ファンタジーを自由に繰り広げた、シャルル・ドゥ・ヴィルモラン。

Paris

7月のパリ・オートクチュール・ウィーク中、「Chales de Vilmorin(シャルル・ドゥ・ヴィルモラン)」は初めてショー形式でオートクチュールコレクションを発表した。2020年4月、23歳で自己のブランドを設立した彼は、すぐさまロシャスのクリエイティブ・ディレクターに迎えられ、2022年春夏コレクションから2023~24年秋冬コレクションまでを手がけ、今年4月に2年の契約期間を終了。今回のコレクションは、ほかのブランドではなく、自身の名を冠したコレクションらしく存分に彼特有のファンタジーを満載した感があった。彼が手描きする幻想的なプリントも交え、オートクチュールには珍しくユニセックスである。

7月3日、シャルル・ドゥ・ヴィルモランがパリで2023年秋冬オートクチュール・コレクションのショーを開催した。photos:Dominique Maitre

最初は白。モデルの頭上に白鳥のオブジェがのり、繊細なシフォンが軽やかに揺れて……。ついで赤などの色やプリントが登場し、最後が黒のシリーズという3部構成。全体にシンプルなラインのドレスが多い中、クチュールらしいビーズのフリンジが揺れ、ボリュームあふれる黒のルックはブルーやグリーンなどのサテン地が袖の中で鮮やかに輝いていた。白鳥と馬のバトル、勢いと恐れ、プレッシャーの下の自由。シャルルがこう書き記したコレクション。エモーションあふれるショーで、モデルとしてランウェイを歩いたイネス・ドゥ・ラ・フレサンジュには大きな拍手がわきあがった。

photos:Dominique Maitre

editing: Mariko Omura

この記事の元URL: https://madamefigaro.jp/paris/230819-charles-de-vilmorin.html