台湾俳優フィガロ・ツェンが語る、台湾の魅力。

インタビュー

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台湾語のほか、北京語、英語を操り、現在は日本語を勉強中という台湾の俳優フィガロ・ツェン(曾少宗)。永田琴監督の『What is REAL?(ワット イズ リアル)』(ネスレシアター にて配信中)に主演するなど、昨年より日本での活動を本格的に始めたばかりだ。今回は高雄出身、台北在住歴15年のフィガロが、発売中のフィガロペンの台湾特集号を読んで、故郷の魅力を語ってくれた。

――私たちには「フィガロ」という名前の共通点がありますが、そもそもどうしてフィガロという英名をつけたのですか?

「台湾では、小学校の英語の授業で英名をつけるんです。僕は危うく“Peter”と名付けられそうになったのですが、どうせなら自分の好きな名前を選ばせてもらおうと思い、先生に“Figaro”を提案しました。当時、テレビで放映されたオペラ『フィガロの結婚』が僕のお気に入りだったんですよ。そう、オペラを好むなんて変な子どもですよね(笑)」

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――フィガロ、ペンとも台湾を特集していますが、フィガロさんから見てこの特集はいかがでしたか? 気になるお店、新たな発見はありましたか?

「2誌ともよく台湾を研究していて感心しました。テーマや掲載するお店にそれぞれの雑誌の特徴が出ている点も面白いですよね。フィガロにはおいしいグルメ、女性が好きそうなカフェや雑貨店が、ペンでは男性目線で選んだおしゃれなバーやレストランが紹介されていますが、どちらの雑誌にも僕の大好きなアドレスが掲載されています!」

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台湾を特集している現在発売中のフィガロジャポン8月号とペン6/15号を持って。

「たとえば『少少-原始感覚研究室(スァオスァオ – ユェンシィーガンジュエイェンジョウシィ)』はグリーンに囲まれたアートスポットここではアート系のイベントやエキシビションが開催されるんですよ。周囲は小川の流れる森なので、イベントの際はここを散策したり、屋内でお酒を飲んだりできるんです。ネイチャー、アートの好きな人がよく訪れるスポットですね」

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ペン6/15号「台湾、発見」特集P28-29より。

『貓下去敦北俱樂部&俱樂部男孩沙龍(マオシャーチュドゥンベイジュラァブ&ジュラァブナンハイシャーロン)』は台北でいちばんおいしいカクテルを飲めるお店台湾人バーテンダーが考案した独創的なシグネチャーカクテルを楽しめます。ここは自宅から徒歩圏内にあることもあって、ふらっと出かけることが多いですね)

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ペン6/15号「台湾、発見」特集P34より。

――ここに行けばフィガロさんに会えるんですね。

「会えます(笑)。フィガロ には僕の行きつけの食堂が紹介されていてびっくりしました。最高においしい魯肉飯が食べられる『金峰魯肉飯(ジンフォンルーロウファン)』、とろとろの鶏スープが絶品の『雞窩餐廳(ジーウォーツァンティン)』、昔ながらの香港麺が食べられる『老友記粥麺館(ラオヨウジージョウミェンファングァン)』……

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フィガロジャポン8月号「いま、台湾でしたい12のこと。」P96-97より。ここでは、地元っ子が集まる食堂をピックアップ。

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フィガロジャポンとペンの両誌に興味津々のフィガロ。

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「逆に、フィガロを見てぜひ行ってみたいと思ったのが、台東県の関山や鹿野といったエリアです。すごくいいところだと噂に聞くことはありますが、実際に行ったことがあるという人はほとんどいないんじゃないかな。原住民の小米(アワ)料理なんて、興味はあってもなかなか食べられるものじゃないから惹かれましたね。花蓮県にある新城も、多くの人が訪れる太魯閣国家公園の入り口にあるとはいえ、見過ごしてしまいがちな小さな街です。ここにこんな素敵な場所があるって、フィガロで初めて知ることができました。よく見つけましたね!」

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フィガロジャポン8月号「まだ見ぬ台湾。」P44-45より。原住民が多く住む台東県のエリアをいくつか紹介。

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フィガロジャポン8月号「まだ見ぬ台湾。」P58より。絶景が美しい花蓮県にある街、新城をフィーチャー。

――フィガロさんは高雄のご出身ということで、台南のページに載っているものも懐かしく思い出されたのでは?

「そう! 僕は台南の隣にある高雄の生まれ。祖母の家が台南にあったので、僕にとってはもうひとつの故郷のような存在です。台南の料理のページは、眺めるだけでお腹が空いてきます」

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「おいしそう~!」と、台南のページを見て思わず笑みがこぼれるフィガロ。

「特に思い入れがあるのは辦桌(バンゾウ)料理! お祭りや結婚式など、台南のおめでたい日に登場する料理ですが、お客さんをもてなすためにその土地のスペシャルなシェフを招いて料理を作ってもらい、家の外に用意したテーブルで食べるんです。辦桌料理の中でも特に好きな一品が、『佛跳牆(フォーティアォチャン)』。甕(かめ)の中にアワビ、ホタテ、ナマコなどの高級食材を入れて数時間かけて煮込むスープで、『この料理の香りを嗅ぐと修行しているお坊さんでさえ寺の壁を飛び越える』という逸話から佛跳牆と名付けられたとか。台湾を訪ねたらぜひ、『佛跳牆』も試してみてください」

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フィガロジャポン8月号「まだ見ぬ台湾。」P67より。台湾の伝統的な食文化、辦桌料理をピックアップ。丸い青磁の壺に入った料理が、フィガロの好きな「佛跳牆」に似ているそう。

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――ところで台湾でのオフはどんな風に過ごしているんですか?

「趣味のランニングをしたり、テレビゲームをしたり、あとは日本語の勉強をしたり。現在、日本でテレビドラマの撮影中なので日本語のセリフを覚えるのに必死なんです。『サウナーマン』というドラマで、サウナの中で出会う人々とのふれあいを通じて主人公が自分を見つめるというヒューマンコメディです。サウナの中だけで完結するストーリーなので登場人物全員、裸で出演しますから、衣装合わせではタオル合わせをしているんですよ(笑)。身体も少し絞らないとね!」

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サウナを舞台に「裸の付き合い」を描いたドラマでの活躍に乞う期待!

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フィガロ・ツェン(曾少宗)
1981年生まれ。台湾アイドル「F4」の弟分ユニット「コミックボーイズ(可米小子)」の一員として2002年にデビュー。2005年に解散後、俳優としてのキャリアをスタート。2007年に出演した台湾ドラマ『イタズラなKissⅡ』が日本で放送されたことをきっかけに、日本でも注目が高まる。テレビドラマ『サウナーマン』が、ABCテレビで8月25日よりオンエア、放送直後にTSUTAYAプレミアムにて配信予定。
Instagram @mr.figarotseng
Weibo @曾少宗

photos:HARUMI SHIMIZU, coiffure et maquillage:YUKA SAEKI, réalisation:RYOKO KURAISHI

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