Parisienne file stayhome special/サシャ・フロック=ポリアコフ
カラフルな家で気分を上げて、パリジェンヌのおうち時間。
パリジェンヌファイル
今月のパリジェンヌファイルでは、4月に続き、これまでに登場してくれたパリジェンヌたちが登場。2回目のロックダウンのなか、彼女たちがどんな自宅時間を過ごしていたか聞きました。3人目は、vol.13で登場したアーティストのSacha Floch Poliakoff(サシャ・フロック=ポリアコフ)。
チェック柄クロスのうえには、世界各国で買い集めたデザインがすてきな本を並べてディスプレイ。アンティークの真鍮の燭台や季節の花でフェミニンなムードを添えて。
こだわりの自宅をブラッシュアップ!
サンジェルマンにある建物最上階の屋根裏部屋がサシャのアトリエ兼自宅。
螺旋階段を上がった突き当たりのドアを開けた瞬間、リズミカルな色の調和が目を愉しませてくれます。異国情緒あふれるエキゾティックな飾りものや、さまざまなデザインのアンティーク本、そしてクッションとテーブルクロスなどファブリックの多様なモチーフ使いetc...異なる趣向のオブジェなのにすんなりとシックになじんで。サシャのインテリアには、気分がハッピーになるアイデアがちりばめられています。
「祖父母の家は英国調のインテリアが多く、タータンチェックは子どもの頃から好きなテイスト。また古い本の表紙からインスパイアされることが多いから、旅先の本屋さんやアンティークショップで買ったたくさんの書籍を目に触れる場所に置いて、インテリアのアクセントにしています。自宅で過ごす時間が増えたいまは欠かさずにお花を飾るなど、自然のエネルギーと色のパワーで気分をアップするように心がけています」
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パンテールのブランケットをポイントにして、サテン素材の鮮やかなクッションを置いて、遊びのあるベッドまわり。イラストレーターの父の作品や家族写真などを壁いっぱいに飾ってアーティスティックな雰囲気を演出。
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このソファは、両親が愛用していたものと同じデザインを偶然ノルマンディのアンティークショップで見つけて購入。中華街で出合ったカラフルなドラゴンの刺繍入りやモノトーンなど、いろいろなテイストのクッションがアクセントに。
【サシャ・フロック=ポリアコフの過去記事はこちらから】
トレンチコートにパニエ、パリジェンヌに欠かせないもの。
英国調をアレンジ、パリジェンヌ秋のおしゃれ計画。
アートと暮らす、パリジェンヌのインテリア術。
パリ在住のスタイリスト、ライター、ファッションコンサルタント。日本でスタイリストとしてキャリアをスタートし、渡仏。その後、長年にわたり「フィガロジャポン」をはじめ、さまざまなメディアでモードや旅などの最新情報を届ける。Instagram : @suzukichako
réalisation : HIROKO SUZUKI