春のサラダ。
パリのマルシェとレシピ。
おいしい物って、人と分かち合いたくなる。
ちょっと親しくなると、実に気軽に自分の家に招いたり、招かれたり・・・フランスでは、日本よりもはるかに、友人たちと家で食事をする機会が多いと思います。
「アぺロ(アペリティフ)でもどう?」と、人を呼んで、Apéro dînatoire(アぺロ・ディナトワー:アペリティフ風のディナー)というのも、数年前からの流行りです。
気の置けない友人達と集まる時には、いつも「ワインと何かツマミを一品持参!」と、持ち寄り形式で、テーブルには手作りの美味しいものがたくさん並び、自慢料理のレシピーや食材店の情報交換もできて、一層楽しい。
夏の食事会に友人が作ってくれたサラダが気に入って、その後、具や味付けを変えながら、何度も作っているのが、パイナップルのサラダです。
友人のレシピーは、大きめのサイコロ状に切った豆腐の上に、サーディン(水煮缶)、千切りにした人参、たっぷりの松の実、生のパイナップル、ゆずポン酢にゴマ油が香ばしいもの。
私の今日のバージョンは、豆腐の上に、ツナ缶、ピューラーで切った人参、ルッコラ、ぶどう、枝豆、炒ったピーナツにパイナップル。
ドレッシングには、ゆずの替わりにパイナップルを切った時に出た果汁と、レモン、醤油にナンプラーを少々、ゴマ油を入れたもの。
時々、クレソンを加えたり、茹でたイカやささみなど、いろいろな組み合わせを楽しんでいます。
最近、凝っているのが、アンディ―ヴと洋梨のサラダ。Tomme(トム:チーズ)と、くるみ、レーズンやクコの実を入れます。味付けは、オリーヴ・オイル、粒マスタード、レモン汁、しょうゆを少々。
春野菜の美味しい季節。マルシェに行って野菜を見るたびに、少しずつ初夏に向かってるのを感じてうれしくなります。