いぬパリ

蚤の市とダルメシアン

いぬパリ

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こんにちは、吉田パンダです。最近庭のある家に引っ越したのですが、はっきり言って庭、舐めてました、すいません。種まけば野菜とかできるよね?と軽く考えてました。農家の皆さんごめんなさい。そもそも雑草なんなの? 根がほとんど木みたいなんですけど。すっかり三日坊主ですが、『今月の買ってよかった物』はツルハシです。ツルハシすごい、どんな土にも負けません。ツルハシ最強説について、お時間をいただければもう少し語りますが、そろそろいぬパリへ、、。

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秋晴れのとある週末、久しぶりにクリニャンクールの蚤の市へと足を運びました。

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ナンバーワンよりオンリーワン。蚤の市の楽しみのひとつは「いま、これが流行ってますよ! これが素敵ですよ」というマーケティングに惑わされることなく、自分で探せるということではないでしょうか。そう、つまり蚤の市は自分探しなんです←ちがう。

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また、レトロなものの魅力は「物語」だとも思っています。新品とは違う、そのテーブル(例)が過ごしてきた時間をそこに見出すというか、、。いいこともあった、悪いこともあった、でも大丈夫、僕らがこうして出会ったんだから。幸せになろうね、テーブルさん←早く犬の写真載せてください。

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「呼んだ?」

そうそう、今日は蚤の市で出会ったダルメシアンのご紹介でした。

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「だいぶ待ちくたびれたわ、、レトロどうでもいいし、、」

おすわり嫌だわー、という顔でフレームに収まっているのはダルメシアンのブランカさん、12歳。

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「まあ、そう言わずに。はい、撮るよー」

飼い主のミカエルさんは最高の笑顔をくれるんですけど、ブランカおばあちゃん、やる気なし、、、。ブランカが、初めて飼った犬なんだというミカエルさん。恋人のようにラブラブです。

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はい、フィガロのいぬパリに載るんだから、おすわりだよ、じっとして!とミカエルさんに言われても、、、

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「解せぬ、、」

「いや、ブランカさん、12歳とは思えない毛艶ですよ。ちょっとこっち向いてくれるかな?」

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「もうイヤなんじゃあーー」

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優しいけど自分は曲げない、エレガントなブランカおばあちゃん。いつもギャラリーに常駐です。クリニャンクールを訪ねた際は、覗いてみてください。次回も引き続き、蚤の市からお届けします。どうぞお楽しみに。

Galerie Jacques Lafon – Michael Vosseler

MARCHE SERPENTE
Alee 5 Stand 19
93400 Saint Ouen

吉田パンダ

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida

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