
安くて美味しい、いぬパリ食堂
いぬパリ
こんにちは、吉田パンダです。
今回の「いぬパリ」は、皆さんをパリの美味しいビストロにご招待。

LE BISTROT PAUL BERT
18 rue Paul Bert 75011 Paris
Tel : 01 43 72 24 01
ビストロって何でしょう。定義が難しそうですが、僕にとっての『ビストロ』は
「安くて、美味しくて、毎日でも食べたくなる料理を出す食堂」です。言ってみれば、
小粋な定食屋...。

それが、簡単に見つかりそうで見つからない。
今ビストロと呼ばれるレストランで夕食をとると、だいたいムニュ(前菜+メイン+デザート)が
32-38euroくらいではないでしょうか。それに飲み物、コーヒーをつけて50-60euroくらいかな。
うーん、自分で書いておいて何ですけど高くないか。でも毎日6000円の夕食を食べられるかと言えば、
やっぱりちょっと無理があるような...。
星つきレストランは言うに及ばず、高くて美味しいのは当たり前。
僕が行きたいのは、毎日でも食べられるくらい安くて、且つ粋で美味しいレストラン...←無茶です。

「安くて、美味しい」をパリで両立させようとすれば、結局お昼しかなくなってしまいます。
他にエスニックという手もあるけど...。ともあれ、そんな安くて美味しいビストロのお昼や、パリの
B級グルメを折りに触れ紹介することにしました(突然ですが)。

話はちょっと逸れますが、僕を食道楽の道に引き込んだのは、今は亡き大谷浩己さんという食ライターの方です。10年ほど前になりますがボルドーワインの取材で知り合った後、GQという雑誌でパリの日本人シェフを取り上げる記事をご一緒させて頂きました。大谷さんと出会って食を撮り始める前までは、フォン・ド・ヴォーってひとつの食べ物だと思っていたくらいなんですが、それからは東京でもパリでも食事をご一緒させて頂くようになって、料理への考え方がずいぶんと変わりました。仕事でもビストロから三ツ星まで撮るようになったわけですが、大谷さんからは「旨い不味いは自腹で食べてこそ」と言われていたことを思い出します。
というわけで、「いぬパリお昼シリーズ」はもちろん自腹です(笑)。

こちらは子供メニュー(ハンバーグ)を美味しく食べるルテシアちゃん。
その後ろには「今日の昼メニュー」があります。前菜、メイン、デザートで18euroと
驚異的な安さです(しかも旨い)。
早速18euroのムニュを頼みましょう。
(夜のムニュは36euro)

前菜はharicot-platのサラダ、パルメザンチーズ添え。
この野菜を日本語で何て言ったらいいのかわからないんですけど、巨大な絹さやみたいなものです(いい加減)。何てことはないサラダなんですが素材がいいので、シンプルな旨さが引き立ちます。
ボリュームも多過ぎず、日本人にはちょうどいいのも嬉しい(自分基準)。

メインはPaleron roti au jus, puree maison牛肩ロース肉のロースト、肉汁とエシャロットのソース、自家製マッシュポテトを添えて。これ一品で他だったら18euroとられそうなくらいの味とボリュームです。惜しみない感じがいかにもなビストロ料理。ソースも抜群に美味しいです。

デザートはile flottante(浮き島)。クレーム・アングレーズの上に雪のようなメレンゲが浮いています。
口溶け軽く、クリームも甘過ぎず美味。ちなみにパリ・ブレストやババ・オ・ラムなどクラシックなデザートがここのスペシャリテです。

「ちょっと飼い主飼い主、ちなみに、わちもおいしいオニクを待ってますよ!」
うんうん。あとで干しアナゴあげるから、もうちょっと待っててな。

以上、安くて美味しいパリのビストロでした。ここがウチの近くにあれば間違いなく通っています。
僕にとってはパリのビストロそのものです。しかもこのビストロがある通りは他にも美味しいお店が軒を連ねるので、パリに来た際はぜひビストロ聖地巡礼をしてみて下さい。

同じ通りにあるLa Pâtisserie by Cyril Lignac前で出会ったジャック・ラッセル・テリア。
ここのお菓子はイートインできませんが、ここまで買いにくる価値があります。併せておすすめ。
http://www.lapatisseriebycyrillignac.com/
次回のいぬパリもビストロ、、かどうかわかりませんが、どうぞお楽しみに!
今回の「いぬパリ」は、皆さんをパリの美味しいビストロにご招待。

