METガラの豪華なドレスに隠された、世界最高峰のジュエリー。
※この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する
「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。
データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
今年も毎年恒例の華やかなファッションイベント「メットガラ」が5月4日から5日にかけてニューヨークで開催され、多くのセレブが集結した。社交界の年間行事の中でも特に重要なこのイベントに過去登場した数々の豪華で特別なジュエリーを振り返る。

5月の第1週月曜日。それはアメリカで最大級のファッションイベントのひとつ、メットガラの日を意味する。1948年以降のほぼ毎年、選ばれたセレブが、指定されたテーマに沿って工夫を凝らした装いでニューヨークのメトロポリタン美術館Metropolitan Museum of Artの階段を上ってきた。人々の記憶に残るのは主にオーダーメイドドレス、そして過激度が増す一方のスーツだが、ハイジュエリーの名品も登場している。ファッションとカルチャーの世界のビッグネームが集うこのイベントで、サイズや価格、希少性で話題になってきたジュエリーを振り返ってみよう。このイベントでのルールはただひとつ、人々の度肝を抜くことだ。
独創性と過剰さを競うイベントなだけに、あっと驚くような逸品が登場する。2025年5月に開催された前回のメットガラでは、インドの大富豪の娘で自身も実業家であるイーシャ・アンバニが、昔インド王族のために制作された歴史的なジュエリーをまとい、レッドカーペットを華やかに彩った。カルティエのデザインに着想を得たネックレスで、総計480カラット超のダイヤモンドをあしらった中央には80カラットの大粒ダイヤモンドが輝いている。推定価格は1億ドル以上。これまでのところメットガラ史上最も高価なジュエリーだ。
記録破りの連続
他にもまだある。「メットガラの女王」の異名を取るリアーナは大胆なマタニティルックや恋人との登場だけでなく、豪奢なジュエリーでも注目されてきた。2023年には、推定2500万ドルのダイヤモンドとパールの豪華なブルガリのネックレスに、スザンヌ・ベルペロンのハイジュエリーフラワーイヤリングを合わせていた。
巨大なダイヤモンドという点ではデュア・リパも負けていない。2023年、ティファニーの新作ダイヤモンドで登場した。これは同ブランドの「ルシダ・スター」ネックレスに100カラットを超えるクッションカットダイヤモンドをセットしたもので、1878年にティファニーの創業者、チャールズ・ルイス・ティファニーが入手した伝説的な「ティファニー ダイヤモンド」へのオマージュとも言える作品。ティファニー ダイヤモンドは、映画『ティファニーで朝食を』の宣伝用にオードリー・ヘップバーンが着用したことで知られている。
メットガラ史上、最も高価なジュエリーたち
巨大なカラーストーン
ダイヤモンド以上にレッドカーペットで存在感を放つのが、年々巨大化しているカラーストーンだ。2019年、ジェニファー・ロペスはラインストーンのウィッグをかぶり、129カラットのハリー・ウィストンのネックレスを着用した。中央にはバイオレットサファイアが輝き、定番のデザインながら強烈な印象を残した。
カラーストーンと言えばプリヤンカー・チョープラーを連想する。年々豪華なジュエリーで登場するからだ。ニック・ジョナスの妻が愛用するのはブルガリ。2023年の「ラグーナ・ブルーダイヤモンド」は11.6カラットのブルーダイヤモンドを使用したブルガリのネックレスで、推定価格は2500万ドル。2025年にはさらにパワーアップ、中央に240カラット超のエメラルドをあしらった、推定2000万ドル超のブルガリのネックレスを身につけてメトロポリタン美術館の階段を上った。
From madameFIGARO.fr
- text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr)