パリ11月のマルシェ "休日のお愉しみはコンポート作り"  

パリのマルシェとレシピ。

パリは、冬時間が始まってから日暮れも早く、日に日に寒くなってきました。
今日は久々にバスチーユのマルシェへ。
広場からマルシェの左側を進んでいくと、いつものブルターニュの海鮮屋。

IMGP4312.JPG奥が賑やかだと思うと…いつの間にかオイスターバーができていました。

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北欧から観光にきたという、ゴキゲンな2人。やっぱり、フランスの牡蠣はおいしい!とご満悦。隣りには茹でたて熱々のオマールを頬張っている人が。

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店先の大きな牡蠣に目が止まる。Pied de Chevalピエ・ド・シュヴァル(馬の足)という名前で普通の牡蠣の4倍はあるでしょうか。見入っていると、年配のご夫婦が「これは普通に養殖されているものとは違って天然のものだよ」と。好きな食べ方を聞いてみると「生よりも、ベシャメルソースやフレッシュクリームをかけて、オーブンで”mi-cuit (ミ・キュイ)半生に焼いた方がおいしいよ!」ですと。

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さらに進むと、大きなイタリアのパルミジャーノチーズ!12月の東京の料理教室で使う材料の下見も兼ねて、いろいろと味見してみました。

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赤いベレー帽が素敵なマダム。ここのスペシャリテは、Savoieサボア、Juraジュラ、 Pay Basqueバスク地方のチーズとシャッキュトリーで、小さな生産者から直接仕入れの、こだわりの品々が並んでいます。

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大好きなRadis Marteauxラディ・マルトー が出てきました。瑞々しく柔らかいのでサラダもよし、ポトフに入れると早く煮あがってトロトロに!

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ライチ、パイナップル、マンゴーなど南の国から来るものは、こちらとは逆に真夏なので、今が旬。これは、Granadilla というコロンビア産のパッションフルーツ。これを料理やデザートに使うシェフも増えてきました。

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(手前)これもチリ産、親指サイズのミニアボカド。家で追熟させてから、サラダに入れると彩もきれい。

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セップ茸と入れ替わりにPied de Moutonピエ・ド・ムートンが出てくると本格的な冬の始まりです。

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ノルマンディーのスタンドには、りんご、シードル、 コンフィチュールなどの特産品が。

今日は小ぶりで可愛い、りんごを見つけたのでコンポートを作ってみました。

■『りんごとざくろジュースのコンポート』 
Compot de pomme à la grenade

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-材料(適量)

りんご(小サイズ)   10個
水      りんごの高さまで
砂糖          120g
レモン汁       大さじ1
ざくろ(又はクランベリー)ジュース 100㏄


1.鍋に皮を剥いたりんごを並べ、水、さとう、レモン汁を入れてから、クッキングシートを鍋の大きさに切って落とし蓋にする。
2.中火で5分ほど煮て弱火にし、りんごが煮えたら火からおろしてジュースを加えて冷ます。

 
お好みで更に砂糖を加えたり、赤ワインやシナモンスティックを入れて、アレンジしてください。
(余った煮汁は、Vin chaud(ホットワイン)に入れたり、冷凍してソルベにも)
温めても冷やしても美味しい、冬に食べたいデザートです。

次回は、これを使ったお菓子を、ご紹介します。

■Marché Bastille マルシェ・バスチーユ
Boulevard Richard Lenoir 75011 Paris
営)日・木 7時~14時30分
メトロ:1,5,8番線 Bastille 駅下車

*SAVE THE DATE-2017/12/16
今年もまた東京で“ノエル&新年-パリ風おもてなし”と題して料理教室を開催!

原田幸代料理教室
■日時:2017年12月16日(土)
昼の回:11時00分~14時00分
夜の回:17時00分~20時00分

■場所:AL Tokyo 2F kitchen studio
東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 2F
Tel : 03-5722-9799  www.al-tokyo.jp
▶▶詳細とお申し込みはこちらから。

 

*デモンストレーション開催@Paris
私がフランスで出版したVeggie本のデモンストレーション&試食会をパリで開催します。
ぜひ、お越しください!
本に関するお問い合せ先:日本の方はこちらへ、フランスからはこちらへ。

デモンストレーション詳細(2回)
■開催日:第1回11月25日(土) / 第2回12月2日(土)
■時間:12~18時
■場所:
-Concept shop Zwilling-Staub
12,BD de la Madeleine 75009 Paris      
http://www.zwilling-staub-france.com/concept-shop-zwilling-paris/

 

SACHIYO HARADA
料理クリエイター

長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業 適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理 教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。2016年春、ベジタリアン向けの料理本『LA CUISINE VEGETARIENNE』をフランス全土と海外県、ベルギー、スイス、イギリスなどのヨーロッパ各地で発売。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
Instagram : @haradasachiyo

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