器とローフード、初夏を楽しむ企画がスタート！　

こんにちは、都田です！　季節は、夏を迎えようとしていますね。涼やかなガラスや磁器を使うことが多くなる食卓に向けて、半年ほど前から打ち合わせを重ねていたオンライン企画がついに「器の店・沈丁花」でスタートしました。

私が料理の器選びで訪れる品川区青物横丁「器の店・沈丁花」（当面は店舗臨時休業のため、オンラインにて営業中）、日常の食事の時間を素敵にする作家物の器をメインに扱う注目のお店です。

先日、オーナー・岩倉千律子さんが以前より気になっていたというヴィーガンフードやローフードをガラスと磁器の作家さんの作品に盛り付けて「ブランチタイムを楽しむ」という設定に合わせ、レシピ開発をしました。オンラインショップではレシピも順次公開予定です。

２つのメニューを用意し、同じ組み合わせをそれぞれの違う作品で楽しんでもらう企画。ドリンクだけは、器に合わせて別のものをご用意しました。

①ズッキーニのバジルパスタ　
ズッキーニをピーラーで麺状に細切りにしたものをバジルペーストで和えたベジパスタを合わせました。バジル、松の実、味噌など身近な食材にも関わらず手軽にできます。

②塩バニラのアイスクリームサンド　
砂糖も乳製品も使わずにつくる体に優しいヴィーガンスィーツ。
カシューナッツのクリームで作るアイスクリームをアーモンドプードルのクッキーで挟みます。

ローフードは、自然の食材を使い熱を通さない調理法により、代謝や消化を司る役割を持つ酵素を生きたまま摂取できるので、栄養素を分解してエネルギーに変えたり、がんの原因といわれる活性酸素など有害物質の除去も行なっていくことでも今注目を浴びています。

生野菜は体の冷えを招くと思われますが、生野菜を多くとると血液がサラサラになり、抹消血管まで血液が循環するようになって、次第に手足があたたくなる効果も期待できます。免疫力の活性化につながる夏の健康対策として重要なポイントです。

このヘルシーなローフードのもつ効果と、自然素材を使った作家さんの心や体が投影される器の核がリンクしてお互いに良い相乗効果をもたらす。そんな岩倉さんの想いが込められた企画の見所は、何と言っても美しい作品です。

はじめにご紹介する繊細であたたかなガラスの器は、奥平明子さん（東京ガラス工芸研究所卒業、神奈川県葉山在住）。

温度や遠心力などでガラスが自然に動く力で出来上がるよう心がけ、実際に使ってみて、使い勝手などとのバランスをみながら、試行錯誤を繰り返すという。特に吹きガラスは、ひとつひとつの仕上がり違い、そのおおらかさが魅力となっています。

 

次に、親しみやすく心地いい雰囲気をもつ磁器の作品は、村井大介さん（愛知県瀬戸市で作陶）。

新しい形などのアイデアは、お客やお店の方との会話の中から生まれることが多いのだそう。使い道やサイズ感をなんとなく頭に置き、ろくろで土を伸ばしていきながら形を探ります。またほかの器を作っている途中で、意図せず魅力的な形に出会うこともあると、そんなストーリーを聞いているだけでもくすぐられます。

みなさまのおうち時間が少しでも豊かで心地いい空間となりますように！　ぜひ今回のオンライン企画とそのほかにも国内の作家さんの作品もご覧いただければ嬉しいです。

【器の店・沈丁花　オンライン企画展】
『初夏の器でローフードブランチ　奥平明子さんと村井大介さんの器を使って』

期間：2020年5月29日（金）11:30 ～ 6月6日（土）24:00
https://jinchoge.theshop.jp

奥平明子さん/ガラス
http://okudairaakiko.com
https://www.instagram.com/okudaira_akiko/?hl=ja

村井大介さん/磁器
https://www.instagram.com/muraidaiske/?hl=ja