パリ 3月のマルシェ『"Pâquesのサラダ" 春野菜のミルフィーユ』

パリのマルシェとレシピ。

なんて素敵なマルシェなんだろう! 振り返るたび、遠くに白く輝くサクレクール寺院が見える。

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ここは、パリ18区モンマルトルの麓。
メトロAnvers(アンヴェール)の側に、毎週金曜日の午後3時頃から開かれる夕市です。
ゴキゲンで歩いていたら、この界隈に住む友人達にばったり。これは運がいい! 早速、案内をしてもらいました。

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最初に紹介してくれたのは、ノルマンディからの牡蠣屋さん。
オーナーが特別にこのスタンドの秘密を見せてくれました。裏に止めてあるトラックの中の生け簀には元気なオマールや蟹が。こういうスタンドは稀だそう。

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こうして、全て活きています!

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友人行きつけのチーズ屋さん。
このマルシェの名物おじさんがフランス中央部アンドル県から持って来たヤギのチーズは、自分達で大切に育てているヤギの乳を搾って、伝統的なやり方で手造りしたもの。ヤギの餌にもこだわって、家の畑で採れた穀物や干し草を与えています。
チーズを覆ってるのは青かびかと思えば、灰をまぶしたものだそう。

寒さのせいか、つい肉屋さんに目がいってしまいます。

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ここの鶏、ソーセージなどのグリルは焼き色も良くて美味しそう! さすが鳥屋さん、大鍋に入ってるのは砂肝の煮込み。

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この夕市には、買ってすぐ夕飯に出来るように、オーブンに入れて焼くだけに準備されたものが豊富。こちらは、羊や七面鳥のミートローフにベーコンを飾ったもの。

さて、八百屋さんも充実しています。

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こちらのスタンドは、17区バチニョールのBioマルシェにも出店している人達。感じよく良心的です。

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昔からのお得意さん、またボボも多い界隈です。Salsifis/サルシフィ(西洋ごぼう)も立派なものです。後ろにある "Shiitake"は、もうパリの食卓でもお馴染みになりつつあります。

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温暖なスペインから来る空豆、斜め後ろのアーティチョーク(西洋アザミ)は、これからが旬。友人が「これが、おいしいの!」と、おすすめの砂付きにんじんは、ランド県の砂地で栽培された特産品。

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今日、楽しく買い物したのは、こんな野菜達。

フランスの祭日Pâques(復活祭)をイメージしたサラダを作りました。
復活祭はキリスト教の大切な祝日。たまごは、"誕生、復活、善意"を示すシンボルだそう。
色鮮やかな春野菜とたまごの黄色に、春の訪れを感じてワクワクしてきます。

■春野菜のミルフィーユ

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材料4人分
☆野菜A
新じゃがいも 200g
ブロッコリー 1/2個
グリーンピース 200g
芽キャベツ 100g
ロマネスコ(または、カリフラワー) 1/2個
空豆 200g

☆野菜B
葉野菜(マーシュ、ルッコラやベビーリーフ) ひとつかみ
アルファルファ ひとつかみ
固ゆで卵 1個
うずらの茹で卵 2個


オリーヴ油 適量
レモン汁 適量
塩 適量

1.大きめの鍋に水と塩をひとつかみ入れ、新じゃがをゆでる。柔らかくなったら引き揚げて、皮を剥く。
2.同じ鍋で、一口大に切り分けた残りの☆野菜Aをゆでていく(ゆで加減はお好みで)。ゆであがったものを網などで引き揚げて水に晒し、ザルに上げて水気を切っておく。
3.ゆで卵を、白身と黄身に分けて裏ごし(又は、細かくみじん切り)。
4.大きめのガラス器を用意して、彩り良く野菜を重ねていく。最後に☆野菜B=葉野菜をのせて、真ん中にアルファルファを敷いてウズラ卵を。その周りに、裏ごした2色の卵を交互に飾って、できあがり。

お皿に取り分けてから、味付けは上等のオリーヴオイルと塩やレモン汁で。

復活祭は、ノエルと同じく家族と一緒に過ごす大切な日。
ちょっとフランス風に、週末、家族と一緒にこんな雰囲気を味わってみてください。

美味しく楽しく食べて、私達も"復活"いたしましょう!!

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