面に浮かべたマットに身を委ね、シンギングボウルの振動が水を伝って体の内側へと静かに届く。日替わりで行われるプールサイドヨガとともに、忙しさの中で後回しにしがちな「自分を整える時間」を自然と取り戻させてくれるはず。

インターコンチネンタル札幌のオールデイダイニング「AuBlanc(オーブラン)」の内装。

ダイニングは、ガラス越しに豊平川を望むオールデイダイニング「AuBlanc(オーブラン)」と、北海道産を中心とした厳選食材のコース料理を12席のカウンターで堪能するスペシャリティレストラン「SAWAKA(サワカ)」の2店舗。北の大地の恵みを、誰かのペースに合わせることなく自分だけのリズムで味わえる。

インターコンチネンタル札幌
北海道札幌市中央区南10条西1-1-48
Tel:011-562-7000
https://sapporo.intercontinental.com/

群馬県|界 草津

湯と絹と、二つの顔を持つ、草津の新しい宿

界 草津のイメージイラスト写真。

全国にその名を轟かす名湯・草津温泉に、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」が開業する。

2026年6月7日(日)にオープンを迎える「界 草津」は、草津白根山の麓、木立に囲まれた高台に位置する全94室の宿だ。注目は宿泊者だけが使える専用トンネル。トンネルを抜けると、そこは大露天風呂で名高い西の河原公園のすぐそば、草津温泉街のど真ん中に出ることができる。温泉宿のしんとした静けさと、湯畑まわりの活気ある街歩き——そのまったく異なる二つの顔を、気分次第で行き来できるのが同施設の醍醐味だ。

客室は、全室がかつて養蚕で栄えた群馬の絹文化をテーマにしたご当地部屋「シルクアートの間」。草津の山並みと湯けむりをモチーフに、国際的なテキスタイルデザイナー・須藤玲子氏が手がけた大型の布のアートが壁面を飾る。遠目には一枚の絵画のように、近づけば絹糸が織りなす繊細な立体感が浮かび上がる。桐生の技術で生み出された絹糸のランプシェードや高原植物をイメージしたクッションなど、布の持つやわらかさが部屋全体に行き渡り、長湯のあとに体を預けたくなる心地よさを創出。ひとりでもゆったりした時間が過ごせそうだ。大浴場には万代鉱源泉と西の河原源泉、趣の異なる2種の酸性泉を引いていて草津の湯の奥深さを実感できる。

夕食は会席か、敷地内の「蕎麦割烹 SAI」の十割蕎麦と一品料理を合わせた軽めの食事かを、選択可能。誰かに合わせることなく、自分の嗜好や気分で自由に過ごせる——草津の温泉とアートと食を、自分だけのリズムで味わいたい。

界 草津
※2026年6月7日(日)オープン予定
群馬県吾妻郡草津町大字草津字白根464-690
Tel:050-3134-8092(界予約センター)
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikusatsu/

神奈川県|KÚON 箱根強羅

茶と和菓子で五感をひらく、オールインクルーシブな宿

KÚON 箱根強羅の内装の一部。

2025年11月、箱根強羅の高台に全14室のスモールラグジュアリーホテル「KÚON 箱根強羅」が開業した。

「現代を立ち止まる居場所」をブランドコンセプトに掲げる同ホテルは、株式会社オープンハウス・ホテルズ&リゾーツによる企画のもと、築17年の建物を建築家・永井健太氏率いるnegu inc.(ネグ インク)がフルリノベーション。ひとりの時間を大切にしたい旅人のために既存の大浴場を「ティーラウンジ(tea lounge)」へと生まれ変わらせ、各客室へのかけ流し温泉をひくなど、随所にコンセプトを体現する仕掛けが施されている。

KÚON 箱根強羅の「ティーラウンジ」で提供される季節の和菓子とお茶。

13時からのチェックイン後、最初に案内されるのは「ティーラウンジ」だ。和菓子作家・坂本紫穗氏監修の季節の和菓子と厳選茶葉のマリアージュを楽しむ「菓席」は、スタッフが丁寧に淹れてくれる茶を受け取ることで滞在への期待が高まる。夜の帳が下りるとティーラウンジはバーへと変貌。創作茶カクテルをはじめとしたこだわりのドリンクを楽しめる。

KÚON 箱根強羅の部屋内の温泉の様子。
KÚON 箱根強羅で提供される朝ごはん。

客室は2タイプですべての客室にかけ流し温泉と露天風呂を完備。夕食は和菓子や茶のエッセンスを取り入れた炭火フレンチのコースを、ペアリングドリンクと共に提供、翌朝は自家製豆腐を使ったお粥がいただける。なお、食事中のドリンクから客室のミニバーまで、滞在中のあらゆるサービスはオールインクルーシブ! お財布を気にすることなく寛げるのもうれしい。

大涌谷や芦ノ湖、箱根の美術館群にもアクセスしやすいロケーションでありながら、ひとたび部屋に戻れば、温泉と茶と静寂だけの世界が待っている。

KÚON 箱根強羅
神奈川県足柄下郡箱根町強羅1322-32
Tel:0460-83-3908
https://ohhr.openhouse-group.com/kuon-gora/

