ハリウッドの主役に抜擢!期待の新生、マッケナ・グレイス。
インタビュー
映画『(500)日のサマー』や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで名高いマーク・ウェブ監督の最新作『ギフテッド』が11月23日(木)に公開となる。
天才的な知能を持つ7歳の姪を育てる叔父のフランクの前に、突如としてメアリーを引き取りたいと現れたフランクの母。メアリーの幸せを考えたとき、フランクの下した決断とは……。
今回は、11歳という若さでハリウッド女優と肩を並べる実力を見せたマッケナ・グレイスにインタビュー。子役とは思えない落ち着きを持ちつつも、時折のぞかせるピュアな一面に迫る。
ーー本作がハリウッドでの本格的な主役デビューとのことですが、役が決まったときはどんなお気持ちでしたか?
「嬉しくて叫んだわ! たくさん飛び跳ねて、後から涙も込み上げてきて、また叫んで。いろんな感情が混ざっていたわ」
ーーマーク・ウェブ監督とのお仕事は、いかがでしたか?
「彼は最高! 本当に大好きよ。作品を撮る前に、監督は私に2本の映画を観なさいと言ったわ。そのうちの1本『ペーパー・ムーン』に出てくる女の子はすごく怒る役なんだけど、監督はそれを合図にしようと思ったのね。わたしが怒るシーンのとき、「怒って!」じゃなくて「メアリー、ペーパー・ムーン!ペーパー・ムーン!」ってアドバイスするの。この合図がすごく楽しかったわ」
ーー今回の撮影で一番難しかったことは?
「クリスの顔を叩くシーン。実際に叩きなさいと言われたんだけど、なかなか上手くできなくて何回も撮り直したの。だから彼の顔もだんだん赤くなってきちゃって。彼はわたしのベストフレンドだから叩くのが本当に嫌で、もう二度としたくないと思ったわ。でも、いまとなっては「わたしはキャプテン・アメリカをやっつけたのよ!」って友達に自慢してるけどね。(笑)」
ーー映画の中で、クリス・エヴァンスとの対等なやり取りがとても印象的でした。撮影中、彼とはどんな関係性でしたか?
「彼は本当に素晴らしい友人よ。とても優しくて、キャプテン・アメリカ以上の人! 見た目は強くてかっこいいけど、内面は子猫みたいな人なの。それと、わたしのことを決して子供扱いしなくて、対等に接してくれたわ。ただ、一度だけ「kiddo」と呼ばれたけどね!(笑)」
>>主人公・メアリーと、マッケナ・グレイスの共通点。
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ーー主人公メアリーと、マッケナさんの共通点はありますか?
「似ているところは、わたしもメアリーも、フレッドを心から愛しているということ。親戚や家族をとても大切に思っていて、関係性が深いというところも同じね。あと、みんなそれぞれ個性があると思うけど、わたしとメアリーは、特に人とは違ったこだわりがあると思うわ。」
ーーここは違うな、と思うところは?
「そうね、わたしは彼女ほど怒らないわ。あと、彼女ほどおませじゃない……と思いたい。(笑)頭も彼女ほどよくはないけど、数学が好きなのは一緒ね。 それと、彼女ほどボーイッシュでもないわ」
ーーもしメアリーのような特殊な才能が手に入るとしたら、どんな才能がほしいですか?
「難しい質問ね。(笑)いろんな言語が話せるようになれたらいいなと思うけど……やっぱりそれよりも、メアリーみたいにいろんな学問で頭がよかったら、飛び級して学校を早く卒業できるかしら! そうしたら、毎日が夏休みになるから嬉しい!」
ーー日本に来るのは初めてとのことですが、実際に来てみて、日本へのイメージは変わりましたか?
「想像通り、というよりも想像以上! やっぱり日本といえばアニメよね。あとはポケモンやゴジラ、お寿司のイメージ。日本の文化は大好きだわ」
ーーこの数日滞在してみて、どこが一番印象に残っていますか?
「選ぶのが難しいけど、ポケモンセンターが楽しかった! ポケモンセンターも原宿も、本当に素晴らしいわ。もう原宿には3回行ったけど、猫カフェがあると聞いたから、今晩また行かなきゃね」
●監督/マーク・ウェブ
●出演/クリス・エヴァンス、マッケナ・グレイス、オクタヴィア・スペンサー、リンゼイ・ダンカン
●2017年、アメリカ映画
●101分
●配給/20世紀フォックス映画
●11月23日(木)より公開