名残のトマト。
パリのマルシェとレシピ。
パリは肌寒く秋雨が続いています。
そんな中「今年は、これが最後」という露地物のトマトを見つけました。
陰陽にしたがって季節のものだけを食すマクロビ的には、食べ納めとなります。

トマトをいただく時の、お約束は"絶対に冷蔵庫に入れないこと"。
私は、いつもテーブルに飾って、めでながら「おいしくなってね」なんて話しかけて、熟すのを待つ。そして、赤い色で目からも元気をもらう。
そういえば、還暦のお祝いに赤いものを身に着けるのは、"魔除け"や"赤ちゃんに還る"という意味の他に、"衰えてきた体に、赤い色の持つパワーを貰って元気になる"という作用もあるとか。
数年前から、Tomate ancienne(トマト・アンシアン)と呼ばれる古い品種のトマトも出回るようになってきました。色、形も様々で、眺めているだけで楽しい気分。
日本のものに比べると味が濃厚な感じです。

トマトを味わう一番シンプルで好きな食べ方は、ブルスケッタ。
カリッと焼いたパンに、にんにくを擦りつけ、もしくはそのままで、刻んだトマトとバジル、おろしたにんにく、上質な塩とオリーブで和えた物をのせただけ。これがあると、アペリティフが進む進む。

ボリュームが欲しい時は、バゲットを横半分に切って、軽くグリルすると香ばしく、中がもっちり。厚めに切ったモッツアレラに刻んだバジルをのせて、ハムを添えれば、簡単なランチに。

過ぎ行く季節を惜しみながらも、マルシェに出てきたキノコや栗など、秋の美味しいものにワクワクとしてきました。