京都府|カペラ京都

建仁寺の隣で、静かに世界と向き合う

カペラ京都の外観写真。

2026年3月、京都・宮川町の元新道小学校跡地に開業した「カペラ京都」は、シンガポール、バンコク、上海などで展開するカペラホテルズ&リゾーツの日本初進出となるホテルだ。設計は建築家・隈研吾氏率いる隈研吾建築都市設計事務所。町家特有の奥行きある構造と坪庭の精神性を現代的に昇華させた地上4階の低層建築に全89室。中庭には宮川町歌舞練場の唐破風屋根を冠したアトリウムを設け、桜、青葉、紅葉と、四季ごとに表情を変える景色が待つ。

カペラ京都の客室写真。

インテリアはシンガポールのBrewin Design Office(ブリューイン デザイン オフィス)が担当。檜、杉、竹、和紙、陶器など京都ゆかりの素材を纏った空間は、細い路地のスケール感を尊重しながら周囲の町並みにそっと溶け込む。客室はデラックス シティルームから、専用温泉を備えた温泉スイート、206㎡のカペラスイートなど全98タイプ。どの部屋にも京都の職人の手仕事が宿り、荷を解いた瞬間から自分だけの時間が刻まれる。

カペラ京都の「SoNoMa by SingleThread(想乃間 by SingleThread)」の内装。

食の核心は、カリフォルニア州ソノマの三つ星ミシュランレストラン「SingleThread(シングルスレッド)」の初海外進出となる「SoNoMa by SingleThread(想乃間 by SingleThread)」だ。12席のカウンターでいただく、関西の四季の食材とカリフォルニアの農園の恵みを一皿に映すおまかせコースは長く記憶に刻まれる体験となるはず。そのほか、旧小学校の木材や照明を再利用したナイトダイニング「宵」やオールデイダイニング「Lanterne(ランテーヌ)」もある。

カペラ京都の内装の一部。

スパ「Auriga Spa」(アウリガスパ)では、日本を代表するビューティブランド「ザ・ギンザ」との協業プログラムを展開。京都という場所で、世界水準のスパを自分だけのために使える贅沢は一人旅の特権だ。さらに、宿泊者向けの文化プログラム「カペラキュレーツ」として、宮川町歌舞練場での特別鑑賞、創業150年の草履工房での誂え体験、漆芸家による金継ぎワークショップなども用意されている。古都の静けさの中にさりげなく「世界」が宿る、感覚を研ぎ澄ましに行きたいホテルだ。

カペラ京都
京都市東山区大和大路通四丁目小松町130
Tel:075-541-8877
capellahotels.com/jp/capella-kyo

大阪府|パティーナ大阪

大阪城を眼下に望む、極上のウェルネス空間

パティーナ大阪の内装の一部。

2025年5月、大阪城公園と難波宮跡公園というふたつの歴史的資産に抱かれた場所に開業した「パティーナ大阪」は間もなく開業1周年を迎える。

同ホテルはカペラホテルグループが展開するトランスフォーマティブ・ラグジュアリーブランド「パティーナ」の日本初進出となるホテルだ。外装は光井純アンド アソシエーツ建築設計事務所、インテリアはストリックランドが手がけ、大阪城の堀を流れる水や屋根を飾る銅をモチーフに落とし込んだ意匠を現代的なかたちで随所に配した。

パティーナ大阪の客室のベッドルーム。

チェックインを行う最上階20階のロビーに到着すると、窓いっぱいに大阪城が飛び込んでくる。客室は全221室。全室50㎡以上で小上がりのような畳スペースを設けた。ベッドのヘッドボードには、大阪城の石垣を3Dスキャンして再現したアートが施されている。アイスペールからシャワーヘッドまで銅製で統一されたディテールは、かつて世界有数の銅精錬工場を擁した大阪の記憶を体現したものだ。

パティーナ大阪の「パティーナ・ウェルネス」の内装。

4階フロアをまるごと使った「パティーナ・ウェルネス」は面積1,400㎡。国内ホテル初導入となる高気圧酸素&水素セラピーやクライオセラピー、遠赤外線サウナなどのヘルステック機器を完備。大阪城をのぞむ20m×5mのプールはリトリートをはかる、とっておきの場所だ。

パティーナ大阪の最上階の「SONATA BAR & LOUNGE」(ソナタ バー & ラウンジ)の内装。

シグネチャーレストラン「P72」は、大阪の廃材木片から生まれた52mの根のインスタレーションが天井を走るダイニング。日本の暦に根ざした七十二候に寄り添い、大阪近郊の生産者と連携した旬の食材を提供する。最上階の「SONATA BAR & LOUNGE」(ソナタ バー & ラウンジ)では大阪城夜景とともにアナログレコードの温もりある音に浸り、朝はサウンドデザイナーのOJASが設計した「リスニングルーム」でアナログ音楽と静かに向き合う──。アート、音楽、ウェルネスが重なり合う同ホテルで、自分のためだけの時間を心ゆくまで楽しみたい。

