時計の電池を替えにカルティエ本店へ。
そして、静かな時間を過ごせるカフェ・ステルヌに。

数カ月前に母からお下がりでもらったカルティエの時計を、日本から持ってきてそのままにしていた。
電池が切れて動かなくなっていたし、お店に持って行かなくちゃと思いながら。
デパートの時計売り場でも電池交換はしてもらえるけれど、せっかくパリにいるし、
いつからか、メンテナンスはそのブランドのお店に行くようになった。
お買い物に行くことはそうなくとも、本店の空気を肌で感じられる機会だ。
行くとなると、それなりにきれいにして出かけたいと思う。それで、延び延びになっていた。

私の記憶にあるだけでも25年は母の手元にあった時計は、やはり電池交換だけでは済まず。
取りに来るのは、3週間後に。
こういった場所に来るとちょっと気持ちが高まるから、そのまま帰る気にはならないのを見越して、
仕事道具を持って出てきていた。
オペラ座を左手に見て通り過ぎ、そのまま歩いてパッサージュ・デ・パノラマにあるカフェ・ステルヌへ。

お食事には予約が必須の人気イタリアンレストラン。実は、朝も午後もカフェとして営業している。
そして、嬉しいことに（私にとっては！）たいてい空いている。だから、ゆったり過ごせる。
4月とはいえまだ肌寒く、ショコラ・ショにした。
"飲む"というより、"食べる"に近い、とろ～っと濃厚なショコラ。
パン・オ・レを持参して、浸して食べたいくらいだった。

ちなみに、実際の店内は、写真ほどは暗くないです。