作り置きOK! パーティーのおもてなしにぴったり
「長ネギの白ワイン煮」
ホームパーティレシピ 2015.12.08
11月に入り、街のクリスマスモードに背中を押され、我が家もクリスマスグッズを出しました。まずは豆電球の飾り付け。クリスマスソングをかけながら気持ちを盛り上げます。フラワーアーティストである母はリース作製に奮闘中。生のもみの木を使うので、森のアロマが部屋中に漂ってきます。目を閉じて深呼吸したくなる香りです。
気分が上がってきたので、今年のクリスマスディナーをどうしようか思案中。火を使った料理を並べると、テーブルが茶色一色になりがちなので、野菜を使ってテーブルがカラフルになるようメニューを組むように心掛けています。
長ネギを白ワインでクタクタに煮たマリネ(今回ご紹介レシピ)、人参ラペとオレンジのサラダ、プチトマトのサラダ、きのこマリネ、ポテトサラダに茹でたロマネスコを楊枝を使って刺した、ミニクリスマスツリーを作ろうかと考え中。これらのレシピは前日に準備出来るので当日慌てなくて済むことや、野菜の色を活かしてテーブルを華やかにしたり、野菜そのものの形を活かせるのがポイントです。
作り込むのではなく、出来るだけ引き算をして、野菜の形や色を活かすなど、シンプルに作り上げたいのが私流。肩の力を抜いて楽しめるパーティを目指したいな、と思っています。
煮込み料理とオーブン料理をメニューに組み込むようにしています。煮込み料理は前日に作っておいて、当日温め直せばいいだけだし、ひとつでも温かい食事があるとホッとするものです。こちらのサイトでご紹介している豚肩ロースの赤ワイン煮込み・シャンピニョンソースは、身近な材料を順番に入れていくだけで作れる上、見栄えが良くておすすめです。
オーブン料理は、オーブンで焼き上げている間に他の作業ができるのが良いところ。今年はチキンの丸焼きにするか、サツマイモのグラタンにするか迷い中。
ワインやチーズ、クリスマスケーキはちょっとゲストにお願いしてみようかな。一人で頑張り過ぎず全員に協力してもらって、みんなで作り上げたパーティにした方が楽しそうです。
チーズは、フランス産モンドールを検討中。期間限定で生産され、寒い時期にしか手に入らないチーズですトロトロに柔らかいのでスプーンですくっていただきます。クセも少なく、クリーミーで濃厚なおいしさ。チーズが苦手な方でも食べ易いチーズだと思います。
さて。今回は、今が旬の長ネギを使った「長ネギの白ワイン煮」をご紹介です。白ワインで煮て、すし酢でマリネしたら完成。長ネギの甘みを十分に引き出したトロトロでおいしい一品です。お料理教室でも好評のお墨付きレシピ。クリスマスにもお正月にも是非作っていただけたら嬉しいです。
★長ネギの白ワイン煮★
【材料】(4〜6人分)
長ネギ 2本
ローリエ 1枚
白ワイン 200〜300cc
マリネ液:
すし酢 大さじ2
サラダオイル 大さじ3
塩 ひとつまみ
白こしょう 適量
飾り用:
ピンクペッパー 適量
パセリの刻み 適量
1. 長ネギを2cmに等分する。包丁で軽く差し込み、味を染み込み易くする。
2. お鍋にネギを敷き白ワイン(ネギが被る程度)とローリエを入れ、蓋をしないでコトコトと優しい火加減で煮る。
3. 2を途中で何度かひっくり返しワインがほとんど蒸発したらマリネ液を加える。火を止め全体を絡め、そのまま置いておく。
4. 粗熱がとれたらお皿に盛りピンクペッパーとパセリの刻みで飾り付けをして完成。
【ポイント】
前日から作っておけるレシピです。
ワインの量は目安です。ネギが浸かる程度まで入れてください。
仕上がった長ネギのマリネに白子のバターソテーを添えたりアンキモを重ねてもおいしいです。
太めのネギを選ぶとおいしいです。下仁田ネギを使うと、ネギの甘みとトロリとした食感をより楽しめます。
ネギの青い部分も少し残し、一緒に料理すると、見栄えがします(写真参照)。
白ワインは、ソーヴィニョンブランがおすすめです。
Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5