春が来た
パリのマルシェとレシピ。
"自分の住んでいる土地から100km以内で作られているものを食べよう!"という動きが、近頃、フランスでも高まりつつあるようです。まさに、マクロビオティックでいう"地産地消"ですね。
パリから南に40km、GAECという村で野菜を作っている農家の元気なおばちゃん2人が、オーベルカンフのマルシェに週2回、野菜を売りに来ています。
「あたしゃ、写真は苦手だよぉ~~!」と、うれし恥ずかし大テレ・・・
寒いけど、おばちゃんたちは、早朝から元気いっぱい
ここの野菜は露地物中心なので、その日に畑で採れるものだけ(なので、夏が旬のトマトや茄子は、もちろん、まだ有りません)。
春の気配を感じると、毎年必ずここに買いに行くのは、Pissenlit(たんぽぽ)です。
新鮮なたんぽぽ
春の山菜のえぐ味・苦味は、体を若返らせるといいますが、昔からこういうものを食べて、自然にデトックスをする考えがあったのでしょう。90歳で亡くなった北海道の祖母が、20歳は若く見えたのは、ふきのとう、わらび、蕗、たらの芽などの山菜をよく食べていたせいでは?と思っています。
魚屋の前を通ったら、早々と生きたざりがにが出ていたので、塩茹でして、金柑と一緒にサラダにしました。ドレッシングは、グレープシールドオイルと金柑の果汁をひと絞り、海の塩をふりかけて。
友人から貰った、NYの50年代のお皿に盛ってみました
友人の家では、たんぽぽの上に細かく切ったベーコンをカリカリに焼いたものと、ゆで卵を刻んで散らし、ワイン・ヴィネガーとオリーブオイルで和えたものを頂きましたが、それも美味しかった。
日本だと、できれば露地物の辛味のあるルッコラやクレソンで作ってみてください。
この日買った野菜は、春キャベツ、ブレット、タンポポとアンディーヴ
パリも少しずつ春めいて来たので、マルシェを回って春野菜を見つけるのが楽しくなって来ました。
マルシェ・ポパンクール
メトロ:oberkampf
火曜・金曜 朝9時〜13時