パティーナ大阪
※2025年5月1日オープン
大阪府大阪市中央区馬場町3-91
Tel:06-6941-8888
patinahotels.com/osaka/ja

香川県|edit x seven 瀬戸内小豆島

旅の目的になる、小豆島初のサーマルスパへ

edit x seven 瀬戸内小豆島の外観。

高松港からフェリーで約1時間。瀬戸内海の穏やかな光の中に浮かぶ小豆島に、2026年3月グランドオープンした「edit x seven 瀬戸内小豆島」は全45室のホテルだ。

edit x seven 瀬戸内小豆島の客室の様子。

オーシャンビューの客室から、プランジプール付きのガーデンスイート(テラス140㎡)、最上階のペントハウス(客室143㎡+テラス94㎡)まで9タイプを擁し、その多くの客室から瀬戸内の景色をのぞむことができる。

edit x seven 瀬戸内小豆島のサーマルスパ「SPA edén SETOUCHI(スパ エデン セトウチ)」の様子。

最大の特長はなんといっても、小豆島初のサーマルスパ「SPA edén SETOUCHI(スパ エデン セトウチ)」だ。千葉・勝浦発のレストラン&スパブランド「edén」が手がける同施設は、85度に設定されたオートロウリュ機能付きの大型フィンランド式サウナが圧巻。水温15度、深さ1.2mという本格的な水風呂で一気にクールダウンし、屋内風呂やジャグジーで体をあたため直す。そのすべての施設がオーシャンビューで設計されている。瀬戸内海の島々と水平線がひとつに溶け合うインフィニティプールにも心が躍る。その壮大な景観に抱かれながらの、サウナ、水風呂、外気浴のルーティンは、同施設ならではの極上のととのいタイムだ。誰かに合わせることなく、自分のペースで温浴施設と景色に身を委ねる至福を存分に味わって。

edit x seven 瀬戸内小豆島で提供されるパエリア料理。

レストランでは、オリーブ牛やオリーブハマチ、旬の魚介、島野菜といった小豆島の食材を、讃岐の赤・白味噌で仕上げるパエリアなど、地中海・スパニッシュをベースにしたひと皿で表現。島の地酒やオリジナルのリゾートカクテルとともに、朝食からディナーまで一日中楽しめる。島の食材が皿の上で静かに輝く時間もまた、一人旅の贅沢だ。スパで整え、島の味で満たされる──。そんな旅がここにある。

edit x seven 瀬戸内小豆島
Tel:050-1793-9972
香川県小豆郡小豆島町安田甲144-21
https://editxseven.com/setouchi-shodoshima/

沖縄県|ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 那覇

那覇都心とリゾート、どちらも欲張りに楽しむ

ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 那覇の客室の様子。

2026年1月30日、三菱地所グループが手がけるロイヤルパークホテルズ「アイコニック」ブランドの5店舗目、「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 那覇」が開業した。

舞台となるのは、沖縄で75年以上にわたり地域経済を支えてきた琉球銀行の新本店ビル。ゆいレールの県庁前駅の目の前にあり、国際通りも目と鼻の先という抜群のアクセスを誇りながら、7〜13階のホテルエリアに一歩踏み入れた瞬間、リゾートムードにあふれた世界が広がる。

ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 那覇の外のロビーの様子。

「琉球の島々に、育まれる。」をコンセプトに、ロビーには琉球石灰岩の壁やガジュマルのシンボルツリー、芭蕉布のスクリーンを配置。客室の内装は、沖縄本島中部・北中城村に位置する約500年前に建てられた国指定重要文化財の屋敷、中村家住宅の内装からインスピレーションを得た。客室は琉球伝統建築の「雨端(あまはじ)」の心地よさをモチーフに、クバの葉のテーブルや芭蕉紙のフロアランプで島の時間を丁寧に再現する。

ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 那覇にあるオールデイダイニング「THE 7th TERRACE RYUKYU」で提供される鮨。

レストランは沖縄県産食材を主役に3店舗を設けた。オールデイダイニング「THE 7th TERRACE RYUKYU」では、沖縄県産の食材を多く取り入れ、地中海料理に昇華する。珊瑚の洞窟をイメージした篭り空間で楽しむ鮨「琉海」と香りや音の臨場感を楽しむ鉄板焼「琉火」はそれぞれ8席の贅沢なカウンタースタイルだ。

ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 那覇のプールエリアの様子。

テラスエリアには、宿泊のゲストだけが利用できるプールエリアがある。南国らしい開放感を楽しめる日中はもちろん、ライトアップされる夕方から夜も幻想的だ。都心の利便性とリゾートの解放感を、一人で好きなように行き来できるのが楽しい。

ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 那覇
沖縄県那覇市久茂地1-11-1 琉球銀行本店ビル7F
Tel:098-988-6661
https://www.royalparkhotels.co.jp/ic/naha

  • editor: Aya Hasegawa