Parisienne file.vol.22 シリエル・ルブルトン/スタイリスト、女優、モデル
夏は、カラフルなヴィンテージプリントを着こなしたい!
パリジェンヌファイル
パリジェンヌと言えば、プティ・ローヴ・ノワールに代表されるような黒をシックに着こなすイメージ。
でも、リバティやストライプ、グラフィカルなどカラフルなプリントもオリジナリティたっぷりに着こなします。
「特に毎年この季節になると、太陽の光りの下でワントーンだと寂しげに感じてしまうから、思い切り鮮やかなプリントを着たくなるんです」
プラチナブロンドのシュートヘアがチャーミングなシリエル。
普段のメイクはマスカラだけなので、色白の肌とヘアカラーとの相性がいいカラフルなスタイリングを楽しむことが多いそうです。
「先日、実家のクローゼットで眠っていた1970年代のプリントシャツを見つけたの。曾祖母が愛用していたもので、大切に保存されていたから状態がとてもいいんです。当時の服は、プリーツ使いや小さなボタンなどにも凝っていて、クチュールの香りがするメイド・イン・フランスなところもお気に入りです」
鮮やかでレトロなプリント柄をモダンに。
【ヴィンテージのカシュクール】
曾祖母が愛用していたメイド・イン・フランスのトップスは、カシュクールタイプ。「今日みたいにレザーのミニスカートとあわせたり、デニムにも好相性なんです」
【色合いがキュートなブルゾン】
パリのヴィンテージショップでひと目惚れしたカラフルなブルゾンタイプは、なんと1ユーロだったそう。「コンディションがよくて、自分好みのものに出合えるから、ヴィンテージショップ巡りが大好き!」
【80'Sなレトロ柄ジャケット】
これも曾祖母のクローゼットから見つけたもの。「広めのショルダーラインやショート丈のスペンサージャケットは、80'Sのレトロな感覚が気に入っています」
【バカンス気分のフラワープリント】
ダイナミックな花柄のシャツの裾を結んで、お腹をちら見せ。ひと足先にバカンス気分を取り入れたスタイルが完成です。
スタイリスト、女優、モデル
パリうまれの28歳。大学で文学を専攻した後、演劇コースに進み、舞台を中心に女優、またモデルとして活躍。2年前からスタイリストも兼業し、フランス大手百貨店や、グランメゾンの広告も手掛けている。
photos:MANABU MATSUNAGA, réalisation:HIROKO SUZUKI