心と身体を元気にする、薬膳レシピ

お肌の乾燥対策に! アスパラと新ジャガのレモンクリーム煮。

すっかり春らしくなってきましたね。日差しも強くなってきて、そろそろ日焼け止めに気合を入れ直さないと! なんて思う近頃。同時にここ最近お肌の乾きが気になっています。皆さんはいかがですか?

この時期は以前ご紹介した「肝をケアして気の巡りを整える」ということを、引き続き行っていただきたいのですが、今回は旬の食材を使ったお肌の乾燥対策レシピをご紹介したいと思います。

ポイント食材はアスパラガス。ホワイトアスパラも魅力的な食材ですが、今回はグリーンのものを使いました。カラダに潤いを与える食材で、お肌と関係が深い肺を潤して咳を鎮める働きもあります。胃腸の働きアップや疲労回復にもよいと言われていて、利尿作用があるのでむくみにも。

そんなグリーンアスパラに、新じゃがとしらす干しをあわせ、レモンクリーム煮にしました。生クリームも潤いによいのですが、デトックスシーズンでもあるので控えめにし、レモンを効かせてさっぱりと仕上げました。レモンは皮もおろして加えているので気の巡り対策にもなっています。胃腸の働きを助け、元気を補うじゃがいもは、レモンクリーム煮というだけで間違いないおいしさなのですが、こうしてアスパラやしらすを加えることでボリュームやおいしさもアップ。しらすをたっぷり使うことで、出汁いらずなこともおすすめしたい理由です。ちょっと味の濃いものもいいなぁという気分の時は仕上げにパルミジャーノを。

梅雨の前に、カラダから余分な水分は除いておきたい時期ですが、初夏の日差しで乾きが気になるときには食材の旬を楽しみながらケアしてください。梅雨に入ると湿度で胃腸を傷めやすいので、今から整えておくことも大切です。

アスパラと新じゃがのしらすレモンクリーム煮

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【材料】(2人分)

アスパラガス 1束(太さによって4~6本)
新じゃが 2個(250g)
しらす 30g
ニンニク みじん切り 小さじ1/2
酒 大さじ1
水 100ml

A
生クリーム 50ml
塩 1つまみ
コショウ 少々
レモン果汁 小さじ1
レモンの皮 おろしたもの 1/2個分

エクストラバージンオリーブオイル 大さじ1/2
粗びき黒こしょう 適宜

【作り方】

  1. アスパラは下半分をピーラーで皮をむき、長さ4cmくらいの乱切りにする。新じゃがは皮をむいて一口大に切る。
  2. 鍋にニンニクとオリーブオイルを入れて熱し、香りが立ってきたら新じゃが、しらす、酒、水を加えてふたをし、じゃがいもがやわらかくなるまで煮る。
  3. 2.にアスパラを加え、トッピング用のレモンの皮をとりおいたAを加えてアスパラがやわらかくなったら器に盛り、トッピング用のレモンの皮のすりおろしを添える。仕上げに粗びき黒こしょうをふる。

ちづかみゆき

料理家・国際中医薬膳師。身体を壊したことがきっかけで薬膳を学び資格を取得。上海、ボストンで活動後、東京に拠点を移す。旬食材の効能を活かした心と身体に寄り添うレシピを提案。料理教室meixue(メイシュエ)主宰。雑誌、企業へのレシピ提供、コラム執筆などを行う。近著に「暮らしの図鑑 薬膳」「巣ごもりごはん便利帳」など。
http://meixue.jp
Instagram: @miyukichizuka

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