北国のおせち2019

パリのマルシェとレシピ。

寒中お見舞い申し上げます。
遅ればせながら、みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年の”自己流なんちゃっておせち”には毎年のごとく、北海道の父の野菜や乾物、地元の山や海の幸、親戚からの到来物、パリからの食材などなど30品ほど入れてみました。

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写真は3人前ですが、元旦の朝は今年も家族が10人揃ってもりもりと頂きました。
それが本当に当り前ではなく”有難い奇跡のようなこと”だというのを年々実感しています。

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(左上から時計回りに)①我が家の伝統・牛乳羊羹②干し柿③カボチャのきんとんと栗の甘露煮④甘さほんのり豆腐の伊達巻⑤車海老と枝豆の寒天寄せをのせた鶏の松風はクルミとゴールドレーズンを入れて白味噌で味付け⑥紅白なますにラディッシュといくらをあしらったもの⑦たたきごぼうはゴマの代わりにピスタチオを擂って若草色に⑧金柑のブランディ―煮⑨地元鶏のファルシー、中には干しアンズ、レーズンとノワゼット入り。マデラ酒でマリネしてから照り焼き風に⑩うずら卵を薄切り豚肉で巻き、仕上げにバルサミコ酢と醤油をからめて⑪紅白の鯛かまぼこ⑫自家製梅酢で染めたうずら卵のピクルス。

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①アワビの酒蒸し②ミニ昆布巻き③北海タコのマリネにゆずとケッパーたっぷり④ホタテ貝の燻製⑤ゆず酢に鮭の焼き浸し⑥黒豆⑦毛ガニ⑧タラバガニ⑨車海老の酒いり。

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(左上から時計回りに)①大根で包んだメカブ、ポン酢をスポイトに②カラフルトマトのスパイス入りピクルス③キンピラ④炒ったノワゼット、くこの実とゴマを入れた田作り⑤酢蓮根とスモークサーモン⑥金の蛤皿には鯛の昆布〆とブロッコリーのスプラウト、金柑と雪大根を⑦竹猪口の中はいくらの醤油漬け⑧青大根とトビッコ⑨数の子⑩山で採ってきた筍入りのうま煮。

いろいろと欲張って盛り付けてみましたが、おせちには常備菜やアペロに、お酒に合うものが沢山ありますね。たとえば、ミニ昆布巻きは多めに作って小分けにして冷凍し、つまみの他煮物に加える。黒豆も同様に冷凍しておくと、冬の疲れに効きますよ!

身体が喜ぶものを美味しくいただきながら、また一年どうか無事に過ごせますように……

SACHIYO HARADA
料理クリエイター

長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業 適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理 教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。2016年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
Instagram : @haradasachiyo

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