【2027年春夏コレクション】本質を守りながら進化する、2027年春夏ジョルジオ アルマーニ。
2026年9月27日(現地時間)、25年に死去したジョルジオ・アルマーニの姪、シルヴァーナが引き継ぐジョルジオ アルマーニのショーが開催された。白いタイルが敷かれ、中央にミラーボールが輝く空間にまず登場したのはジャケットのショルダーラインはシャープながら、ナチュラルなカラーリングでリラックスしたムードのルック。襟元には蝶のモチーフが輝く。

グラフィカルな幾何学模様、光沢のある素材、大胆にスリットが用いられたピースが見られ、1980年代ディスコシーンのムードも感じられる。




マントを羽織ったドラマティックなルックも。

今季は「進化」というキーワードを掲げたとおり、たとえばフィナーレの華やかなドレスにフラットシューズを合わせるなど、新鮮なバランスが揃っていた。

ただ、そうした変化はあくまでも「モードの帝王」が築き上げたスタイルを尊重したうえでのこと。シルヴァーナはアルマーニ氏のポートレートをプリントしクリスタルで刺繍したジャケットや、アルマーニ氏が1942年の初聖体拝領の際に着用したスーツから着想を得たルックなどでオマージュを捧げてもいる。


ヴェルサーチェを見事にいまの気分沿うイメージにアップデートしたダリオ・ヴィターレが、エンポリオ アルマーニのクリエイティブ・ディレクターを務めると共にジョルジオ アルマーニのアクセサリーを手がけるというニュースもある。偉大な帝王が残した遺産をどのようにさらに「進化」させていくのか、今後も楽しみにしたい。
- text: Itoi Kuriyama
- edit: フィガロジャポン編集部