齊藤工 活動寫眞館・捌 ベッキー。
「齊藤工 活動寫眞館」について
俳優、斎藤工。そして、映画監督、齊藤工。表舞台であらゆる「男」を演じ、裏方にまわり物語をクリエイトしていく。齊藤工がいま見つめるものとは、何か。彼自身がシャッターを切り、選び出す。モノクロームの世界に広がる、「愛」を公開していきます。
「撮影で一緒になり、写真を撮らせていただきました」と、齊藤から数枚のポートレートが送られてきた。そこに映っていたのは、いままでに見たことのない表情のベッキーだった。憂いがあり、静かで、不思議な力強さが宿っている。そんなベッキーの姿が、2018年2月20日発売のフィガロジャポン4月号に掲載されている。
「太陽みたいな普段の彼女と、芝居に入った時のあまりにも役柄の芯を食った佇まいに恐れ入った」と語る齊藤。とある映画作品で共演をすることとなったと言う。相反するベッキーの要素、そのハイコントラストな対比に魅力を嗅ぎとった。「これから我々は、女優・ベッキーのスペックに慄くことになる。本当に素晴らしい演者さんだと思います」と、熱く語る。
一体どんな映画なのだろうか。今作の公開はまだ先だという。セット裏、本番前の姿のベッキーの後ろ姿。彼女の表情は、すでに“役”に入った状態なのか否か。のぞいてみたくなる。
テレビ、映画、CM、雑誌などで活動。フジテレビ「あいのり:Asian Journey」「LOVE or NOT♪」、スカパー!「FULL CHORUS ~音楽は、フルコーラス~」などのレギュラー番組を持つ。4月より、BSジャパンのドラマ「くノ一忍法帖 蛍火」にて初の時代劇の主演を務める。
TAKUMI SAITOH
移動映画館プロジェクト「cinéma bird」主宰。映画監督作に『半分ノ世界』(2015年・国際エミー賞ノミネート)。国内外の映画祭にて作品賞、監督賞、俳優賞等、現在6冠を獲得した初長編監督作『blank13』が現在公開中。