編集KIMのシネマに片想い

歳は取ってもトム・クルーズ! 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

編集KIMのシネマに片想い

180823_MI6-FF-H055RB_tori.jpg

カラダは資本です!

こんにちは、編集KIMです。

先日、ニューヨークのライフスタイルブランドの新作香水を渋谷のスタジオで撮影していて……
「KIMさん、あれはきっとトム・クルーズのお面かぶった本人ではない誰かが走ってたんですよ!」
スタイリストMと『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の話をしていた時。
敵(新スーパーマン俳優のヘンリー・カヴィル演じる!)を追いかけて、ロンドンのビルの屋上をず~~~~っと駆け抜けるトム・クルーズのことであった。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』はポスターからもわかるとおり、ヘリコプターの空中シーンやカーチェイスがぶったまげたレベルで、単に走り続けるシーンなど語るに足らぬ、と思う人も多いはず。
でも、スタイリストMと私のハナシが白熱したのはランニングシーンであった。Mいわく、「走る続けることなんて、(もう40歳の僕には)できないし、足がもつれて10mで転んでしまう」とのこと。
確かに。
あのフォーム。歩幅も広く、素晴らしい走りを見せるトムさま。もう50代半ばというのに、肉体を見せびらかすための自己満足というよりは、製作作品のエンタメレベルをアップするために鍛錬しているクリエイター魂……素晴らしい!と感じてしまうわけです。

180823_MCJ-04907-SR.jpg

ヘンリー・カヴィル・・・・・・もっとハンサムだと思ってた、と感じたのは私だけ?

今回の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、パリの街が重要な舞台でもあります。夏になると、パリのコーディネーターたちが日本に帰国してくるのですが、パリ市内の通行止めや撮影状況はすごかったとのこと。パリジェンヌだってひとめでもトムを見ようと必死になっていたらしいです。凱旋門付近やオペラ座ガルニエ付近で、トム演じるイーサン・ハントまたがるバイクが疾走し、パリの夕暮れの空を背景に走りぬくカーレースシーンはロマンティックな風情さえあって。冒頭のシーンだって、グランパレの屋根にスカイダイビングで降り立つ、という離れ業でした。
パリのカーチェイス、ロンドンの屋根上のランニング、スパイが活躍する国際都市であり、ヨーロッパ2大観光地でこんなロケを敢行するなんて、本当にただただ感嘆です。

アクションが行きつくところまで行ったぶん、トム本人はずっとイーサン・ハントが心にかけている妻のことを映画の中で描きたかったと何かのインタビューで答えていました。そのトムの要望どおり、今作でイーサンとその妻の関係は一度終止符を迎えます。でもまあ、こういう男女のストーリーは、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ではアクションシーンに負けてしまって、観客の注目がいかないのも事実。ただし、キャラクターのファンたちはこの部分も気になるところみたいですね。

180823_MCJ-16971RC-PK.jpg

パリのグランパレをディスコ状態にした、という冒頭シーンより。スパイに似合うのは、美女でしょ~。

トム・クルーズは、英国の俳優しかキャスティングされない007、ジェームズ・ボンドへの憧憬がある、と言われています。アメリカ人であるトムがボンドを演じることは永遠にないわけですから、『MI』のイーサン・ハントを極めてほしいですね、せめて60歳くらいまで。
自身の当たり役への有名俳優の執着は強いでしょうから、あのジャッキー・チェン(2018年8月現在64歳!)も、新たな『ポリス・ストーリー REBORN』が11月23日から公開されます。
いずれにしても自身の肉体が映画のエンタメとしての質と、興行成績を決定するって、すごくシンプルで「生命体としての優等」だなあ……とほれぼれします。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト
●監督/クリストファー・マッカリー 
●出演/トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ビング・レイムス、ヘンリー・カヴィル、レベッカ・ファーガソン 
●2018年、アメリカ映画 
●147分 
●配給/東和ピクチャーズ 
●TOHOシネマズ日比谷、新宿ピカデリーほか全国にて公開中 
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

---fadeinpager---

飛行機の操縦はお手のもの。☞『バリー・シール アメリカをはめた男』

180823_4_AA59_D017_00087_RV2_S_CROP.jpg©2018 Universal Studios. All Rights Reserved.

飛行機が似合うハリウッドスター。演じた役柄のバリー・シールとはもとは民間航空会社のパイロットでした。

『ミッション:インポッシブル』シリーズや『007』シリーズなど、スパイもののストーリーの核は、この現代においては、ほとんど麻薬か核利用の悪者の仕業に対応するヒーローはいかに!というのもの。
映画『バリー・シール アメリカをはめた男』では、70年代が舞台で、CIAのサポートと南米の麻薬組織の運び屋、両方をやっちまった実在の豪胆パイロット、バリー・シール役をトムが演じています。

180823_5_AA59_D040_00288_RV2_CROP_S.jpg©2018 Universal Studios. All Rights Reserved.

