Parisienne file.vol.38 ディアンヌ・シャトレ/オンラインショップオーナー
ビジューラバーなパリジェンヌの、お守りジュエリー。
パリジェンヌファイル
パリで暮らす、パリジェンヌたちのリアルなスタイルを紹介する連載、パリジェンヌファイル。今回は、アンティークショップのサイトを運営するディアンヌ・シャトレが登場。第2回は、愛するジュエリーコレクションを紹介。
アンティーク家具やインテリアオブジェのギャラリーショップ経営という仕事柄、身に纏うビジューも自然とアンティークが好みだというディアンヌ。
「誰かの人生に寄り添ったオブジェが時を経て私の手元に巡ってきたという運命の不思議さ。だからこそより愛情が湧いて、家族から譲り受けたモノと同じく大切に使い続けたいと思うの」
特に好きなのは20世紀初めのアールデコ様式で、シンプルでグラフィカルなフォルムのデザインのファンだという。
「婚約指輪もヴィンテージのアールデコをセレクトしたの。ダイヤモンドのピュアな輝きからは、フェミニンなパワーで元気をもらえるし、眺めているだけで癒やされる。私にとってお守りのような存在よ」
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身に着けて楽しむ、アンティークジュエリー。
4年前、2015年に結婚が決まってからいろいろと探したという婚約指輪は、リヨンのアンティークショップで購入した1930年のフランスのもの。エルメスのバングルはママからのプレセント。
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愛用している時計は1980年に発売されたカルティエのタンクで、パリのオークションで競り落としたもの。「フランスのサヴォワールフェールを感じられるオブジェが好き」
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プラチナの土台にダイヤモンドが飾られたアールデコのブローチもオークションで購入。ブローチだけでなく、髪飾りとしても愛用中。
1985年リヨン生まれ。リヨン第3大学で法律を専攻後、2012年パリのエコール・ド・ルーヴルで美術史を学ぶ。スイスの芸術団体、バイエラー財団のパリ支部でキャリアをスタートし、2017年アンティークショップのサイトImpossible Galleryをスタート。
Instagram:@diane.chatelet
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako
photos : YUSUKE KINAKA, réalisation : HIROKO SUZUKI