パリ便り、イタリア料理でノエルのごちそう その1

パリのマルシェとレシピ。

見覚えのある顔・・・どこかで、見たはず・・・
少し前の私の料理教室(10区:Fraîch'attitude)に参加した生徒さんのひとり、それは、数々の料理本を出し、雑誌でも人気のイタリア料理研究家Laura Zavanさんでした。

日本料理に興味深々、活発な質問、色々と話すうちに、気が合って、次回の彼女の教室に招待してくれました。

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北イタリア、ヴェニスに程近い、Trévise(トレヴィス)出身。
料理歴を尋ねると、子供の頃まで遡る。豊かな食材に恵まれた土地、大家族、飛びっきりグルメな家庭で育ってきた、筋金入りの食いしん坊。偉大な料理人である祖母と叔母のそばで、いつも一緒に料理をしてきた。16歳から10年ほど、しばしば料理教室に通い、腕を磨いた。

長くモードの仕事をしていたけれど、パリに出たのを機に、料理の世界へ。
レストランで働いた後、料理スタイリストに。今日では、本の出版、コンサルタント、料理教室・・・と多忙な日々を送る売れっ子さんです。

harada120105a.jpgLaura Zavanさんの本はAmazon.co.jpでも購入できます。

さて、教室の方は、みんなが揃って、ブリーフィングから始まります。

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"ノエルのアトリエ"というテーマの本日のメニュー

1.Focaccia aux olives et romarin(オリーブとローズマリーのフォカッチャ)
2.Salade de NOEL(ノエルのサラダ)
3.Lasagne maison aux légumes d'hiver(冬野菜のラザーニャ)
4. Pandoro gourmand aux fruits rouges(赤いフルーツのパンドーロ)

スローフードの元祖、イタリアでも料理ブーム。

"Bien être''(体に良いものを食べて、快適に過ごす)が大事、そして、シンプルなイタリア料理は、まず、質の良い材料を使うことが重要と話すLaura。

メニューの中、ラザーニャに使うリコッタ・チーズやパルミジャーノ、デザートに使うマスカルポーネなど、上質の乳製品が手に入るのは、イタリア乳業組合が経営する
"Copérative Latte Cisternino''
108,rue st-Maur 75011 Paris(他にも、パリに5店舗)

毎週木曜日に、産地から直送されるので、新鮮なチーズ、バッファローのモッツアレラなどが特にお薦めだそう。

デザートに使うノエルのケーキ、パンドーロは、
"Idea Vino"
88,Avenu Parmantier 75011 Paris

ここでは、ワインを中心に食材も多数。他には、ボンマルシェやギャラリー・ラファイエットの食品コーナーに良いものがある。

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今日は、夏に出版したピザの本の中から、フォカッチャを。
小麦粉は、ビオのもの。

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すべての材料を混ぜていきます。

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まとまってきたら、テーブルの上で、捏ねていきます。手間が掛かるけれど、やっぱり、その分、美味しい。

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肌が滑らかになってきたら、丸くまとめて、ラップをし、2倍くらいの大きさになるまで、発酵させます。

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生地が膨らんできたら、型に伸ばし、

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オリーブオイルを塗り、ローズマリーを散らす。

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焼き上がりは、ふっくら黄金色。いい香り!

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サラダに使うフヌイユ(ういきょう)とオレンジ。

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オレンジは、半分は果肉だけを取り出し、半分は絞ってジュースに。それを、鍋に入れ、中火で半量くらいになるまで煮詰めて、オリーブオイルと塩を加えて、ドレッシングに。薄切りにしたフヌイユと和える。酸味がまろやかになり濃縮されたオレンジとオリーブが良い感じで、とっても美味しい。

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皿に、カジキマグロの燻製(スモークサーモンでも)を敷いて、その上に和えたサラダをのせる。

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上に、ザクロの実、黒オリーブをのせて、出来上がり。
ザクロの赤が効いた、ノエルらしい華やかな一品です。

次回は、ラザーニャとデザート、そして、買い物風景をお伝えします。

お楽しみに!

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