公的機関とも黒いお金のやりとりをしていたバリー・シール。

努力家トム・クルーズは実際に飛行機を操縦できるんですよね。おまけに、実在の人物を演じるということで、表情をそうとう本人と寄せようとしていたみたいです。出演作が派手なアクション作品が多いことから推測すると、『バリー・シール』は人間ドラマによりフォーカスを当てた「演技で見せる作品」とトム・クルーズ本人のなかでは考えているのかも。

180823_GNBF-3925_L.jpg

『バリー・シール アメリカをはめた男』 
●監督/ダグ・リーマン 
●出演/トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト 
●2017年、アメリカ映画 
●本編115分 
●DVD¥1,543 Blu-ray¥2,037 販売・発売:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
©2018 Universal Studios. All Rights Reserved.

---fadeinpager---

実はコメディセンスがたっぷり!☞『ナイト&デイ』

180823_knightandday-FSPBD1208_SB_S3.jpg

マジメ顔がかえっておかしいトム・クルーズ。

必死に駆け抜ける姿ばかりが目立つアクションヒーロー、トムさまですが、私がいちばん好きな作品は実はコレ! 『ナイト&デイ』です。
KIMが初めてこの作品を観たのは、TSUTAYAレンタルでしたが、DVD借りて1週間、仕事から帰宅して、毎晩観ました……! それくらい好きだったのです。『バリー・シール』でも見せていた飛行機の操縦をここでも披露。冒頭の飛行機内のアクションシーンから笑わせてくれて、実は名女優のキャメロン・ディアスが見事な呼吸合わせで素晴らしいのです。
今作でもトムが演じるのはスパイ。「南仏の豪華ホテルで見知らぬ美女と恋に落ちたい」なんて言いながら、実は悪をとどまらせようと必死になる工作員役。
『ウルヴァリン:SAMURAI』に新幹線を登場させたジェームズ・マンゴールド監督が手がけていて、乗り物オタクの監督の一面がのぞきます。飛行機、バイク、オリエント急行まで! オリエント急行の厨房のファイトシーンでは、情けない表情のポール・ダノを守りながら、キャメロンまでもが戦います。

180823_knightandday-FSPBD1208_SB_S6.jpg

やれることはすべてやる、トム・クルーズのこの感じがすごい。

どうしてこの映画がそんなに好きなんだろう…‥と、ぼ~~~っと考えたことがあるのですが。。。
キャメロン・ディアスが、がんばっているのにいつも足手まといになるアメリカンガールを好演していて、そんな彼女を不愉快に思いながら、だんだん心をほどいていくタフな男というこの男女の構図がすごくKIM的に好みなんだろう、といったん結論を出しました。
奥目で彫りの深いトム・クルーズですが、ぎらりとしたワニ顔が、キャメロンのドジや失態で番狂わせになって、突然困った表情になる、その雰囲気がとってもコメディセンスあふれてるな~と感じるのです。結果も行動もヒーローなのに、その番狂わせへの対応は全然ヒーローっぽくない。まっすぐに驚き、困り果て、助けなきゃ!とシンプルに助ける。でも救い方や、救った後のセリフは洒脱です。以前もドライブインシアターの記事で書きましたが、「With me, not with me」というセリフをトム・クルーズが叫ぶシーンがあります。「俺と一緒にいれば助かる確率はこれくらい! 一緒じゃなければこれくらい下がるぞ!」と、手のひらを上下に動かして言います。
ラストシーンで、キャメロンがまったく同じセリフを言います。しかし意味はこうです。「私と一緒にいれば幸せに生きられる確率はこれくらい! 一緒じゃなければこれくらい虚しいわよ」。洒落のきいた男女の会話って本当に素敵です。アクション映画でもあるんですよね、そういうセリフが語られるシーンが。

180823_knightandday-FSPBD1208_SB_S2.jpg

なんでこの人壊れないんだろう‥‥という表情のキャメロン。

ちなみに私はその後、今作のBlu-rayを購入しました。

180823_knightandday-FSPBD1208_SB_J.jpg

『ナイト&デイ』 
●監督/ジェームズ・マンゴールド 
●出演/トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ 
●2010年、アメリカ映画 
●本編109分 
●<エキサイティング・バージョン>Blu-ray¥2,571 販売・発売:20世紀フォックス ホーム エンタ-テイメント ジャパン
©2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment Japan LLC. All Rights Reserved.

RELATED CONTENTS

BRAND SPECIAL

    BRAND NEWS

      • NEW
      • WEEKLY RANKING
      SEE MORE

      RECOMMENDED

      WHAT'S NEW

      LATEST BLOG

      FIGARO Japon

      FIGARO Japon

      madame FIGARO.jpではサイトの最新情報をはじめ、雑誌「フィガロジャポン」最新号のご案内などの情報を毎月5日と20日にメールマガジンでお届けいたします。