Longing for Paris Vintage-Lover Mio Imada: The Essence of Parisienne Rsprit in Life and Style.

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今田美桜とヴィンテージの密やかな共犯関係。

ヴィンテージを巧みに取り入れ、自分だけの「好き」や「こだわり」を表現するパリジェンヌのおしゃれ。
ヴィンテージをこよなく愛する今田美桜が、パリジェンヌの心をモダンに着こなす。

仕立てのいいトレンチコートはジャージーパンツとそこから覗く素肌をアクセサリーに。ヴィンテージの魅力は「出合い」だと今田美桜。「訪れた土地の思い出でクローゼットが彩られていくのが好きなんです」。

コート¥682,000/ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン) 肩に掛けたニット¥52,800/カカン ヴィンテージパンツ¥9,350/ジャンティーク

「実際に街を歩くと、パリのファッションの定義は厳密にはないと気付きます。好きを追求して自由に楽しむ、その姿勢に惹かれています」。ヴィンテージブランケットをスカートのように纏う。大切なのはルールではなく心地いい自分でいられるかどうか。

ドレス¥51,700/アワーレガシー(エドストローム オフィス) 腰に巻いたブランケット(参考商品)/アヤ ヤマナカ

My Secret Closet, a Tapestry Colored with Memories.

パリジェンヌのリトルブラックドレスのようにエターナルな魅力が詰まった一着。時を超えて巡る相棒は、白シャツを覗かせて小粋に刷新。「かつて誰かが愛着を持っていたものに袖を通す。着心地も心も優しく包まれる感覚があります」。

イッセイミヤケのヴィンテージドレス(参考商品)/ライラ トウキョウ グローブ付きヴィンテージトップ¥66,000/ジャンティーク

詩的に揺れるフリルのケープに身を任せ、「私自身こだわりがあるほう。けれど、流れることで辿り着くおもしろさもあると思っています」と、今田。ミニマルな装いにデコラティブな一点を添え、軽やかな風を運ぶ。

ヴィンテージシルクケープ¥132,000/即興/SOKKYOU ボディスーツ¥176,000、パンツ¥247,500、シューズ¥133,100(すべて予定価格)/以上ミュウミュウ(ミュウミュウ クライアントサービス)

「可愛いもハンサムも好き」という今田のスタイルに共鳴するフレンチレースのショーツとテーラードジャケットの組み合わせ。相反する要素を相思相愛な関係にする戦略的なミックスマッチ。

メンズのジャケット¥166,000/ルメール(エドストロームオフィス) パンのブラトップ¥11,000/エディット フォー ルル(ベイクルーズ カスタマーサポート) ヴィンテージカットソー¥6,090、ヴィンテージパンツ¥4,410/ともにジャンヌ バレ

Interview

パリジェンヌが持つ自由で自立した精神を、自身も好きなヴィンテージスタイルで披露してくれた今田美桜。フィガロジャポン ウェブサイトでは、彼女のたおやかな強さを感じたインタビューのロングバージョンをお届け。

ヴィンテージショップ巡りを含め、パリを何度か訪れている今田さん。パリで見るの好きな景色はありますか?

カフェのテラスで人々が楽しそうに過ごしている姿が好きです。携帯ではなく、互いに目を見てお喋りをして、目の前にいる人やその時間を大切に思う気持ちが素敵だなと思います。ファッションも、パリの街を初めて歩いた時に「こういう格好もしていいんだ!」と思ったのを覚えています。ルールに縛られずに、みんなが自由に自分の好きなものを着ている感じがしました。自立し、お互いの個性を認め合う空気が、パリで生きる人たちには根付いているように思いました。

生活する中で「これだけは譲れない!」というこだわりはありますか?

こだわりというよりは、嫌だと思うこと、自分が心地良くないことはなるべく選ばないようにしているかもしれません。自分の中にあるものと一致する部分がないと、それを馴染ませるのに時間がかかってしまって、結果いいものが生まれないと思うんです。流されていたほうが面白いと思うこともありますし、譲れないところは譲らない。そのバランスが自分のこだわりなのかもしれません。

年齢を重ねる上で、いまと変わらずに大切にしたい思いはありますか?

「変わらないね」と言っていただくこともあり、私自身も昔と比べて変わっていないと思うのですが、年齢を重ねれば重ねるほど、「変わらないと」と迷うこともあります。けれど、これからも変わらずに大切にしたいのは、楽しく、幸せでありたいという気持ち。せっかくこのお仕事をしているので、私を見て楽しそうだなと思ってもらいたい。それが、元気になるとか、勇気をもらえるとか、そういう気持ちに繋がっていくと嬉しいです。

今田美桜/Mio Imada
1997年生まれ、福岡県出身。2022年に映画『東京リベンジャーズ』で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。放送中のNHK 連続テレビ小説「あんぱん」ではヒロインの朝田のぶ役を演じる。パリとヴィンテージ好きという情報を聞き、フィガロジャポンへの初登場が実現した。

問い合わせ先

アヤ ヤマナカ info@ayayamanaka.com
エドストロームオフィス 03-6427-5901
カカン  kakan@kakanars.com
ジャンティーク 03-5704-8188
ジャンヌ バレ 03-3464-7612
ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070
即興/SOKKYOU 03-6304-9421
ベイクルーズ カスタマーサポート 0120-301-457
ミュウミュウ クライアントサービス 0120-451-993
ライラ トウキョウ info@laila-tokio.com

photography: Kazuhei Kimura
styling: Tomoko Kojima
hair: Waka Adachi (eight peace)
makeup: Aiko Tokashiki
cooperation: Hotel the Manhattan

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