Music Sketch

フジロックフェスティバル'10【その1】

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猛暑が続く中、フェスシーズンも到来で、各地で音楽が鳴り響いていますが、世界各国のミュージシャンが大挙して登場するフジロックフェスティバル'10の開催まであとわずかとなりました。今年の天候はどうなのでしょうか? 山の天気は読みづらいですが、雨や寒さ対策は念のため怠らずに向かってくださいね。

ステージが増え、参加アーティストもロック系に限らず増えて、また、見たいバンドの時間帯が重なっていたり、移動するにも時間が掛かったりで、なかなか見たいバンドをすべて見るのは無理なのですが、幾つか気になるバンドを挙げてみます。

《30日(金)》
メインステージのGREEN STAGEではASH、THE CRIBS、MUTEMATHといったライヴに定評のあるバンドに、デイヴ・グロール(exニルヴァーナ、現フー・ファイターズ)が結成したロック・トリオTHEM CROOKED VULTURESも気になるし、何と言っても現在スペクタクルなライヴ・パフォーマンスで絶対的評価を得ているMUSEは必見でしょう。私はMUTEMATHとMUSEはまだライヴを体感したことがないので、この2つは何があっても絶対に見ようと思っています。ちなみに、トップバッターを務めるSuperfly(越智志帆)の歌唱力は日本人離れしているので、午前中に会場に着いた人は是非聴きに行ってください。

0727natsumisan_1.jpg何もかもが超破格級。イギリスが誇るMUSEのライヴ・パフォーマンスに注目!

サブステージのWHITE STAGEも、素晴らしい顔触れです。日本のバンドではGRAPEVINE、そしてインストゥルメンタルながら映像を感じさせるような独自の世界観を描いていくtoeも大好きなグループだし、ノルウェーから来日する前衛楽団JAGA JAZZISTはぜひ見てみたいし。ゆるりと楽しむなら女性ヴォーカルのCORRINE BAILEY RAE、そして昨年のエレグラWarp20で圧倒的なグルーヴの効いたパフォーマンスを見せてくれた!!!(チック・チック・チック)も見逃せないです。!!!は2006年にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのツアーに同行して大絶賛されていますから、フェスで騒ぎたい人たちの期待を裏切りません。

0727natsumisan_2.jpgノルウェー出身の9組のジャガ・ジャジスト。グループ名からして、気になる存在。

0727natsumisan_3.jpgイギリスのジャス・クラブ出身ながら、R&Bやロックなどを多彩にミックスして歌う、コリーヌ・ベイリー・レイ。

0727natsumisan_4.jpg浴びるようにエネルギーを体感できるチック・チック・チックは、アメリカ西海岸出身の自由奔放バンド。

そしてクラブ感覚でライヴを楽しめる屋根付きの会場、RED MARQUEE。エレクトロ・ポップ×ダンスビートのMIKE SNOWや、人気プロデューサーであるGnarls BarkleyのDanger Mouseが参加したBROKEN BELLSは面白そうだし、そして何と言っても私の今年の上半期のベストライヴTOP3に入るTHE XXは、絶対に見ます(ライヴレポート参照)。BROKEN SOCIAL SCENEも前回取材したほど好きですが、今回はこの時間は他のものを見に行く予定。

0727natsumisan_5.jpgミニマムな演奏から心の奥底に響くようなエモーショナルなサウンドを生み出す、ロンドン発のザ・エックス・エックス。

他にもPLANET GROOVEでは、今話題の奇才RUSKOやビートボックスとテクノロジーの融合で知られるBEARDYMANのパフォーマンスを見てみたいし、FIELD OF HEAVENでは大好きなドラマー、TAYLOR HAWKINSが率いるバンドTHE COATTAIL RIDERSもチェックしたいし、本当なら日本最高峰のギタリストCharのプレイも拝みたいところですが・・・・・・。ORANGE COURTまで足を延ばす余裕はなさそうですが、DIRTY PROJECTORSは翌日も登場するので、その時に見ようと思います。

0727natsumisan_6.jpgデヴィッド・バーンとの共演やビョークとのコラボレーションからも注目されている、アメリカのバンド、ダーティー・プロジェクターズ。

フジロックって自然と共存したフェスティバルとして知られるのですが、初日はライヴを見るだけで終わってしまうかも・・・・・・もちろん世界各国の料理が集合した食事も美味しいことで知られるので、きちんと堪能するつもりであります。

0727natsumisan_7.jpg聴こえてくる演奏に耳を傾けながら、自然とゆったり戯れることができるのもフジロックならでは。


*to be continued

伊藤なつみ

音楽&映画ジャーナリスト/編集者
これまで『フィガロジャポン』やモード誌などで取材、対談、原稿執筆、書籍の編集を担当。CD解説原稿や、選曲・番組構成、イベントや音楽プロデュースなども。また、デヴィッド・ボウイ、マドンナ、ビョーク、レディオヘッドはじめ、国内外のアーティストに多数取材。日本ポピュラー音楽学会会員。
ブログ:MUSIC DIARY 24/7
連載:Music Sketch
Twitter:@natsumiitoh

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