10月の初め、パリコレクションで発表されたシャネルの2017年春夏 プレタポルテコレクション。“インティメイト・テクノロジー”と名付けられたその最新作は、まさにデジタルワールドを舞台に展開された。延々と続く長いケーブルや金属製のキャビネットで埋め尽くされたランウェイにトップで登場したのは、ロボットのマスクをかぶり、メゾンのアイコニックなツイードのセットアップを纏ったふたりのモデル。今季を象徴する一幕となった。それに続き、ケーブルの色を想起されるカラフルなブレードやツイード、そしてIDバッジを下げているかのように見えるネックレス、さらにはパジャマ風のアイテムや裏地のないカーディガン調のジャケットなど、気取らないスポーティなクリエイションも目を引く。もちろん、ツイードの隙間から覗くランジェリー風のアイテムでシャネルらしいエレガンスも忘れない。さらに斜めに被ったキャップで香らせるラグジュアリーなストリートのテイストも新鮮だ。

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感激を語るシャネルのアンバサダーたち。

グランパレで開催されたショーには、世界の名だたるセレブリティが集結。シャネルのアンバサダーであるキャロリーヌ・ドゥ・メグレや女優のアナ・ムグラリス、アメリカの歌手、アッシャー。そしていま、最も注目されている若手のファッションアイコン、リリー＝ローズ・デップの顔も。「オーバーサイズのジャケットとスカートのセットアップ、そして前後が逆になったジャケットがとても気に入ったわ。ジャケットの背中に開いた部分に飾った、シャネルのロゴが付いたチェーンのネックレスもいいわね。私はアクセサリーが大好きなの！」とリリー＝ローズは興奮気味に語った。