【篠原ともえ連載 vol.1】 "これからの私"をつくる。
TOMOE SHINOHARA MAKING
みなさんこんにちは、篠原ともえです。
本日より新連載が始まり、タイトルにイラストレーションを手描きで描いてみました。ここでは“つくること”をテーマに私好みのクリエイションをご紹介していきます。
芸能活動25年目となる2020年、これまで続けてきたデザインのお仕事をブラッシュアップするため、アートディレクターであり夫の池澤樹とクリエイティブスタジオを立ち上げました。夫と入籍したのは去年。デザインやアートが好きなのが共通しているので、新しいクリエイティブを発信しながらも、つくることを学べる会社にしていきたい。会社の名前は「STUDEO」(ストゥディオ)、ラテン語で“学ぶ”という意味。名刺、封筒、ポストカードといったオフィスツールも揃えて、新しいスタートです。
ロゴと会社ツールは夫がデザイン。封筒を開けるときに会社ロゴが見えるようになっていて、シンプルだけどおもしろい。ありそうでなかった小さなアイデアに、私たちは気持ちが反応したりする。考え・作り・届けることをこれからもずっと続けたい。いまは渋谷ヒカリエで7月開催予定の衣装展示の製作をしたり、集中できるクリエイティブに励んでいます。
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去年の1年間は充電期間と決めてアート、ファッションの勉強をしていました。20年ぶりに母校の文化服装学院(現:文化学園)に通い縫製を学び直したり、美術館をひたすら巡ったり……。
刺激を受けたのはモロッコ・マラケシュの、イヴ サンローランミュージアム! これまでのアイコニックなモードコレクションやデッザンの原画、POPでハイセンスなイラストレーションは心で線をなぞるように見入った。
いまは世界中が不安の中ではあるけれど、また素晴らしい芸術の集まる街でクリエイションを見て楽しめる日を心から願っています。ミュージアムで買ったTシャツのように「ART MAKES YOU HAPPY」! アートを見たり感じることって、元気な気持ちをもらえますよね。
去年からイラストレーターとしてフィガロジャポンにて「石井ゆかりの星占い」の挿絵のイラストも担当させていただいてます。今後はドローイングやペインティング作品の製作工程や、会いたいデザイナーさんとの対談だったりもご紹介していきたいと思っておりますので、どうぞお楽しみに。今月から篠原ともえの公式インスタグラム(@tomoe_shinohara)もスタートしたのでチェックしてみてくださいね。
1995年歌手デビュー。文化女子大学(現・文化学園)短期大学部服装学科デザイン専攻卒。歌手・ナレーター・女優活動を通じ、映画やドラマ、舞台、CMなどさまざまな分野で活躍。現在はイラストレーター、テキスタイルデザイナーなどさまざまな企業ブランドとコラボレーションするほか、衣装デザイナーとしても松任谷由実コンサートツアー、嵐ドームコンサートやアーティストのステージ・ジャケット衣装を多数手がける。2020年、アートディレクター・池澤樹と共にクリエイティブスタジオ「STUDEO」を設立。
篠原ともえ公式サイト:www.tomoeshinohara.net
公式インスタグラム:www.instagram.com/tomoe_shinohara/
texte et photos : TOMOE SHINOHARA, photo : SAYUKI INOUE (portrait), coiffure et maquillage : YOKO YOSHIKAWA (portrait)