LE BISTROT PAUL BERT
18 rue Paul Bert 75011 Paris
Tel : 01 43 72 24 01
ビストロって何でしょう。定義が難しそうですが、僕にとっての『ビストロ』は
「安くて、美味しくて、毎日でも食べたくなる料理を出す食堂」です。言ってみれば、
小粋な定食屋...。

それが、簡単に見つかりそうで見つからない。
今ビストロと呼ばれるレストランで夕食をとると、だいたいムニュ(前菜+メイン+デザート)が
32-38euroくらいではないでしょうか。それに飲み物、コーヒーをつけて50-60euroくらいかな。
うーん、自分で書いておいて何ですけど高くないか。でも毎日6000円の夕食を食べられるかと言えば、
やっぱりちょっと無理があるような...。
星つきレストランは言うに及ばず、高くて美味しいのは当たり前。
僕が行きたいのは、毎日でも食べられるくらい安くて、且つ粋で美味しいレストラン...←無茶です。

「安くて、美味しい」をパリで両立させようとすれば、結局お昼しかなくなってしまいます。
他にエスニックという手もあるけど...。ともあれ、そんな安くて美味しいビストロのお昼や、パリの
B級グルメを折りに触れ紹介することにしました(突然ですが)。

話はちょっと逸れますが、僕を食道楽の道に引き込んだのは、今は亡き大谷浩己さんという食ライターの方です。10年ほど前になりますがボルドーワインの取材で知り合った後、GQという雑誌でパリの日本人シェフを取り上げる記事をご一緒させて頂きました。大谷さんと出会って食を撮り始める前までは、フォン・ド・ヴォーってひとつの食べ物だと思っていたくらいなんですが、それからは東京でもパリでも食事をご一緒させて頂くようになって、料理への考え方がずいぶんと変わりました。仕事でもビストロから三ツ星まで撮るようになったわけですが、大谷さんからは「旨い不味いは自腹で食べてこそ」と言われていたことを思い出します。
というわけで、「いぬパリお昼シリーズ」はもちろん自腹です(笑)。

こちらは子供メニュー(ハンバーグ)を美味しく食べるルテシアちゃん。
その後ろには「今日の昼メニュー」があります。前菜、メイン、デザートで18euroと
驚異的な安さです(しかも旨い)。
早速18euroのムニュを頼みましょう。
(夜のムニュは36euro)

前菜はharicot-platのサラダ、パルメザンチーズ添え。
この野菜を日本語で何て言ったらいいのかわからないんですけど、巨大な絹さやみたいなものです(いい加減)。何てことはないサラダなんですが素材がいいので、シンプルな旨さが引き立ちます。
ボリュームも多過ぎず、日本人にはちょうどいいのも嬉しい(自分基準)。

メインはPaleron roti au jus, puree maison牛肩ロース肉のロースト、肉汁とエシャロットのソース、自家製マッシュポテトを添えて。これ一品で他だったら18euroとられそうなくらいの味とボリュームです。惜しみない感じがいかにもなビストロ料理。ソースも抜群に美味しいです。

デザートはile flottante(浮き島)。クレーム・アングレーズの上に雪のようなメレンゲが浮いています。
口溶け軽く、クリームも甘過ぎず美味。ちなみにパリ・ブレストやババ・オ・ラムなどクラシックなデザートがここのスペシャリテです。

「ちょっと飼い主飼い主、ちなみに、わちもおいしいオニクを待ってますよ!」
うんうん。あとで干しアナゴあげるから、もうちょっと待っててな。

以上、安くて美味しいパリのビストロでした。ここがウチの近くにあれば間違いなく通っています。
僕にとってはパリのビストロそのものです。しかもこのビストロがある通りは他にも美味しいお店が軒を連ねるので、パリに来た際はぜひビストロ聖地巡礼をしてみて下さい。

同じ通りにあるLa Pâtisserie by Cyril Lignac前で出会ったジャック・ラッセル・テリア。
ここのお菓子はイートインできませんが、ここまで買いにくる価値があります。併せておすすめ。
http://www.lapatisseriebycyrillignac.com/
次回のいぬパリもビストロ、、かどうかわかりませんが、どうぞお楽しみに!


