石井ゆかりの星占い
おとめ座|10/5 – 10/11

Horoscope

受け止めたり、咀嚼したりするプロセスに光が当たっています。
何かを「自分のものにする」ために、手間と時間が必要になる時です。
昨今、情報やコンテンツに触れることを「インプットする」という表現があります。
これはコンピュータシステムの用語を人間の学習や成長に当てはめたものだと思います。
現代の生成AIのようなシステムはさておき、従来型のデータベースを基礎としたシステムでは、人間のような「忘却」はありませんし、インプットしたものが欠けたり歪んだりして記憶されるということもありません。
「インプット」と「アウトプット」は、人間に当てはめるとかなりズレた部分を含む表現だと思います。
むしろ、人間の知的・精神的活動は、「外部から食物のように身体に入れ、噛み砕いて消化し、一部は血や肉になり、ほかは排泄される」というイメージに近いのではないかと思います。

咀嚼や消化には絶対的な時間がかかります。
この時期の貴方が、外部から受け取るさまざまなものも、それを「自分のもの」にするのに一定の時間がかかるようです。
よく、幸福な出来事が起こった人が「まだ実感がありません」とコメントしますが、そこから「実感が出てくる」までの時間にあたるのが、今週のような時間なのではないかと思います。

石井 ゆかり

ライター

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆。120万部を超えた『12星座シリーズ』の増補版(すみれ書房刊)、『星栞 2026年の星占い(星座別12冊 )』(幻冬舎コミックス刊)も発売中。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。