“繊細でシンプルな一粒が、
集まれば壮大な煌めきに”

先駆的なバランス感覚。それは、TWICE MOMOと日本が誇るジュエラー、タサキを繋ぐ共通のコード。グローバルガールズグループのメンバーとして掴んだ夢を大きなものにしてきたMOMO。タサキもまた、エターナルな真珠の魅力を独自の美意識で育みながら、アイコニックな「バランス」シリーズをはじめ、革新的なクリエイションで人々を魅了してきた。

「落ち込む時はとことん落ち込みますが、切り替えが早いタイプ。そのバランスが心身ともに健やかにいられる理由」と、MOMOは自分の性格を分析する。「思っていることが顔に出やすいタイプなので、さーたん（メンバーのSANA）にもよく『何かあった?』と声をかけられて（笑）。けれどそこで話をしたら、全部吹っ切れてしまうんです」とも。

自分の機嫌は自分でとる。カラッと晴れた表情の奥にあるのは、力強い意志が宿る眼差し。多くの変化を受け入れながらも、心を切り替えるスイッチが彼女自身をさらに強くしてきた。一方で、デビュー以来変わらずに大切にしているものは「デビューから何年も経ちましたが、メンバーやファンのみなさんへの感謝の気持ちは変わりません」。ファンとの親密な交流は彼女の大きな魅力のひとつだ。

「ファンのみなさんとは常に友人のような関係でいたいと思っているんです。SNSにアップする写真や発言に対して、私が思っている以上に喜んでくれたり、幸せと言ってくれたり……。だからこそ、みなさんの前ではありのままの私でいて、その姿を愛してもらいたいと思っています。愛をいただける分、私はコンサートでエネルギーに変えて、それ以上のお返しをしたいと活動しています」

今年70周年を迎えるタサキとは、変わらない価値観を大切に育むその美学で共鳴し合う。「タサキのパールを身につけて撮影するのは2回目。受け継がれる歴史とクラフトマンシップを感じて、今日はもっとパールに興味が湧きました」と話すMOMO。今回の撮影で纏ったのは、タサキのアニバーサリーイヤーを祝う「バランス」シリーズの新作。直線かつ平面のバーの上にパールを端正に並べたミニマルなデザインは、タサキのアイコニックな名品だ。

「今回はモノトーンの服にジュエリーを纏ったので、パールのホワイトが美しく映えて素敵。プライベートだとよく身に着けるキャスケットも、撮影ではなかなか被る機会がないのでフレッシュな一面をお見せできたと思います」

クラシックなパールを先進的なセンスで刷新してきたタサキと、自らの夢を大きくし、夢を与える存在となったMOMO。時代をリードし、ムーブメントを起こしてきた二者の存在を確実なものにしたのは、飽くなき精神。

「小さい頃から夢を叶えるためにたくさんの挑戦をしてきましたが、失敗やうまくいかないこともありました。けれど、どんな時も諦めなかったことがいまの人生に繋がっていると思います」

選択が必要な時に大切にするのは自分の直感、と語りつつ、「ただ、迷うこともあります。そんな時はメンバーや姉を頼ります。身近なことではSNSでどの写真を一枚目にあげるかどうか。相談した姉からは『結局、違う写真があがってるやん』と、突っ込まれることもあるのですが（笑）」。揺るがない精神を持ち、変化に対応するしなやかさを持つ。その絶妙なバランス感覚がMOMOのたおやかな強さを形作る。

2023年からはグループのほか、日本人メンバーのMINA、SANAとともにMISAMOとしての活動をスタート。真珠層が年月をかけて重なり優美なパールとなるように、自らを磨き、輝きを増幅させてきたMOMOが考える美しさとはどんなものだろうか。

「自然体でいること。誰かを真似することも大事だと思いますが、自分らしさを忘れずに幸せに笑っている人が美しいと思います」

美のメソッドを聞くと「寝る前に半身浴をして汗を流します。デビューした時から『これを頑張ったらおいしいものを食べよう！』と思いながら活動しているので、食べることも大好き（笑）。最近もお休みでタイ旅行に行ったのですが、空芯菜炒めやパッタイ、トムヤムクンを思いきり食べました！　もともと私はガリガリなタイプでもないのですが、いまの健康的な身体が個人的に好み。自分が好きでいられる自分であることを大切にしたいと思っています」

撮影を振り返り「一粒一粒は繊細でシンプルですが、集まると壮大な輝きを放つ」と、パールが敷き詰められたチョーカーとブレスレットが特に印象に残ったと話すMOMO。これからの未来に期待していることを聞くと「TWICEのメンバーはずっと一緒にいる家族以上の存在。そのメンバーたちと、これからも健康で幸せに過ごしたい」という答えが返ってきた。MOMOという個の煌めきをさらに輝かせるTWICEという存在。支え合うそのバランスが、これからも真珠のような永遠の輝きを持つのだろう。