パリ最高のバゲットが朝食。オテル・レオポルドに泊まろう。

PARIS DECO

地下鉄の最寄駅はラスパイユあるいはヴァヴァン。モンパルナス地区にこの夏にオープンしたHotel Leopold(オテル・レオポルド)は、チャーミングなインテリアの4ツ星プティ・ホテルだ。カルティエ現代美術館に行くのも徒歩で、という立地もうれしいが、このホテル、2018年度のバゲット・グランプリに輝いたBoulangerie 2M(215, boulevard Raspail 75014)が近く、朝食にはこのベーカリーの名物バゲットを味わえるのだ。

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歩道の広いラスパイユ大通りに面したオテル・レオポルド。20世紀初頭の雰囲気を醸し出すガラス屋根が目印だ。

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朝食(13ユーロ)で、Boulangerie 2Mのドゥミセル・バターのバゲットに舌鼓。バゲット大賞の受賞者は1年間エリゼ宮にも納入するのが習わし。ということは、大統領もここのパンを食べていたに違いない。

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このホテル、かつてオテル・ドゥ・ラ・ペ・モンパルナスという名前だったが、オーナーが変わった際にオテル・レオポルドに改名した。モンパルナスに20世紀初頭に集まった芸術家たちと有名な親交のあったオーストラリア人アートコレクター、ルドルフ・レオポルドから名前を拝借したという。20世紀初頭の花柄モチーフがあふれるアールヌーボー調にまとめられた内装に大改装され、まるで当時のブルジョアの家庭にお邪魔している、といった気分が味わえるホテルとなった。

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レセプションに飾られたルドルフ・レオポルドの肖像画に迎えられる。朝食室まで続くカウンターは、メタル部分に浮き彫りで絵が描かれている。このホテルのためのクレール・ドニョンによるオリジナルだ。

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アーツ&クラフトの代表者、ウィリアム・モリスの世界が1階に広がる。ライトや花器などでモダンタッチがプラスされている。

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House of Hackneyの壁紙がクラシックモダンな雰囲気を演出する、レセプションから客室への廊下。

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スイート3室を含め合計40室からなるホテル全館のインテリアを担当したのは、ラファエルとベネディクトという女性デュオのBR Designだ。1階のレセプション&朝食ルームについては、ウィリアム・モリスによるモチーフの壁紙やクッションでまとめられている。フェミニンで洗練された雰囲気の中で快適に迎えられるフロアだ。プライベート空間にふたりが選んだのは、モリスにインスパイアされたHouse of Hackneyによる大胆な色合わせの現代的なフラワーモチーフの壁紙である。部屋によってモチーフが異なるので、ここを定宿にしてさまざまなタイプの部屋を試してみたくなる。なお、BR Designは客室のために、一部の鏡やデスクなどもデザインしたそうだ。

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客室はオフシーズンで106ユーロ〜。家族5名が一緒に滞在できるファミリールーム(27平米)もある。

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スイートルームのサロンの一角に、静かなコーナーが。

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バスルーム。白でまとめられ、モチーフが遊ぶベッドルームとコントラストをなしている。

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ラスパイユ駅を出ると魚のレストランLe Ducの左手に、有名なカンパーニュ・プルミエール31番地の建物が眺められる。BR Designはこの建築物からもホテルのインテリアのインスピレーションを得たそうだ。

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ホテルから遠くないラスパイユ大通り216番地には、ヘレナ・ルビンスタインが建築させ、暮らしていたアールデコの建物がいまも残っている。

Hotel Leopold
225, boulevard Raspail 75014 Paris
tel:01 43 20 35 82
www.leopoldhotelparis.com
大村真理子 Mariko Omura
madameFIGARO.jpコントリビューティング・エディター
東京の出版社で女性誌の編集に携わった後、1990年に渡仏。フリーエディターとして活動した後、「フィガロジャポン」パリ支局長を務める。主な著書は『とっておきパリ左岸ガイド』(玉村豊男氏と共著/中央公論社刊)、『パリ・オペラ座バレエ物語』(CCCメディアハウス刊)。

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